台風の日、通勤電車がストップした。前日は人身事故で湘南新宿ライン・横須賀線・東海道線がとまり、連動して京浜東北線まで。この時は6時台の事故で、すでにテレビでも報道されてはそれでも入場制限で大混雑。
台風の日は学校が休校になっていて、前日に比べて混雑は少なかったが、JRはストップ。東急・京急も多摩川を越えられなくて珍しく止まった。特に京急が止まるのは珍しかった。
JRが安全性確保から早めに止まったことに、新聞では不満をもらす利用者の声を取り上げたものがあったらしい。私の周囲では耳にしなかったが‥。
この事態に対する評価は、友達ブログ(ブックマークした「時には本の話でも…」の「台風の後で…」)で私の思いとまったく同じ感想が的確に書かれていた。
人は状況にすぐなれ、その状況をもたらした背景はすぐに忘れてしまう。あるいはその背景を思い出そうとしたり、探ろうとする努力・思考力を放棄する。利用者の不満に抗し切れなくてJRが無理をして事故につながれば、自分の不満は棚に上げて、JRの責任追及の側に立とうとする。これでは不幸の連鎖でしかない。
年寄りの小言かもしれないが、危険に遭遇したときに自己防衛をしようとしなかったり、そのことを免罪して他者への責任追及に走ってしまう風潮には違和感を持っている。もっとも自己責任で回避する努力で済む場合と、それでは回避できない
場合は分けなければならないことは当然だが‥。
首都圏では、怖いと思う私鉄の路線がいくつもある。特に目立つ私鉄もあるが、駅員が極めて少ない。その私鉄路線では、主要駅のホームの安全確認は、ホームに待機中の普通電車の車掌だけである。さすがにラッシュ時だけはそれだけではないようだが‥。
最近は各私鉄とも人件費削減のためか、駅員が少ない。危機管理の基本は人であることを考えると、さらにJRが止まっているのに私鉄が何事もないように電車が走っていることに違和感をもたないと、いずれは私鉄で大きな事故がおきるような気がする。「JRが早めに運転をやめたから、私鉄に人が多く詰め掛けて事故が起きた。よって私鉄に責任はない」という議論が起きないことを願いたい。