【三角比最後の問題】空間測量の解き方
三角比では公式を利用して塔の高さや
山の高さを求めるといった特殊な問題が出てきます。
このような問題は実際に
入試問題として出されています。
ですのでここを押さえておけば
試験で大いに役立つと思います!

今回の問題は主に正弦定理を使います。
また文末には√2=1.41のような事が書かれるので
これをヒントに計算する事ができます。
さっそく例題を解いてみましょう。
(例題)
下の図のような地面に垂直に立つ塔OCがある。

2点A,Bは同一水面上にありABの長さは50m。
∠CAO=45°,∠BAO=75°,∠ABO=60°のとき、
塔の高さOCは何mか。√6=2.45として
少数第一位を四捨五入して答えること。
まずは答えである高さを求める前に底辺の
角度と値を出す必要があります。
先に∠AOB、AOの長さを求めます。
(この2つが分からないと答えが出せない)
∠AOBは△AOBから∠OAB、∠OBAを引くと
角度が出せます。すると45°になります。
次は正弦定理を用いてAOの長さを出します。
AO/sin∠ABO=AB/sin∠AOBを計算し、
AO/sin60°=50/sin45°となります。
両辺にsin60°で割ると式AO=50sin60°/sin45°
=50×√3/2÷1/√2=25√6mになります。
これでAOの長さが分かったので
次は△OACに注目します。
どうやってAOの長さを使って塔の高さ(OC)を
出すのか疑問に思う人もいるかもしれません。

答えを出す方法が唯一あります。それは、
tanΘ=a/bの公式で求める事です!
△OACは直角三角形であるためこの公式が使えます
式を少し変えてOCを求める形にします。
するとOC=AOtan45°になり、計算すると
OC=25√6×1=25√6
問題文では√6=2.45として計算すると記述があるので
25√6×2.45=61.25
少数第一位を四捨五入すると61になります。
したがって塔の高さ(OC)は61mとなります!
お疲れ様です。今回はこれで終了です。
空間測量の解き方は正弦定理とtanΘの
知識があれば解ける問題ですので
今回分からなかった人は復習するようにしてください。
これで三角比の問題は終了しました。
最後まで見て下さった方、ありがとうございました!
【重要!】三角比を用いた体積の求め方
今までは平面の三角形を用いて
面積や角度、値を求めてきました。
しかし今回学ぶ立体系の問題は
これまで学んだ三角比の公式、正弦定理、
余弦定理などの知識が必要になります。
そのため難易度が高い問題になっており
解けると解けないでは大学入試で差が出ると思うので
進学したい人は必ず解けるようにしましょう。

まず、今回の体積を求めるのに必要な知識は
これまで学んだ三角比の公式はもちろん、
三角比を用いた面積の公式、体積(三角錐)の
公式を使う必要があります。
また、問題によっては体積を求めるのに
必要不可欠である垂線を三角比の公式を使って
作る必要があります。
これらの知識があれば解く事ができます!
さっそく例題を解いてみましょう。
下の図をご覧ください。

(例題)
直方体ABCD-EFGHにおいて、
AC=5,BC=3,∠ACB=30°の時、三角錐ABCFの
体積Vを求めること。
まずは△ABCを底面として計算しましょう。
そして辺BFを高さとして計算すれば
答えが出てきます!
(今回は高さが分かるので垂線を出す必要なし)
底面ABCの面積を三角比の公式を用いて出します。
1/2×1/2×5×3=15/4となります!
三角錐の体積は底面×高さ÷3で求められるので、
それぞれの値を代入していきます。
すると15/4×1×1/3=5/4となり、
三角錐ABCFの体積の答えは5/4になります!
これで問題が解けました。
お疲れ様です。
今回はこれで終了です。
今回解いた問題は先ほどにも言ったように
三角比の公式などの知識が必要になるので
もしうろ覚えな方、忘れた方はすぐ前のブログに
戻って復習するようにして下さい!
最後に問題を出して終わります。
分かった方はコメントお願いします!
(問題)
1辺の長さが2の正四面体ABCDにおいて、
辺BCの中点をM、∠AMD=Θのとき、
正四面体ABCDの体積を求めること。
ご覧頂きありがとうございました!
【実はもう一つある】三角形の面積の求め方
三角比を用いた三角形の面積の求め方は
sinΘを使って答えを出しますが実はもう一つ
面積を求める公式があります!
通常は余弦定理を使って角度を出してから
前回やった公式で求めるのですが、
今回の公式は角度を使わずに求める事ができます!
(余弦定理を使うのが面倒な人にはおすすめ)

面積の問題はたまにa=2,b=5,c=7といった
角度が分からないものが出てきます。
もちろんここから余弦定理を用いて計算し
角度を出して答えを出す事は可能です!
しかし公式を2回使って答えを求めるのは
少々手間が掛かるかもしれません。
そこで便利なのが
ヘロンの公式です!
ヘロンの公式は
S=√s(s-a)(s-b)(s-c)ただしs=a+b+c/2
となっており、これさえ覚えれば余弦定理、三角比を
使わずに面積を求めることができます!

では例題をといてみましょう。
(例題)
△ABCの面積Sを求めること。
a=13,b=7,c=8
ヘロンの公式を用いて解説します。
まずa,b,cを足して2で割るsの値を作ります。
計算するとsの値は14となります。
次にa,b,c,sの値を公式に代入して計算すれば
答えがだせます!
S=√14・(14-13)(14-7)(14-8)
S=√14・1・7・6となり、
有理化をすると答えは14√3になります!
これで面積を求める事ができました!

お疲れ様です。
今回はこれで終了です。
ヘロンの公式はもし忘れても余弦定理を
使って解く事が可能ですので問題ありません。
しかしスムーズに解きたい人は覚えて損は
ありませんのでぜひ頭に入れるようにしましょう!
最後に問題をだします。
分かった方はコメントで答えをお願いします!
(問題)
△ABCの問題を求めること。
a=8,b=7,c=5
ご覧頂きありがとうございました!
【超重要!】sinを用いた三角形の面積の求め方
中学までの三角形の面積の求め方は
底辺×高さ÷2で答えが出せました。
ですが三角比を用いた三角形の面積の求め方は
この方法は使えません。
ですので今回は新しく面積の公式を
覚えてもらう必要があります!

ではどうやって求める事ができるのか?
辺bc×sinA÷2で面積の答えが出せます!
(辺acならばsinB,辺abならばsinCで計算する)
従来とほぼ同じ形なのですぐ頭に入ると思います!
この公式さえ覚えてしまえば
三角比の面積問題はすぐ分かるので
絶対に覚えて帰って下さい!
注意点としてこの公式は角度の値が
必要なので余弦定理を先に使う可能性があります。
これらの事を踏まえた上で例題を
解いてみましょう。
(例題)
次の△ABCの面積Sを求めること。
a=8,c=3,B=60°
この場合はとても単純でそれぞれの値を
公式に当てはめて計算すれば答えが出せます
8×3×√3/2÷2を計算します。
すると答えは6√3になります!
余談ですが三角形を用いる時の三角比は必ず
sinΘで計算する必要があります。
cosΘ、tanΘを使うと当然ですが
負の値がでるため答えが出せません。

また今回用いた公式はsinA、辺aのような
同じ値は入らない事も頭に入れてください!
最後に復習として問題を出しますので
分かった方はコメントをお願いします!
(問題)
△ABCにおいて、a=4√2,b=5,c=7の時
次の値を求めること。
(1)cosA (2)sinA (3)△ABCの面積
今回はこれで終了です。
ご覧頂きありがとうございました!
【入試で出るかも】正弦定理と余弦定理を用いた問題
正弦定理と余弦定理では
それぞれ問題が異なっていましたが
今回は2つとも使わないと解けない問題を
解いていきます。
これが解ければ正弦定理と余弦定理
両方使いこなせている証になりますので
ぜひ解いてみましょう!

正弦定理と余弦定理両方を用いる問題は
一体どんな感じなのかピンとこないと思います。
例題を出すとこんな感じです。
(例題)
sinA:sinB:sinC=13:15:7の時、Aの角度を求める事
一見するとどこから解くべきなのか
全く分からない人もいると思います。
しかしこれは角度を求める余弦定理を
使う事によって答えを導き出せます!
今回はこの例題を使って解いていきます。
ヒントなしで自力で解くのはかなり難しいと
思うので解説を見る事をお勧めします。
まずは正弦定理を用いて値の比を出します。
半径をRとし公式を少し変えてsinA=a/2R,
sinB=b/2R,sinC=c/2Rとなります。
sinA:sinB:sinC=13:15:7を利用して、
a/2R:b/2R:c/2R=13:15:7となります。
aとbとcは共通して分母に2Rがついているので
それを取り除くとa:b:c=13:15:7となります。
これで値の比は出せました!

次にこの比率を利用します。
a:b:c=13:15:7よりa=13k,b=15k,c=7k
と表すことができます。
(13k:15k:7k=13:15:7の形になる)
そして角度を求める余弦定理を使います。
今回は正確な値が分からないので13k,15k,7kを
値として計算しましょう。
Aの角度を求めたいのでcosAの公式を使います
(15k)²+(7k)²-(13k)²/2・15k・7kとなり、
計算すると105k²/210k²になります。約分すると
1/2になり、A=60°が答えになります!
お疲れ様です!
今回はこれで終了です。
正弦定理と余弦定理を用いた問題は
今回のように自力で解くのがとても難しい
内容となっています。

ですので先ほどにも言ったように分からない場合は
解説をみてもう一度解く方法もありだと思います!
そして解き方が頭に入っているか確認しましょう!
ご覧頂きありがとうございました!
【超重要!】余弦定理を用いた角度を求める方法
これまでは正弦定理と余弦定理を用いて
鋭角、鈍角三角形の値を求めてきました。
しかし余弦定理では値を求めるだけでなく
角度を計る時にもよく使われるので
角度の求め方も必ず覚えるようにしましょう!
(正弦定理は角度は求められない)

直角三角形では三角比の角度の値を覚えれば
それで求める事ができましたが鋭角、鈍角三角形
ではさらに公式を用いる必要があるので分からないと
角度は絶対に求める事ができません。
角度を求める公式は余弦定理を
利用したものなので最低限余弦定理を
覚えていれば大丈夫です。
まず鋭角、鈍角三角形の角度を
求めるための公式を見てみましょう。
cosA=b²+c²-a²/2bc、cosB=c²+a²-b²/2ca、
cosC=a²+b²-c²/2abです。
この公式の形、なにか見覚えありませんか?
余弦定理a²=b²+c²-2bccosAをそのまま使って
cosA=〇の形に直しただけです。
cosAの部分を左辺に持ってきて、a²を右辺に
持ってきて両辺に2bcを割っただけなので
最低限余弦定理を覚えればこの公式が出せます。
(もちろん他の2つも出せる)

角度を求める公式を理解した上で
さっそく問題を解いてみましょう。
(問題)
a=13,b=7,c=15の時、Aを求めること。
この場合はcosA=b²+c²-a²/2bcの公式を
使って解きます。それぞれの値を代入すると
7²+15²-13²/2×7×15となり、1/2となります
cosA=1/2なので答えは60°です。
お疲れ様です!
今回はこれで終了です。
何度も言うように角度を求める公式は
余弦定理を用いているので最低限それさえ
覚えていれば公式を出すことができますが、
形だけでも覚えるようにしましょう。

復習として問題をだします。
分かった方はコメントでお願いします!
(問題)
a=3,b=√14,c=√15の時、Bを求めること。
以上です!
ご覧頂きありがとうございました!
【超重要!】余弦定理を正しく使うには
今回は正弦定理でやった時と同じで
余弦定理を用いて問題を解くブログ
となっています。
こちらも公式は覚えているが
使い方がいまいち分からない人向け
ですので必ず覚えるようにして下さい!
余弦定理、正弦定理の違いを理解できない
ままにしてしまうとこれらの定理を用いた
問題が解けないので
これだけは絶対に避けて下さい!
2つの公式をマスターすると鋭角、鈍角三角形を
解くのに必要な基礎知識はほぼ完成します!
ですので余弦定理も覚えてしまいましょう!

余弦定理の公式は覚えていると思うので
使う場面を理解すれば大丈夫です。
余弦定理は3つあり
a²=b²+c²-2bccosA
b²=c²+a²-2cacosB
c²=a²+b²-2abcosCでした。
またこれらの公式は
辺の長さが2つ判明している時や
角度が1つしかない時によく用いるので
必ず覚えて下さい!

これらの事を頭に入れた上で
問題を解いてみましょう。
(問題)
a=2√2,c=√6,B=150°の時、bを求める事。
この場合はb²=c²+a²-2cacosB
の公式を用いて計算します。
それぞれ値を代入すると
6+8-2×√6×2√2×(-√3/2)
これを計算すると26となります。
しかしこれはbを2乗した時の数なのでbの値を
求めるために√を付け加える必要があります。
よって答えは√26です。
お疲れ様です!
今回はこれで終了です。
何度も言っているように
今回の目的は正弦定理と余弦定理の
使い道、解き方を理解する事なので
どちらも覚えれば大丈夫です!

復習として問題を出します!
正弦定理、余弦定理どちらを使って
解くのか考えた上で問題に
取り組んでほしいです!
(問題)
(1)a=2√3,B=120°,C=15°の時、bを求める事
(2)a=10,b=5√2,C=45°の時、cを求める事。
分かった方、質問ある方は
コメントでお願いします!
ご覧頂きありがとうございました!