アニメの感想。

日々ただ消費するアニメの個人的感想帖です。

『ポーション、わが身を助ける』

全12話視聴終了。15分アニメ。なろう系原作異世界転移。チート。
ストーリーは、女子高生カエデは剣と魔法の世界に異世界転移してしまう。彼女に与えられたのは、カエデだけに中身が見える不思議な本。その本と本に書いてある材料を手に「生成」と唱えると、ポーションを始め色々な薬が作れるというものだった。突如、見知らぬ世界に何も知らないまま放り出されたカエデは、元の世界に戻ることを望みながらも、その本によって生成されたポーションを売ることで生活の基盤を作り、ポーション屋の店主に始まり、ドラゴンハンターの不思議ちゃんなイケメンエルフのアスルや、鬼人族の面倒見の良いお姉さんのレイ、カエデの買った家に住んでいた妖精に、身を守るために奴隷商から買った狼族のカルデノなど、知り合いもでき、次第に馴染んでいく。
自信で本の使い方、異世界のルールなどを探りながら、家を買うまで頑張る主人公。決して無茶なことをするでもなく、常に常識的で好感が持てるなと思った。
簡略化された絵柄と、説明的なストーリー構成、わかりやすい展開。15分に詰め込まれているからかな。意外性のある面白さはなかったものの、その分、安心感があり見易かった。
個人的に印象的だったのは、共同の井戸を無料で使って大丈夫か確認する場面。異世界物でそこまで気を回すキャラクターってあまりいなかった気がする。
奴隷文化に馴染みない主人公が、自分の身を守るために折り合いを付けて購入したカルデノ。彼女にジャムを教えるシーンは和むなと。ジャム美味しいよね。でも普段の食事が主に固いパンなのは栄養状態が気になってしまう。
最終話、知り合った3人兄弟の冒険者との探索で急に水の中に引き摺り込まれ、水の妖精と知り合ってと、ここで最終話って何も終わってはいないし、区切りもなくないかという最後であまりに中途半端でびっくりした。
OPとEDの歌詞かあまりに説明的でちょっと笑ってしまった。全体を通して専門学校生の習作的印象もあった。
総評として中の下。

 

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『3年Z組銀八先生』

全12話視聴終了。『銀魂』の学園スピンオフ作品で、原作の小説は空知先生ではなく、最早、もうこうなると公式二次創作とでも言うのだろうか。

銀魂、これから映画もあるらしいが、これ以上、何をするのだろうか。面白かった作品ではあるのだけれども、時代なのか、自分自身の問題なのか、もう楽しめなくなっている。自分はどの辺りまで銀魂を楽しめていたのだろう。後半はもう惰性で観ていてからのスピンオフ。多分、最後、はらださんの薄い本を読んでいた位が一番熱かった気もする。
ストーリーは、銀魂の舞台が学園だったら。銀魂高校3年Z組。主人公の坂田銀八が教師で、それ以外の主要登場人物たちが多少学校関係者に割り振られつつも大体は年齢関係なく生徒となった世界。成績を上げると言う試練であったり、新八の家庭の問題であったり、修学旅行先の京都で起こった転校生を交えたトラブルであったり、学園物にある行事を概ね消化しつつ、無茶苦茶なコメディ。
キャラクター造形が良く出来ているので、キャラクターさえ動けば成立はするのだけれども、それだけではないのだなと改めてちょっと考えさせられた。
総評としては下の上。

 

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『瑠璃の宝石』

全13話視聴終了。

子供が何かに夢中になって大人がきちんとアシストした上で学ぶ場が作られるって見ていて気持ちが良いなと思った。
ストーリーは、キラキラした物が大好きな女子高生、瑠璃ちゃん。雑貨屋さんで水晶のアクセサリーが欲しいとなるも、お小遣いが足りず。母に相談するも、かつて祖父が山で水晶を採取していた話しを聞き、自分も水晶を見付けられるかもと、山へ向かう。そこで出会ったのが、鉱物学を専攻する大学院生の凪さん。友達になった二人は共に鉱物採取をすることに。水晶に黄鉄鉱、砂金、サファイア、瑪瑙、シーグラス、蛍石オパールマンガン鉱石。凪さんと同じ研究室の古書や昔の地図を読み解くのが好きな伊万里さんに、瑠璃ちゃんのクラスメイトで鉱物採取に興味があって将来的に研究者を目指す瀬戸さんも加わり、瑠璃ちゃんはますます鉱物採取の世界に夢中になり、石を綺麗に見るために石のことをもっともっと知っていきたいとなる。
最初、瑠璃ちゃんの遠慮のなさや取り繕わない物言いにちょっと引いてしまい、凪さんはどうしてこんな瑠璃ちゃんの横暴を許すのだろうかと見始めたのだけれども、見続けるうちに瑠璃ちゃんの素直さは打てば響く感じにも、凪さんの懐の深さと研究者としての優秀さも、段々と好きになってしまった。特に瑠璃ちゃんの過剰なスキンシップ、何の躊躇いもなく体重をあずける感じは幼児のそれで可愛かった。
印象的だったのは、瑠璃ちゃんが実際の鉱物採取以外に研究室でサファイヤの川砂を顕微鏡で一生懸命調べてコツコツとノートに記録を取っていくのが地味に良かった。そして第六話で実際に落ち葉の下からサファイヤを見付け、更に伊万里産の調べた青龍寺神社と繋がり、更に第11話で蔦に覆われた崖に大量のサファイヤが埋まっているのを見付け、更に、単にサファイアあったで終わらずに自分が学んだ知識でサファイアにくっ付いた鉱石を分析する瑠璃ちゃんの成長は胸が熱くなった。
第9話のダムの下流オパールの産地を見付けたシーンも印象的だった。洞窟の中の水の中で見付けた大量のオパールは画面として強いなと思う。
アニメ的描き方なのだろうけれども、キャラクターの絵がむっちりに描かれていたなと。それが、今回、私よりも家の小1が夢中になって、学校でダイヤモンド探しをしているのと瑠璃ちゃんに影響されていた一方で、古い友人がおっぱいエロ良いアニメと言っていて、あまりに対照的で見え方はそれぞれだなと改めて思った。個人的には、メイド服はそれは必要なのかと思いつつも、ナチュラルにその体系だったのでただ見ている分には特に疚しさもなく、寧ろ健康的で好きだった。後は、山に登るのに瑠璃ちゃんの服装が大丈夫とちょっと心配になったなと。
個人的に、アニメで描かれることで、今まで興味がなかった分野を楽しいと思えるのは嬉しい。鉱石や鉱物なんて今まで単なる石だよねくらいの認識で面白そうと初めて思えた。上野の国立博物館の瑠璃の宝石コラボ展示に行ったのだけれども、水晶は石が透明というのはなんだかとても綺麗で凄いなと思ったし、黄鉄鉱はこんな四角く綺麗な角ができるのかと驚いた。石って凄いね。

ハルタ』の漫画原作なのね。漫画もそのうち読みたいと思う。
総評として上の中。

 

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『LAZARUS ラザロ』

全13話視聴終了。近未来SF。
アクション格好良い。話しは込み入るがやるべきことがはっきりし、そこへ向かっていくのでこんがらりはしなかったなと。ワールドワイド。
ストーリーは、西暦2052年。奇跡の薬と呼ばれる副作用のない万能鎮痛剤ハプナが世界中に普及していた。それを開発したのは脳神経学博士スキナー。しかし、彼は突如姿を消してしまった。その3年後。彼は再び人々の前に現れ、ハプナ服用3年後に体内で変異し死に至らしめる薬だと公表する。「あと30日。それまでに私の居場所を見つけだせば、人類は生き延びられる。」とう彼の言葉の元、スキナーを探すべく「ラザロ」と呼ばれる特殊チームが構成される。パルクールを得意とし、驚異的な身体能力で脱獄を繰り返し懲役888年で服役していた青年、アクセル。物理学を専攻しスキナーを尊敬していたが、大学の学長に黒人はノーベル賞を取れないと言われ殴って退学になった、知能派で熱い心をもつ、ダグ。嘗てロシアの工作員だったパワフル系美女、クリスティン。実は資産家の跡継ぎ候補で色々あって家出少年のドローン操作が得意な、リーランド。新興宗教団体「真実の塔」のコミューンで生まれ育ちった宗教2世で世界的に有名なハッカーの少女、エレイナ。そして、ラザロの指揮者でチームを仕切る、嘗てスキナーと共に同じ研究所でハプナを研究していた妙齢の女性、ハーシュ。ラザロの創設者でNSAの長官で合理主義者のアベル。様々な小さな手掛かりを手繰り寄せ、スキナー博士の痕跡と、彼の取って来た行動、そこから見える世界の在り方。
最終的なスキナー自身がなぜ時限爆弾のようなハプナを使ってどうしたかったのか目的がぼやっとしていた印象なのだけれども、地球温暖化で海面上昇、人類の危機にも関わらず戦争を起こそうとする人々の存在、AIとの関わり方。そんな世界の危機に警報を鳴らすで良かったのかな。ラザロメンバー的にはそんなことより感があった気がしてならない。
個人的に好きだったのは、第3話のスキナーの祖母の作るおばあちゃんのバクラヴァ。スルタンブールのおばあちゃんのバクラヴァってもう響きが素敵で美味しそうしかないよね。
第6話のエレイナの育った新興宗教に侵入する回も、『ミッドナイトサマー』みたいな世界が急に来て印象的だったなと。教祖AIも。
全体的にアクションが格好良くて、第1話のアクセルの脱走シーンの動きは目が離せなくて繰り返し観てしまった。
総評として上の下。

 

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『勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる 〜この白魔導師が規格外すぎる〜』

全12話視聴終了。
なろう系。異世界ファンタジー無自覚チート。
ストーリーは、育ての親である師匠との厳しい修行生活に嫌気がさし、逃げ出し、勇者パーティーに所属する、指導魔導士のロイド。ある日、彼は実力不足だとそのパーティーを追放されてしまう。路頭に迷うロイドと出会ったのは、たまたま白魔導士を探していたSランク冒険者のパーティー。そこで無自覚に規格外の実力を発揮し名声を得るロイド。その一方で、勇者パーティーは雑務係りと知らずに受けていたチートな後方支援を失い、崩壊していく。
謙遜は美徳と言うが、過度な謙遜は自分の力量も周囲の状況も見えない単なる馬鹿でしかないよなと。そしてそういう謙虚さは一部で嫌われるからとう場面があったが、一部というかかなりの人が不快になるのでわないかと。こんな卑下してる人に到底及ばない実力と、自分が大したことないと思っている故に当たり前の基準が異なり、周囲への期待が大きくなる。それを主人公の個性と捉えるSランク冒険者パーティー凄いね。更に圧倒的力を持つ主人公に釣り合おうと努力するとか、最終的に滅茶苦茶周囲に恵まれて良かったねと。そして、そこまで自尊心も自己肯定感も低いと、勇者パーティーで酷い扱いを受けていた以前に、師匠の育て方の問題の方が気になってしまい、ざまぁ展開にならないね。第9話で主人公同様自己評価の低い新人冒険者が登場するので、作品のテーマがその辺りにあるのかもしれないなと思いつつ、全くすっきりしなかった。
個人的に、モンスターを使役する獣人のお姫様が作中で急に歌うのが違和感で上手く受け入れられなかった。説得力がないと安易に感じてしまうね。

良かったのは、キャラデザが好みだった。特にロイドを勧誘した剣士のユイ。ピンクのツインテールにピンクと茶色を基調としたお衣装で魔法少女風ちっくで可愛かった。弓使いのクロスも真ん中分け前髪のボブの軽い感じで、全体的に主人公以外が何処かで見たことのあるキャラクターを少し外すと印象に残るね。

ただ、唐突に入れられるダジャレにどうしたいのか、ロイドに対する突っ込みも、ギャグになりきれないギャグってどうしたら良いのだろう。

総評として中の下。

 

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『地縛少年花子くん』

第12の怪まで視聴終了。
漫画原作。輪郭線が太く強弱のある絵とポップな色味が印象的だった。背景もあってお洒落に見えるねと。昔から声優の緒方恵美さんが好きだったので、久々に堪能した気がする。が、個人的に、恋愛脳の頭の悪い子供と、上手く感情移入できない状態での過去のあれやこれやを面倒と感じてしまうので、続編は視聴を断念してしまった。
主人公は、かもめ学園高等部1年生で園芸部の八尋寧々。好きな人と両想いになるために、願いを叶えてくれるという旧校舎3階女子トイレ3番目にいるといわれている花子さんを呼び出した。しかし、彼女の前に現れたのは花子くん。寧々ちゃんの学園生活は、ちょっと意地悪でエッチなおばけの花子くん、それに様々な怪異に巻き込まれていくこととなる。祓い屋を目指す中等部の源光くんを含め、怪談サークルのような面持ちとなり、更に花子くんそっくりの少年つかさの登場で明らかにされる花子くんの過去。寧々ちゃんの花子くんに対する気持ちの変化。
感想を書きながら、寧々ちゃん高校生だったんだとう驚きがあった。作中に高等部とあったのだろうけれども見流しており、絵柄もあってもっと幼いつもりで見ていたよ。流石に中等部くらいかなと。
絵柄、お洒落でよかったのだけれども、それが返って上手くその世界観に入れない一因ではあったのだろうなと思う。同じ理由で『モノノ怪』もそうだったので。面白い作品ではあったけれども、自分には向いていなかったなと思う。
総評として中の中。

 

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『水属性の魔法使い』

全12話視聴終了。なろう系異世界転生。チート。
ストーリーは、神に特に使命を与えられるわけでもなく、水魔法の適性を持って異世界に転生することとなった涼。かれはスローライフを希望し、人が足を踏み入れることのできない危険なロンドの森に結界付きの家と3ヵ月分の食料を与えられる。そして本人に知らされていない不老と多めの魔力量も。そこで、死と隣合わせながら、黙々と魔法の訓練をし、更にデュラハンで水の精霊に気に入られ、剣の修行を受け、アサシンホークの襲撃を打ち負かし、ドラゴンと出会う生活をを、気が付けは白い肌は褐色になり、人類最高峰の魔法使いに到達していた。そんな中、偶然、ロンドの森の浜辺に瀕死の状態で漂着したルンの街のB級冒険者アレン。彼を助けたことにより、共に人の住む街へ行くこととなる。そしてそこで涼は冒険者となり、錬金術を調べたり、ダンジョンに潜ったり、商団の護衛で別の街の開港祭に参加し襲撃に巻き込まれたりとするが、規格外の力でごり押しで問題解決をしていく。
主人公の己の能力をちゃんとわかった上で、無頓着なの良いね。異世界の常識知らずだけれども、それを理解しており、礼儀正しく、知ることに躊躇いがない。温厚なのではなく、自分のペースを崩すことがなく、良き理解者がいる。そして周囲に恵まれ、主人公のそのマイペースさを認め、過剰に干渉することなく、適度な距離を保って親しくする。とても見易かった。
物語は涼とは別の場所で進んで行き、涼の凄さを皆が知り認めた上で不干渉なのは新鮮だった。そんな環境を作る涼とアベルの関係性。最終話で仲間を傷付けられて激おこの涼を命がけで止めるアベルは、これまでの2人の関係性のまとめみたいで良かった。
エルフに好かれる涼。エンディングはエルフなのに、本編では後半までほとんど登場しなくて謎だったのだけれども、不老の隠し能力を持つ涼にエルフの存在って重要になるのかなとか、これからの物語りを想像してみたり。
個人的に褐色白ローブ好き。第1話では色白かったよねと思わず見返しちゃったよ。修行の段階で段々とワイルドになって行くの良かった。
あと、カレーが食べたくなる。
総評として中の上。

 

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