
同じ曲でも、昨日の天満敦子の演奏する世界とこんなにも印象が違うのだろうか?と最初はとても受け入れることが出来なかったCDであった。
古澤巌の演奏会は横浜美術館のロビーで行われたのも含めて2回ほど聴くことができた。そのいづれも印象は良かった。バリバリとエネルギッシュに弾きとおす演奏スタイルはひょっとしたらサラサーテと云われるような人はこのように演奏していたのかもしれない。
確かに聞こえてくる音は美しい。繊細の部分の細い高音も美しい。だが雨の夜にじっくりと聴くにはいささか私のイメージとはずれがあるようだ。演奏家にとってはいろいろな作曲家のさまざまな曲に挑戦してほしいのだが、聴く側にとっては好印象がどうかは分かれてしまう。当然のことではあるが。
特に私の勝手なイメージなのかもしれないが、モンティのチャルダーシュ、グラズノフの瞑想曲にはビックリした。確かにこのような演奏もありなのかもしれないとは思うが‥。
ヴァイオリンという楽器、こんなにも演奏する人によって表情が違うのか、ということを教えてくれたCDである。
