読書感想文:『怪盗探偵山猫』/著・神永学
今回、読んだ作品はこちら!
『怪盗探偵 山猫』著・神永学
八雲シリーズとリンクするらしく、
登場する警察官のさくらの先輩として、
電話越しではあるが後藤刑事が登場
振り回されているのか事件に巻き込んでいるのか、
そばに八雲がいて事件の捜査中らしかったが相川図だった
怪盗山猫はいつも爪痕を残さずに強盗を完遂させる
ただ犯行声明の文章を残して
だが、今回強盗殺人が起こり、山猫の犯行声明が残されていた
殺害された被害者が親交のある勝村にあてたメッセージの真意とは
裏でうごめく警察の闇とは
勝村もさくらも大きな思惑に巻き込まれたような感じだな
勝村は記憶力がすこぶるいいのに、その特技を応用しきれないのが残念だった
記憶力が良いのに事象と事象を結び付けられずにもったいないことをした
まぁライターがそんなに優秀だったら、
警察も探偵も顔がない
山猫はスパイだと言われるほど、
下準備、コネ、技術、冷静さなど様々なものを兼ね備えていた
読書感想文:『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理』/著・神永学
読書感想文『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数』/著・神永学
今回、読んだ作品はこちら!
『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数』著・神永学
これは八雲が晴香と出会う前、
大学に入学したばかりの1年生の時の話である
授業のレポートを提出するため、
八雲が助教授の研究室へ訪れた際に
室内にいた霊の指図の通りに置きっぱなしになっていたチェス盤の駒を動かした
それがきっかけで優秀だが変なキャラの助教授、御子柴に目をつけられることになった
チェスのルールが全く分からない八雲が、
ましては対局相手も知らない、対局の流れも知らないはずなのに、
対局を再現するように駒を動かしていたのだ
霊を視ることができない御子柴の興味を引き、
徹底的に自身の関心のままロジカルに追求する御子柴に八雲が振り回される
霊が視える八雲と、数学に通じたロジカルでくせつよ助教授御子柴が、
タッグを組んで事件を解き明かす物語になっている
晴香や後藤さんみたいな感情で動く人たちに振り回される八雲は見てきたが、
ロジカルな人物かつ自分本位なタイプに振り回される八雲を初めて見た
他人を寄せ付けようとしない八雲だが、
人によってきちんと対応できているし、扱い方も比較的すぐ理解できている
本編でも御子柴とチェスをする描写があったし、
記憶が曖昧だったが、八雲は御子柴のゼミに所属していたような...
本編では御子柴の登場はほとんどなかったため、
どんな人物か分からなかったし、
八雲との絡みも見れて面白い人だと思った
ただ、付き合わされる身としては面倒くさいこの上ないので、
その点では八雲に同情する
晴香も、本編より以前に
八雲との接点があったことが驚きだ
お互いが覚えているかは置いておいて
今回の事件の当事者に同じサークルの人たちが出ていたということで、
晴香の名前が何度も登場していたし、
別の事件のときには学祭のサークルの公演のチラシを配るシーンでは、
晴香が八雲にチラシを渡そうとして声をかけていた
(八雲は興味ないからと受け取らなかったが)
伏線というほどの出来事ではないが、
八雲と晴香が本編で本格的に交流が始まる前に接点があったことに
少し高揚感を抱いた
御子柴に振り回される場面はあったとはいえ、
ロジカルで冷静な御子柴とタッグを組んで事件に挑むことで、
八雲は御子柴の教えというか、己の事件への向き合い方を見直すことができた
元から感情的なタイプではないし、冷静な八雲であったが、
先入観を持たないことの重要さなどを改めて体得していた
大学の助教授と生徒という間柄ではあるのだが、
御子柴と八雲が師弟関係のようになっていて、
本編にはない新鮮な物語であった
読書感想文:『心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 沈黙の予言』/著・神永学
こんばんは
しばらく、正月からの自堕落な生活から抜け切れず、
読書から遠のいております
八雲シリーズの本編を読み終えてのロスと、
次は何を読もうという虚無感で、
積み本を読めばいいのに手が付けられず。
リハビリもかねて、
まだ読めれていなかった八雲シリーズの外伝を、
市立図書館で借りてきました
ただ自堕落な生活のせいか、
集中力がかつてないほど欠けていて、
これはアカンな、と若干の危機感を抱いています
さて、今回、読んだ作品はこちら!
『心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 沈黙の予言』著・神永学
本編の最終巻まで読んだあとなので、
美雪も両目の赤い男も出てこない、
八雲や晴香などの命が脅かされることがない展開に
平和な…というと語弊があるが、
(今作では死者も出ているので)
少し気の休まる巻となった
晴香の心配性というかほっとけない性分は相変わらずで、
その点でいうといつもの日常だな、と少し笑みがこぼれた
今作では予言という如何にも怪しい類が出てきて、
八雲とバチバチになるのが新鮮だった
そして小学校時代の同級生が出てきて、
いつもと違う八雲の様子もあった
別に特別な関係というわけではなく、
むしろ一度同じクラスになったことがあるだけで
そこまで親しいクラスメイトというわけではなかったのだが、
自身の過去を知っている人物の登場が嬉しいわけでもなく、
親しいわけでもないのに頼られるのもあまり良く思わなかったのだろう
晴香だったら頼まれたら断れない質だが、
八雲は厄介に思う性格だ
だが一心のお寺の檀家だということもあり、
最終的には断れずに相談に乗ることになった
なんだかんだ人が良いし、
一心やお世話になっている人には無碍にできないのだ
今回は、複数の狙いが絡み合い、
より事件を複雑化させた
いじめ、権力、様々な背景が絡み合った
質が悪いのは加害者が悪いという自覚がないことだ
それが露骨に出ていて、読んでいるこちらまであまり良い思いはしなかった
描写が上手いのもある
展開になんだか腑に落ちないというか
それぞれの思いや狙いが複雑に絡み合ってるからこそ、
今回の事件が複雑化した要因なのだが、
それぞれの爪が甘い、思いが中途半端なところ、
いじめの加害者だった人たちが、
罪の意識がないばかりか特に制裁がないのが少し気に食わなかった
死者が増えてほしい、というわけではないし、
他の件での加害者は死に追いやられているのだが、
いじめの加害者たちが
(怖い思いをした、という意味ではお仕置きにはなったのかもしれないが)
謝罪の思いもなくなぁなぁで終わってしまったのはなんだかなーと思ってしまった
読書感想文:『こちら鎌倉あやかし社務所保険窓口』/著・たかつじ楓
改めてあけましておめでとうございます
正月三が日も終え、
未だゆっくり過ごしております
昨年は八雲シリーズにハマって、
年末に本編を駆け込みで読み終え、
まさかの八雲ロスを体験することに。
昨年、八雲シリーズの続編の新シリーズが発売された、
ということで早速読みたいのは山々なのだが、
まだ市立図書館に入荷していない
八雲シリーズ本編は市立図書館にある文庫本を読んでいたので、
図書館に入っていないと読めないのだ
・・・買うか?しばし悩もう
その前にスピンオフを未だ読めていないので、
先にそちらを借りてきて読んだあとに決めたいと思う
そして新年一発目に読んだ作品はこちら!
『こちら鎌倉あやかし社務所保険窓口』著・たかつじ楓
本屋にて何か面白そうな本はないかとブラブラ探していたときに
見つけて即買いした本である
鎌倉の神社を舞台にしているのだが、
あやかしと保険???
珍しい組み合わせに思わず手に取った本だ
様々なあやかしが住まう鎌倉の地だが、
姿が見えるのは今回舞台になっている桜霞神社の神主とその娘の紗奈
今作は神主見習いの紗奈と神社が祀る天狐・白銀のタッグで進む
3年前に白銀と龍神が争った後、
社会労務士資格を持つ紗奈の父親がすべてのあやかしのために、
あやかしから霊力を毎月一定量を御神木に納め、
ケガや病気で霊力が弱まったときに御神木から霊力をもらう、という仕組みを作った
人間社会でいう健康保険だ
説得があったとはいえ、あやかしたちがその制度を受け入れたのは
古都鎌倉には穏便なあやかしが集まっているというが、
随分柔軟なあやかし世界だと思う
そして、紗奈は大学で保険を勉強し、
社労士事務所で勤務し経験を積み、
神社でのあやかし専門の保険窓口担当をしている
千年生きているという白銀は、
源頼朝と交流があり、頼朝との
「鎌倉のこの景色を守る」
という約束を守ってきた
白銀は、龍神との争いで他のあやかしから、
喧嘩っぱやい、怖いあやかしなのか恐れられていたが、
鎌倉の地を自分のものにしようとした龍神から鎌倉を守るために戦ったのだ
そんな白銀の真意や、あやかしたちのために奔走する紗奈が
あやかしの怖さを出しているのではなく、
ストーリー全体に優しさやほんわかさを出していた
あやかしというファンタジー要素に、
保険という現実的な要素が組み合わさったストーリーだが、
読んでいてほっこりする物語だった
2024年12月の読書記録
あけましておめでとうございます
昨年後半に読書活動を始め、
この読書ブログ、読書感想文ブログを始めました
文章が上手いとは思っておらず、
もっとしっかりとした構成も決めた方が
読んでくださる方も読みやすいのかな、と思いつつ、
本を読み終えた直後の新鮮な感想をぶちまける今のスタイルも
自分のやりたいことではあるのでどうしたものかと考えています
インプットとアウトプットは別物なので、
分けた方がベストなのかなとも思います
読み終えた直後のハイテンションのままの率直な感想を捨てたくはないです
読んだ本の良さ、面白さを伝えたい気持ちもあるので、
感想記事とは別に、
改めて読んだ作品を紹介する記事をリライトして書くのも手かなと思っています
それができる力量と余裕があれば、ですが
いや、やるんだという気持ちで取り組まないといけませんね
目標を立てて日々を過ごしていきたいと思います
そんな私ですが、2025年もよろしくお願いいたします。
さて、2024年12月はどんな本を読んだかというと。
①12月2日『心霊探偵八雲6』
八雲の叔父である一心が亡くなる衝撃の展開に
この作品でも涙した記憶があります
②12月4日『わたし、定時で帰ります。』
八雲シリーズの合間に違う作品にも手を出そうということで、
ドラマ化されていたのでタイトルは知っていたのですが、
内容を知らなかったこの作品が気になり読んでみました
③12月6日『新 謎解きはディナーのあとで』
過去シリーズは読んでいたのですが、
新シリーズはまだ読んでおらず思わず手に取って読んでいました
④12月8日『心霊探偵八雲 7 魂の行方』
⑤12月10日『ブラタモリ 7 』
⑥12月12日『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
⑦12月14日『心霊探偵八雲 8 失われた魂』
⑧12月15日『心霊探偵八雲 9 救いの魂』
⑨12月16日『心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹』
⑩12月18日『心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 祈りの柩』
⑪12月20日『心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 裁きの塔』
⑫12月21日『心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 亡霊の願い』
⑬12月22日『心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形』
⑭12月29日『心霊探偵八雲 10 魂の道標』
⑮12月30日『心霊探偵八雲 11 魂の代償』
⑯12月31日『心霊探偵八雲 12 魂の深淵』
以上、16冊でした
読書感想文:『心霊探偵八雲 12 魂の深淵』/著・神永学
大晦日ですな
この読書感想文のブログを始めて2か月ほど経ちました
心霊探偵八雲シリーズを読んだ
昔から熱中してのめり込んだら熱意がすごいと自負しているのだが、
忘却探偵もすべて読み終え、八雲シリーズ本編も本日読み終えた
外伝やANOTHER FILESは読んだが、
スピンオフの『青の呪い』や『INITIAL FILE』2作はまだ読んでいないので
そちらもちゃんと読むつもりだ
ハマって一気に読み進めたくて展開が気になりすぎて、
年末年始は少し読書のペースを落とすつもりだったが、
年を越すまで我慢できなかった
そして本日、紅白歌合戦を観ながら読み切ったのだ
今回、読んだ作品はこちら!
昨日読んだ前作では、
美雪のせいで晴香が川に落とされ、意識不明の重体になった
八雲、後藤さん、石井、真琴、奈緒、敦子、
晴香と出会った人たちは晴香の回復を何よりも願う
そしてみんな元気な状態で救えなかったことに後悔しきれないのだった
特に八雲は、美雪に
晴香の命を助ける代わりに目の前にいる無関係な少女の命を奪うか、
殺人を犯さず晴香を見殺しにするか、
の究極の2択を迫られ、迷いに迷い手を汚すことはできなかった
晴香のことはかけがえのない存在であることは自覚している
だが、今まで様々な死者の魂を視てきた八雲は、
人を殺すことは、無関係な人を殺すことはできなかった
作中で八雲と美雪は生まれ育ってきた境遇が似ているとされていた
美雪としては唯一共感してくれる立場である八雲だったが、
人を殺すことができない優しさを持っている八雲と美雪は明らかに違う
八雲も美雪のようになってもおかしくはなかっただろうが、
美雪との違いは一心や後藤さん、奈緒、そして晴香、今は亡き高岸先生、
八雲へ愛情を持ち、向き合い、心配してくれる人がいたからだ
美雪は木下産科医院を始め、今までの自身に関わる場所を八雲に辿らせることで、
生い立ちを知らしめてきた
そして晴香を重体に追いやった美雪を前に八雲は美雪を手にかけるかと思われた
実際にナイフを手に持ち刺すことはした
だが、晴香が八雲の前に現れ、八雲が命を奪うことを阻止した
晴香は意識が戻っておらず、医師から脳死判定を受ける直前だった
どうしても晴香は八雲を止めたいと願い、
真琴たちのもとへも魂の姿だけで回り八雲と止めてくれるよう願い、
八雲の元へも魂として現れたのだ
まだ死んではいなかったが、幽体離脱し魂の状態で各地の者たちの元を巡った
それだけ晴香の想いが強かったのだ
晴香の魂を目の当たりにし、
八雲は美雪のとどめを刺すことはしなかった
その後、八雲と美雪はもみ合いになり、
滝の上から落ち、(まるでホームズとモリアーティ教授のようだ)
美雪は死に八雲は三日間意識が戻らなかったが一命を取り留めた
死んだと思った晴香だったが、晴香も生き延びた
これから1人で八雲が生きていくと思って思わず泣いてしまったのに、
涙を返せと言いたい(笑)
良かったことではあるのだが。
これから先、2人がどんな関係を続けていくのか、
とても気になる
おとがきにて、
作者の神永学先生が続きの構想を思いついた、と言っていた
ぜひとも続きが気になるので書いてほしい!
今年は八雲シリーズと出会えたことがとても幸せだった
アニメ化や舞台化もされているので、
それらも見ていきたいと思う
来年もいろんな本を読んでいろんな作品に出会っていきた所存
だが、八雲ロスと向き合える自信がないのだが(笑)





