出典:もののけ姫

「もののけ姫」という作品そのものはジブリ映画の中でもそこまで飛び抜けて好きというわけではなく、私的なトップ5前後に位置しています。しかしそれに反してアシタカ個人にはかなりの魅力を感じており、紅の豚のポルコと並びジブリ全体でもトップクラスに心惹かれた主人公なのです。

外見も整っていますが何よりその内面が凄まじいまでのイケメンで、男の私でも憧れてしまうカリスマの持ち主。「完璧超人よりも、どこか間の抜けた人物の方が魅力的に映る」とは創作論においてたびたび語られるキャラ作りのコツですが、アシタカはそんな通り一遍の論評など一笑に付すくらいにパーフェクトなイケメンでした。ある意味珍しいとも言える超正統派な二枚目ながら、あまりにも実直な性格だからこそ全く嫌味が無く、見ていて気持ちいいほどの清涼感を放っています。

無益な争いは好まないとはいえそれが必要な局面においては躊躇うことなくその力を行使する精神性もカッコいいですし、何よりその抜きん出た武力が男心を刺激するポイントです。冒頭の時点で既に技量が極まっているというのに、タタリ神の呪いによって人域を超えた筋力を発揮する魔性の右腕という設定は最高に惹き付けられる浪漫の塊。一見すると邪気眼ですが魅せる演出のおかげでとてつもない興奮を喚起し、ゲームや漫画では影が薄くなりがちな「弓使い」の中でも特に印象的な活躍を見せたキャラだと思います。キャッチした矢でカウンターするシーンとか最高すぎる…。

ヤックルとの一心同体のような相棒感も美しく、2人の触れ合いは見ているだけで幸せでした。出番や役回りからすれば本作の裏ヒロインはヤックルではないかと思うくらいの親密さで、アシタカと相互に魅力を高め合う素敵なバディです。もちろんメインヒロインであるサンとの関係性も同じく魅力的であり、エンディング後の2人がどうなっていくのかという妄想が捗りました。
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