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自然観察大学ブログ

新年のごあいさつ


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2026年1月1日、予約投稿:自然観察大学 大野透

……… 自然観察大学からのお知らせ ………

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# by sizenkansatu | 2026-01-01 06:00 | その他 | Comments(2)

ウバメガシの観察

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11月の半ば、ウバメガシのどんぐりが熟してきた。
このドングリは去年の春に咲いた花が成長したもので、こうなるまで1年半かかっている。

では、今年の春の花は今どうなっているのか?
ウバメガシの観察_d0163696_15322121.jpg
茶褐色の冬芽の向こう側にあるのが果実。およそ半年経っているがこんなに小さい。

ウバメガシの全体はこんな形。
ウバメガシの観察_d0163696_15322869.jpg
関東以西に分布する常緑の高木で、備長炭の原料に利用されることで知られる。
成長が遅いためか、公園などで大きくなった木を見かけることは少ない。
大きくなりにくいからか、生け垣に利用されているのをよく見かける。

ウバメガシは葉のつき方に特徴がある。
ウバメガシの観察_d0163696_15323542.jpg
互生だが、先の葉が蜜集するので輪生しているように見える。


花から果実

ウバメガシはどこにでもあるのに、その花を観ることが少ない。
それは、大きな木にならないと花をつけないことと、剪定されてしまうためだろう。

ウバメガシは雌雄同株で、同じ枝に雄花と雌花をつける。
4月下旬に見た花。
ウバメガシの観察_d0163696_15324194.jpg
雄花序はよく目立つが、1つずつの雄花は小さい。
ウバメガシの観察_d0163696_15324833.jpg
雄しべだけの花のように見えるが、そのつけ根にごく小さな鱗片のような花被がある。

雌花は上向きの新しい枝にふつう2個ずつつく。
ウバメガシの観察_d0163696_15325542.jpg
ごく小さいので、そのつもりで探さないと気づかないだろう。

4~5月に花が咲いて、半年経った11月の果実。(↓)
ウバメガシの観察_d0163696_15330473.jpg
中央に冬芽がならび、その左右に伸びる枝に、ごく小さな果実がついている。
冬芽とくらべると、果実が小さいことがよくわかる。
上の写真の果実を拡大して観よう。
ウバメガシの観察_d0163696_15331900.jpg
右側の枝の果実(↑)と左側の果実(↓)。
ウバメガシの観察_d0163696_15331428.jpg
小さいうえに、まるで枝に擬態しているような質感だ。
どのように成長してどんぐりになるのか、この姿からは想像できない。
ようやくどんぐりの兆しが見えるのは初夏のころのようだ。
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写真(↑)は6月下旬のウバメガシの果実。(撮影:飯島和子先生)
花後およそ14か月。殻斗が膨らんできたが、まだ果実が見えていない。

9月末の果実。
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ようやくどんぐりらしくなってきた。

11月半ばの果実。
ウバメガシの観察_d0163696_15333526.jpg
褐色に熟しただけでなく、殻斗から先はさらにぐんと大きくなっている。
雌花はふつう2個ずつつくので、どんぐりもふつう2個が並ぶ。

12月半ば。
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このときどんぐりはすべて落ちていた。
どのどんぐりも殻斗は離れている。
ウバメガシのどんぐりは、小さめの殻斗に大きなどんぐりをつけるので、つけ根の部分が細くなっていることが特徴だ。

それにしても、花が咲いてからどんぐりを落とすまでおよそ20か月。
熟成された、立派などんぐりだ。


ほかの2年成熟型のどんぐりの1年目

どんぐりはブナ科の果実の総称だが、ウバメガシのように開花の翌年に熟すタイプ(2年成熟型)と、コナラやシラカシのように開花した年の秋に熟すタイプ(1年成熟型)がある。
どちらも秋にどんぐりを落とすが、2年成熟型は同時に若いどんぐりが観察できる。そんなどんぐりの子どもを並べてみよう。(いずれも12月に撮影)

クヌギ。
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冬芽と混在しているが、小さいながらもどんぐりっぽいので、比較的わかりやすい。

スダジイ。
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もともと全体が雌花序だったので、冬芽が混在することはない。

マテバシイ。
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一か所に3個ずつのどんぐりがつく。
冬芽は枝のつけに観える球状。

2025年12月21日、報告:自然観察大学 事務局 大野透

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# by sizenkansatu | 2025-12-21 15:40 | 植物 | Comments(6)

シロザの観察

シロザは夏の終わりごろから開花し、秋の遅くまで花を咲かせる。
シロザの観察_d0163696_18590536.jpg
畑のまわりや路傍、コンクリートのすき間など、どこにでもある。
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全体はかなり大きくなる。
同じなかまで新葉が赤いタイプのアカザは、杖用の素材に最良とされる。(仙人の杖はアカザに限るとか…)

株全体は大きいが、花はごく小さい。
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ルーペで拡大して観ると、一つひとつの花が王冠のように開いて、なかなか魅力的だ。
そのうえこの花は、雌雄異熟の面白い動きをするという。

ところが、じつはよく観ていないことに気づいた。
身近でよく見かけるだけに“またシロザか”とばかりにスルーしてしまうのだ。
花が小さいことも、見過ごしがちな理由の一つだろう。
詳しく観てみよう。


シロザの花/雄性期から雌性期へ
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まずは開花直前のつぼみ。
大きな葯(実物は小さい)がきれいに並んで、ぱんぱんに膨らんでいる。
中心の丸いすき間に見えるのが雌しべで、子房の先に柱頭がある。

花はまず雄しべが熟す。
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5個ずつの花被と雄しべが開く。
柱頭には花粉がついているように見えるが、このときの雌しべは未熟なのだという。
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こちら(↑)は葯が開いて花粉を出している状態。
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う~む。なかなか美しい。
開きはじめの花とくらべると、子房も少し膨らんできているようだ。

さて、シロザの花は雌雄異熟で、雄しべが熟したあと、いったん花被を閉じるという。
そのあと雌しべが伸びて、隙間から柱頭を出すのだという。
どんな形なのか、ネットで調べても、その状態の写真は見当たらなかった。

仕方がないので、自力で雌しべ期の花らしいのを探してみた。
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開いた花の右隣の花と、反対側左奥の花では、閉じた花被の間から糸状のものが出ている。(↑)
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こちらの花(↑)でも、閉じた花被のすき間から糸のようなものが…
もしかするとこれが花柱かとも考えたのだが、そうではないことが判明した。
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この花(↑)を観ると、糸状の先に葯が残っている。
ということは、糸状のものは葯を落とした雄しべの花糸ということになる。


シロザの花/雌性期
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さらに探し続けて、ようやく見つけた雌性期の花。(↑)
撮影しているときは雄しべ期の花を撮ったつもりだったのが、後で画像を拡大すると、すぐ近くに柱頭を出した花があるではないか!
閉じた花被片の中心から出ているのは、明らかにブラシ状の柱頭だ。

雌性期の花がわかったところで、改めて野外で探してみると…
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柱頭を出した花は次々に見つかった。
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たくさんありすぎて何が何だかわからないほど。
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このくらいまばらなほうが、1つずつの構造がわかりやすい。

雌雄異熟の花はほかにもたくさんあるが、シロザが途中で花被を閉じるのはなぜなのだろう。
自家受粉を避けるためだけなら、閉じてまで徹底する必要はないと思う。
このような手順を踏む植物はほかにもあるのだろうか。


シロザの果実
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晩秋には全身が赤くなる。
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花被はそのまま残って果実を包む。
膨らんで五稜郭のようになるのが、ちょっとかっこいい。

熟してくると、花被がめくれて果実が顔を出す。
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5本の白い糸状のものはおそらく雄しべの花糸だろう。まだ残っている。
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完熟した果実。
果実はごく薄い果皮に包まれ、中に光沢のある種子が1個あるという。
花は小さいが、種子は意外に大きい。(大きいといっても直径2mm程度)


シロザの成長
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話は前後するが、成長を追ってみよう。
シロザは春ごろに陽当たりがよい場所でごっそりと芽生える。
しかし、競合する植物の多い藪などでは、シロザはまず見かけない。
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上の写真は耕起されたあとに芽生えて、順調に成長しているシロザ。
まわりの草丈の低いのはオオイヌノフグリだ。(5月半ばに撮影)
このように、シロザはほかの植物の陰にならない、陽の当たる環境に育つ。
そしてさらに大きく成長し、秋には穂を伸ばして花をつける。
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シロザはやせ地や舗装のすき間などにも生える。
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そんなときは大きな株にはならずに、こぢんまりと茎を立てて花をつける。
植物にとって厳しい環境ではあるが、そんなところでも繁殖するのがシロザで、雑草の本領発揮というところだろう。


シロザの粉粒
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シロザといえば、最大の特徴はこの白い粉粒。
展開前の葉が白く見えるのはこのためだ。
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葉が展開すると目立たなくなるのは、びっしりついていた粉粒が分散するからであって、展葉前と同じ大きさの粉粒がたぶん同じ数だけ残っている。

粉粒は葉の表面よりも裏面に多いようだ。
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さらに拡大して観よう。
シロザの観察_d0163696_19025695.jpg
粉粒の直径はおよそ0.2mm。(撮影倍率から換算)
白かった粉粒は、じつは透明であることがわかる。
同じなかまのアカザは、この粉粒が半透明の赤紫色になる。
アカザの写真も撮りたかったが、このところアカザを見かけなくなった。

ところで、この粉粒は何ものか?
ネットで調べると、決まった名称はないようで、粉粒、粉状物、粉状の毛、丸い毛、球状の細胞などと呼ばれているようだ。『日本の野生植物』では白粉(旧版)⇒粉状毛(新版)とされているらしい。
粉なのか粒なのか、それとも毛なのか。これはもしかして植物界、生物界の七不思議では?(冗談です)

粉粒の存在意義というか、役割は何だろう。
1つ考えられるのは、外敵(虫)に喰われるのを防ぐ効果があるのではないかということだ。
植物の撮影のとき、アブラムシやアザミウマ、ハダニなどの小さな虫がついていて悩まされるが、シロザではそれらを見かけた記憶がない。
新しい茎葉にはアブラムシが、花の中にはアザミウマがつきものなのだが、シロザにはそれがいないのだ。
もしかするとこれらの虫は粉粒を嫌って寄りつかないのではないだろうか。

シロザにつくことで知られるのはカメノコハムシ。
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成虫も幼虫もシロザの葉を喰う。
シロザにつく虫は、私はカメノコハムシ以外に見たことがない。
● カメノコハムシの観察  

… などと考えていたのだが、今回記事をまとめるのに写真を整理していたら、こんなものが見つかった。
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写真の中央部を拡大すると…
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芋虫が果実を喰っているではないか。(オオタバコガの幼虫か?)
ピーマンを切ると中に入っていてびっくりするのが、オオタバコガの幼虫である。
いろいろな植物を喰うことで知られている。

2025年12月11日、報告:自然観察大学 事務局 大野透

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# by sizenkansatu | 2025-12-11 19:15 | 植物 | Comments(9)

晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49

11月の末日、江戸川べりを歩いた。
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11503660.jpg
紅葉の季節は、花を観るには寂しい季節ではある。
それでも少しは、今が旬のものや一年中咲いている花、さらにはもう咲いている花や、まだ咲いている花がある。
散歩の途中でそんなものを探してみた。
過去の観察記録があるものは、それぞれリンクを記した。よろしければあわせてご覧いただきたい。


カタバミとイモカタバミ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11504533.jpg
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11505725.jpg
どちらも一年中咲いているような気がするが、本来は春から秋に花が咲くという。
さすがにこの季節はちょっと元気がない。
小さてわかりにくいが、雄しべと雌しべなど、よく見ると巧妙なつくりになっている。
● オッタチカタバミの花の観察  
● イモカタバミとムラサキカタバミ  


ホトケノザ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11510524.jpg
基本的には越年草で春に開花するのだが、冬を越さずに開花した大群落を観ることがある。
シソ科の唇形花はおもしろい構造になっている。
● ホトケノザの花 -シソ科の花1  


シャクチリソバ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11511137.jpg
花も果実もソバに似ているが、ソバのように美味しくはないという。
タデ科のなかでは大きな花で、よく観ると美しい。
雌しべの長短で2つのタイプあるというが、これは短いタイプのようだ。


コセンダングサ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11511789.jpg
ちょっと見には地味な花。
しかしよく観るとごく小さな一つの花に、それぞれ雄しべの時期と雌しべの時期があるなど、詳しく観察したくなる花だ。
この花からどうやって、あのとげとげの果実になるのかも興味深い。
● センダングサ類の観察 ③ 花から果実、とげの成り立ち  


クサギ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11512230.jpg
ふつうは夏に開花して秋には藍色の果実なのだが、まだ花が咲いていた。
よく観ると雄性期と雌性期の両方の花がある。
● 親愛なる、そのへんの植物-6 「クサギ」(S子さんの投稿)  


シロダモ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11513184.jpg
雄の木と雌の木があるが、これは雌の木。
赤い果実はちょうど一年前に花が咲いて成長したもの。
花について、詳しくは次をご覧いただきたい。
● シロダモの花を観る  


センニンソウ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11514049.jpg
本来なら仙人のひげのような果実になっている時季だが、まだ花も見られた。
つる植物は花期が長い。
● 私の秋の七草 ⑥ 木本 (No.19 センニンソウ)  


カナムグラ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11514827.jpg
これもつる植物で、とくに雄花は花期が長い。
カナムグラの雌花はとっくに果実になっているのに、懸命に咲いている雄花はちょっと気の毒かも。
● つる植物の話-3 : 自然観察大学ブログ  


ヤツデ
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いまの時期がまさに花の季節。
貴重な蜜源なので、ハエやハチが集まってくる。
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11520396.jpg
雄しべ期の花序(↑)と雌しべ期の花序(↓)。
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11520993.jpg
初めに雄しべが伸び、そのあと雄しべと花被が落ちて雌しべが伸びてくる。
雄性期と雌性期がはっきり違うので、雄花序と雌花序であると勘違いされがちだ。


セイタカアワダチソウ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11521613.jpg
すでに果実が泡立つようになっているが、一方では花が咲いているものもある。草刈りあとの再生なのか。
これも花には巧妙な仕組みがある。
● 続・セイタカアワダチソウの花を観る ‐開花の順序‐  


セイヨウタンポポ
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11524178.jpg
写真はちょっと貧弱な花だが、セイヨウタンポポは夏の間をのぞいてほぼ一年中花を咲かせている。
最近はセイヨウタンポポと在来のタンポポの雑種のようなものが多いが、在来のタンポポの開花は春から初夏に限られるので、この時期はセイヨウタンポポとしてよいだろう。


コハコベ
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小さいが、整った形の美しい花。
紅葉・落葉のころ、入れ替わるように地表に鮮やかな緑を広げてくれる。
本来は早春から春が花の盛りとされるが、夏以外はほぼ一年中芽生えがあり、花を咲かせるイメージがある。
柔軟で融通無碍な生活は、まさしく“雑草の中の雑草”と言えそうだ。


最後になるが、紅葉・黄葉を一つ…
晩秋の花2025 江戸川べりの観察-49_d0163696_11525474.jpg
イロハモミジとイチョウ。
今年、身近で観る紅葉はいまひとつであった。
夏の猛暑と乾燥で葉がカサカサになったり、枯れてしまったためだと思う。
みなさんのお近くの紅葉はいかがだったろうか。

2025年12月5日、報告:自然観察大学 事務局 大野透

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# by sizenkansatu | 2025-12-05 12:12 | 植物 | Comments(0)

オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15

11月17日、オオイヌノフグリの花を確認した。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21471735.jpg
10月18日に芽生えを見てから、ちょうど1か月経っている。
その間、ほかの方の記事などで開花の情報を聞いていたので、このところ懸命に探していたのだが、ようやく見つけることができた。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21472689.jpg
うれしさで興奮して、いろんな角度から、あるいは少し引いたりしてたくさん撮ってしまった。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21473447.jpg
よく観ると、花の下に両側に伸びた花柄があり、ごく若い果実をつけている。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21474568.jpg
改めて全体を確認すると、果実は6個あった。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21475462.jpg
茎のもとのほうの果実は、もう膨らみ始めていた。

毎日1個ずつ花をつけたとして、はじめの花は少なくとも6日前には咲いていたことになる。
う~む。もっと早く気づくべきであった。(反省)


ほかを探してみると、もう1つ咲いていた。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21480513.jpg
画面のどこで咲いているか、おわかりだろうか?

ほかの株をつぶさないように気をつけながら、はいつくばって撮ったのがこれ。(↓)
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21481376.jpg
やはり初物はひときわ新鮮で美しい。
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.15_d0163696_21482262.jpg
またまたたくさん撮ってしまう。


活動紹介

OFC会員のオオイヌノフグリ観察活動を紹介させていただく。

● 会員No.010 アオイスミレさん
オオイヌノフグリの”初”開花 : 里山の四季  
開花情報だけでなく、成長過程を詳しく記録してくれています。

● 会員No.006 miyabiflowerさん
9輪揃って咲いた オオイヌノフグリ夏から秋 11 : 風と花を紡いで  
春から栽培中のオオイヌノフグリがずっと開花を続けているという驚きの観察記録です。

● 会員No.013 cflcflさん
オオイヌノフグリ栽培記 : 写真  
cflcflさんのお住いの地域ではオオイヌノフグリが分布していないそうで、種子を購入(!)して栽培にチャレンジしておられます。野菜などと違って雑草の発芽は不斉一なので難しかもしれませんが、うまくいくといいですね。

………………………………………………………………
オオイヌノフグリ ファンクラブ通信 vol.14_d0163696_18234596.jpg
オオイヌノフグリ ファンクラブ(略称:OFC)とは…

私たちの目的は、オオイヌノフグリを愛でる者同士の連帯をはかること。
オオイヌノフグリを愛でる者なら、どなたでも入会できる。
● 会の規約はこちら(PDF)  
● 最新の会員名簿はこちら(PDF)  
● 設立時の記事(2024年3月24日)  
● 常時会員募集中:入会希望の方は、コメント記入などでご連絡いただきたい。

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