爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

副首都構想、熊本も立候補?知事が表明

日本維新の会が掲げている副首都構想ですが、なんと熊本も立候補と知事が語ったそうです。

kumanichi.com

東京一極集中は非常にリスクが高く、危惧される東京直下型地震ばかりでなく大規模水害、そして海外からの攻撃に対しても脆弱であり何かあれば首都機能麻痺というだけでなく日本という国自体も麻痺してしまう恐れが強いものです。

そのため、首都機能をできるだけ分割して東京に何かあっても国として動けるようにしておくのは当然のことです。

 

しかし維新の会が狙う大阪というのも危ういもので、南海トラフ地震では相当な被害があり得るばかりでなく、直下型地震の危険性もないわけではありません。

そもそも日本ではどこへ行っても地震をはじめ災害の被害がないところという場所はありません。

せめて同時に災害発生ということは避けるべきで、できるだけ東京から離れたところが良いのでしょう。

 

それにしても熊本というのはちょっと無理でしょう。

地震発生の衝撃はまだ記憶に新しいばかりでなく、まだ別の断層の地震発生の危険性も指摘されています。

なにより阿蘇山をはじめ多くの巨大火山が集中しており破局噴火(巨大カルデラ噴火)の場合は周辺すべてが火砕流に埋まる危険性もあります。

さらに昨夏には大規模水害が発生、市街の多くが水没しました。

まあ副首都に不向きという点では日本でもトップクラス(ボトムクラス?)でしょう。

 

それならばどこがいいのか。

おそらく日本国内には適地はないでしょう。

地震・火山噴火・暴風雨災害、そういったものに無縁という場所は日本にはありません。

いっそのこと国外に求めれば。

上記災害に無縁といえば、オーストラリア西部の砂漠地帯、カナダ北西部の極地といったところでしょうか。

もちろんそれらの地域を割譲とかいうとまとまりませんので、あくまでも日本政府出張所を置かせていただくといった条件にすればまとまらないこともないかも。

どうせほとんど無人地帯ですので相手国も潤うのではないでしょうか。

 

「独裁者を倒してやる」と称して他国を侵略するのは前例が多数。

トランプ政権がベネズエラに侵攻しマドゥロ大統領(正常な選挙で選ばれていないので大統領とも言えないとも言われますが)を拘束したのは、麻薬密輸などに関わっていたとされていますが、そこに存在するのが「独裁者を倒してやって、その国民を救うのだ」という口実です。

 

しかしこれまでの他国侵略もほとんどがそういった口実で行われてきました。

近い例ではアメリカのイラクフセイン体制打倒ですが、他にもアフガニスタン侵攻、さらにベトナム戦争もそういったことが言われました。

何と、大日本帝国の中国侵略も腐敗した中国政府から中国国民を救うということが宣伝されたそうです。

 

こういった人道介入の成功例はあるかとChatDPIに聞いてみたところ5例のみ挙げてきました。

 

一般に「成功したと主張される稀な人道介入」として挙げられる例は、数は極端に少なく、しかも評価は常に割れているものばかりです。代表的なものを、なぜ“成功”とされるのか/どこが問題かを併記して示します。


1. タンザニアウガンダ侵攻(1978–79年)

対象

  • ウガンダ:イディ・アミン政権(極端な独裁・大量虐殺)

名目

  • 国境侵略への自衛

  • アミンの暴政から国民を解放

結果

  • アミン政権崩壊

  • 大規模な内戦や国家崩壊に至らず

  • 比較的短期間で撤退

なぜ成功とされるか

  • 虐殺の停止

  • 占領を継続しなかった

  • 地域秩序が比較的安定

問題点

  • 主因は自衛戦争

  • 「人道目的単独」とは言い難い


2. ベトナムカンボジア侵攻(1978–79年)

対象

名目

  • 国境防衛

  • 大量虐殺(ジェノサイド)からの解放

結果

  • ジェノサイド終結

  • 難民帰還

  • 国家再建の基盤形成

なぜ成功とされるか

  • 200万人規模の虐殺が止まった

  • 国民生活は明確に改善

問題点

  • 国際法上は侵略

  • ベトナムの影響下に長期駐留

  • 冷戦政治により当初は国際的非難


3. インドの東パキスタン介入(1971年 → バングラデシュ独立)

対象

名目

結果

なぜ成功とされるか

  • 数百万人規模の人道危機が終結

  • 独立後も国家が存続

問題点

  • 明確な戦略的利益(宿敵パキスタン弱体化)

  • 完全な人道目的とは言えない


4. ECOWASのリベリア介入(1990年代)

対象

名目

  • 民間人保護

  • 地域安定化

結果

  • 完全ではないが戦争終結に寄与

  • 選挙実施

なぜ成功とされるか

  • 地域主体による介入

  • 占領・体制転換を目的としなかった

問題点

  • 武装勢力との癒着

  • 犠牲も多く「部分的成功」に留まる


5. シエラレオネ(2000年・英軍)

対象

名目

  • 市民保護

  • 国連PKO支援

結果

  • 内戦終結

  • 比較的安定した国家再建

なぜ成功とされるか

  • 明確な限定目的

  • 短期・小規模・撤退明確

問題点

  • 旧宗主国の関与という特殊性

  • どこまで「人道介入」と呼べるか疑問


成功例に共通する「条件」

「成功した」と言われるケースには、ほぼ例外なく以下があります。

  1. 虐殺レベルの危機が現実に存在

  2. 介入国が地理的・地域的に近い

  3. 占領や民主化輸出を目的にしない

  4. 軍事行動が短期・限定

  5. 撤退の意志と能力がある

  6. 地元社会の受容が一定程度ある

これらが一つでも欠けると、
イラクリビアアフガニスタン型の惨事に転びます。


 

どうやら自国民虐殺などの危機が大きい場合などかなり限られた条件下でのみ成功例と見なされるようですが、それでも完璧な成功にはほど遠いようで、上記5例にも様々な見方ができそうです。

 

私の記憶に鮮やかなのはカンボジアポルポト政権打倒のためにベトナムが進攻したことですが、これも見方によっては他国侵略に他ならずポルポト打倒の後も長期駐留したことで批判される要素も多いようです。

 

 

今回のアメリカのベネズエラ進攻はこれらの人道介入成功例などとは大違い、石油欲しさを隠そうともしない厚顔無恥の侵略行為でしょう。

このあとベネズエラに民主政治ができようがアメリカの犯罪行為を隠すことにはなりません。

 

 

九州の醤油は甘いのか、あちこちで起きたような騒動

九州の醤油は甘いと言われますが、その実際のところは知られていないのかもしれません。

この正月にもあちこちで起きたような話が紹介されていました。

trilltrill.jp東京生まれの女性が九州出身の男性と結婚し、正月に男性実家に帰省。

そこで刺身を出されて、付けた醤油の味が「甘い?」

ということです。

 

まあ全くなじみのない場合はショックを受けるかもしれませんね。

しかし九州育ちの人にとっては関東の醤油など塩辛いだけで全く美味しいとは思えないもののようです。

 

関東育ちの私も九州育ちの家内と結婚し40年以上、現在は熊本に住んでいますが、我が家にはずっと醤油が2本。

醤油を使う場面では必ず両方出して、自分の口に合う方を使っています。

「羊皮紙の世界」八木健治著

主に西欧の古文書で羊皮紙と言うものを使ったものが多いということは聞いたことがありました。

しかしその実際についてはほとんど知らなかったのですが、それを紹介するこの本を読んでみると、面白いものだということが分かります。

 

著者の八木さんは歴史学者や研究者ということではなく、実際に羊皮紙を販売ということまでしているということです。そのためか、現在でも羊皮紙を作り続けている世界の職人を訪ねた話というものも紹介されています。

この「羊皮紙の作り方」というものも興味深いものでした。

 

羊皮紙が生まれたと言われているのが、紀元前2世紀のペルガモン、現在はトルコのペルガモというところだそうです。

そこには今でも羊皮紙つくりの職人が作り続けていて、著者はそのイスマイル・アラチさんを訪ねてその製法を見せてもらいます。

羊皮紙といっても使われている皮は羊の他に仔牛、ヤギがあるそうで、地域的に仔牛はドイツなど北方、ヤギはイタリアやビザンツ、そして羊がその他の地域だそうです。

 

羊の皮をまず徹底的に洗浄し、その後消石灰に漬けて毛を落とし、その後は尖刀という刃物で繰り返し削っていくのだそうです。

削って乾かしということを何日も繰り返し、一カ月ほどかかってようやく完成。

羊1頭から取れるのがおよそ60㎝×45㎝でほぼA2サイズです。

したがって価格もかなりのものとなり、1頭分で約1万2千円、A4サイズで一枚約3000円とか。

 

そのような高い羊皮紙ですから、中世にこれに元の本を写して写本を作る際にも細心の注意をして字を書いていたのですが、それでもどうしても書き損じが出てしまいます。

そういう時にどうするかと言うと、数文字程度だったらナイフで削って書き直したそうです。

それでも一文章全部間違いとなるとそうもいきません。そのために中世の写本では文字を書くのは中央の一部分だけにして周囲は全部余白とし、もしも何行も書き換える場合は訂正線を引いて外側に書き込んだということです。

 

そんな羊皮紙ですが、中世も終わりの頃に活版印刷の技術が開発されると一気に衰退していきます。

羊皮紙は印刷用のインクとは非常に相性が悪く、油性のインクは羊皮紙に染み込みづらいために乾くのに時間がかかり、きれいな印刷はできないために植物繊維の紙にどんどんと変わっていきました。

ただし、それ以降でも一部の世界、政府や役所の公文書、会社や個人の約束事を書き記す証書類には羊皮紙が長く使われました。

これは羊皮紙が当時の植物性の紙と比べてはるかに耐久性が強かったこと、そして大切な内容を手書きするということに価値がある場合には羊皮紙を使う方が適していたためでした。

実はごく最近まで「法律は羊皮紙に印刷して保管する」という規定がイギリス政府には生きており、最終的にそれが廃止されたのは2016年のことでした。

また、アメリカでは一部の学校で卒業証書を羊皮紙で発行するということがまだ行われています。

ワシントン・アンド・リー大学では紙の卒業証書を選ぶと15ドルに対し、羊皮紙の卒業証書には135ドル徴収されるそうです。それでも30%の卒業生が羊皮紙を選んだとか。

 

日本ではまったくなじみのない羊皮紙ですが、欧米社会ではかなり大きな存在のようです。

なお、本書の巻末には付録として羊皮紙のサンプル(2cm四方程度)が添付されていました。見たところ普通の紙と変りません。

 

 

世界に害を振りまく五大悪魔

世界中に悪と不幸をもたらしている悪魔のような存在といえば、プーチン(ロシア)、ネタニヤフ(イスラエル)、そして習近平(中国)、金正恩北朝鮮)といったところですが、ここにきて一気にそのトップに躍り出たのがトランプ(アメリカ)となりました。

五大悪魔といってよいでしょう。(他にもいそうですが)

 

とはいえ、習近平金正恩はまだ今のところ外国の領土、政府に対して直接の進攻はしていませんので、悪魔としても下の方でしょう。

ネタニヤフとプーチンは堂々と侵略をしていますが、これも一応は自らの存在を脅かされているという事情はありますので、中位の悪魔か。

 

そしてダントツの巨大悪魔としてトランプがその正体を明らかにしました。(今までもそうだったとも言えますが)

麻薬密輸という口実をつけて交戦状態でもない国を襲い、その大統領を拘束し連れ帰りました。

ここまでの悪行は他の4人はまだやっていません。(この先は知りませんが)

 

アメリカは中南米は自らの「裏庭」と称し、数々の介入をしてきました。

さすがに直接の軍事介入は少ないものの(それでもパナマ侵攻などあり)、多くはCIAによる陰謀などです。

今回のように大統領を拘束などと言うことは最悪の事態でしょう。

 

当然ながら、諸国は軍事力行使に対し非難をしています。

対立しているロシア・中国は当然ですが、イギリスやフランスなども国際法違反としており、グテーレス国連事務総長も同様です。

そんな中、軍事介入を非難していない方が目立ちます。

ウクライナのゼレンスキー大統領はさすがにそれを口にはできませんでした。

それと共に日本の高市首相の発言内容も注目されます。

民主主義の回復を願っていたと、マドゥロ大統領の独裁政治を非難するかのようなもので、法の支配を原則と言いながらそれを完全にないがしろにしたトランプの軍事力行使については何の批判もありません。

 

本当の友好国、同盟国であるなら、間違った行動は一番に注意すべきところですが、そんなことができる関係ではないのでしょう。

 

トランプの意図はベネズエラの石油資源を我がものとすることが一番であるのは明白です。

会見でもそればかり話していたようにも見えます。

落ちるだけ落ちたと言わざるを得ません。

 

しかしこういった行動に出るというのは、あのシェールオイルの大騒ぎはもう全く尽きかけているということなのでしょう。

一時はこれでアメリカもエネルギー大国復活などと称していましたが、やはりそうかと思うばかり。

 

ベネズエラ問題とんでもない展開へ、アメリカが直接攻撃マドゥロ大統領拘束

ベネズエラに関しては麻薬輸出を口実に艦船攻撃やタンカー拿捕などを繰り返してきたアメリカですが、とうとう直接攻撃を行いマドゥロ大統領を拘束したと発表しました。

jp.reuters.com米当局が当面ベネズエラを運営とは何を意味しているのでしょう。

占領統治ということでしょうか。

もう国際法完全無視、とんでもないことになりました。

 

アメリカに完全に擦り寄ることだけを目指していた高市政権(その割に変なこともしてますが)ですが、これにどう対処するのでしょうか。

よくやったと賞賛の電話でも掛けますか。

 

ほんの数日前に「今年の予測」を書いたばかりですが、もう完全に違った方向に進み始めてしまいました。

今のうちに修正しておこうか。

 

なお、この件についてChatDPIに聞いたところ、ほんの数時間前までは(4日5時ごろ)「拘束とする写真はフェイクの可能性もある」「信頼できる情報源ではない」などとああだこうだと言っていましたが、4日8時現在では「アメリカの発表では」と認めだしました。

まあ信頼できるまでは確定的なことは言わないというのは正直な態度ですが、どこまで信頼性があるのか。速報の段階ではあまり信用しない方が良さそうです。

駅伝コースの思い出

駅伝について嫌味を書きましたがそれでも見てしまう。

これは正月の駅伝がこれまで住んでいたり行ったことのある町や道を通るため、その記憶からかもしれません。

(スポーツとして見るのならラグビーやサッカーの方がはるかに面白い。正月の中継も実に興味深いものでした。)

それを書き留めておきましょう。

 

群馬の実業団駅伝のコースになっている群馬県南部は、もう40年近くも前になりますが、子どもが生まれて間もない頃に3年程住んでいました。

借りたアパートは赤城山の麓で職場は山の中腹とあって、駅伝コースになっている前橋スタートで南側に向かう道にはあまり行ったことはありませんが、山々の姿は懐かしい。

赤城・榛名・妙義の三山、それ以外にも谷川岳など上越国境の山々、その手前に子持山、小野子山、浅間山も堂々と見え、独特な山体の荒船山など、毎日のように見ながら通っていました。

駅伝の放送を見ているとそれらの山々が次々と映し出されて懐かしい思いです。

 

箱根駅伝は長くその沿道に住んでおり、またあちこち出かけた時に通った覚えもあり、それらが次々と画面に出てきます。

まず東京駅周辺、品川駅周辺は学生時代には通学途中でたまに途中下車したところなど数多く、また会社勤めしていた頃の本社が銀座の真ん中、たびたび行ったところです。

さらに蒲田駅周辺は羽田からの京急を頻繁に使っていたため、かつての踏切時代の思い出などは強烈でした。

川崎に入ると20年ほど前に川崎工場勤務となりすぐそばに単身赴任していたため、時折歩いたあたりを選手たちが駆け抜けていきます。

3区に入ると戸塚を出てすぐに藤沢方面に遊行寺坂を下りますが、下らずにまっすぐ進むとすぐにかつて勤務していた会社の研究所と社宅に行き当たります。

さらにそのすぐ脇には通っていた高校があります。

藤沢は高校時代、会社勤め時代に長く住んでいたところで思い出はたくさんあります。

JRを越えて下がっていくと藤沢警察署、免許更新などで行ったところです。

そこから進んで右側にはかつてはナショナルの工場があったところで、その近くには娘が通った幼稚園がありました。

辻堂を越えて進むとやがて浜須賀交差点からは海岸沿いの国道を進みます。

茅ヶ崎のポイントの手前が私の卒業した中学がある場所で、以前とはかなり風景も変わってしまいました。

そこからちょっと上がると両親の住んでいた実家がありました。

以前は正月の里帰りの際に駅伝見物に出たこともありました。

相模川を越えるとすぐに、かつては自動車学校があり、そこで免許を取りました。

したがって、路上講習ではあの辺の道を走っていたことになります。

箱根には何度か行ったことがありますが、ゴールになっている芦ノ湖畔には観光で訪れあのすぐそばで食事をしたことがありました。

 

こういった風景を楽しむばかり、選手たちが走るのはまあどうでもいいようなものですが。