毎年炉開きが終わるたびに、来年炉開きが出来るだろうかと、いつも思うのです。
特に昨年は、来年の炉開きは八十の歳を越えますし、来年もいつもと同じように炉開きが出来るだろうかと強く思いました。
なんですが、今年もつつがなく炉開きをすることができました。うれしく思った次第です。
生徒さんが写真をいっぱい撮っていてくださったので、備忘録でもありますので、順を追ってUPしていきます。少し長くなるかもしれません、どうぞ興味のない方はスルーしてくださいませ。
11時席入りでした。
待合で汲み出し(さくら茶)をいただき、すぐに席入りをしました。本来ですと外腰掛待合にご案内するのですが、少し冷たい風が吹いていましたので、外にはでずに席入りをお願いしました。

席入りがすみますと、客は炉開きに招かれた礼、亭主はお運びいただいた礼をお互いかわし、正客様は、待合のお掛物、本席のお掛物をお尋ねになります。
この後初炭になるのですが、残念ながら写真がありませんでした。
で、
お懐石膳が運ばれました。
炉開きの定番、粟ぜんざい、お汁、白和え、マグロの山掛け、銀鮭の西京焼き、冬瓜の煮含め、香の物、といった具合です。白和えは、ニンジン、コンニャク、ホウレンソウ、シメジです。
お福、みなさん、美味しく召し上がっていただけたかなぁ、とそんなことばかり気になります。
お膳が下げられると、お菓子が運ばれます。

茶道口の亭主様より、お菓子お召し上がりを、の挨拶を正客様、うけています。

縁高にて。順に取りまわされます。

お菓子も炉開きの定番、亥の子餅です。

今年はもち粉の餅米の種類が違う為なのか少し硬めで気になりましたが、後で生徒さんから柔らかくて美味しかったですよ、と言われてほっとしました。
お菓子を召し上がっていただいた後は、中立(途中退席休憩)をしていただきました。
これから後座になります。

点前座の設え。
後座の最初は濃茶が練られます。

亭主様、濃茶点前のお道具を運び、お柄杓が蓋置(とくさ)にひかれました。

茶入の仕覆をぬいでいます。

茶入を清める為に帛紗をさばいています。

茶筅通しをしています。

正客様、練られた濃茶を取りにおでまし。

自席に戻られて濃茶をいただいています。

各服でしましたので、次に次客様が練られた濃茶を取りにおでまし。

正客様がいただかれた茶碗だけを皆さん拝見し、末客と正客、出会いで亭主に返しています。

使われたお道具(茶入、茶杓、お仕覆)を正客様が亭主に拝見させていただきたい旨こわれ、亭主様はそれぞれのお道具を清め、拝見にだし、客全員が拝見ののち亭主様に返され、亭主様、そのお道具を下げようとしています。

亭主様、お道具をお下げになっています。これで濃茶のお点前すべて終わります。
次は、後炭です。長いことお釜のお湯がたぎっていましたが、炭が大分流れ、お湯のたぎりが緩やかになりますので、ここで炭が足されるのです。その手前です。

炭斗はふくべです。

炭がつがれる時は、お客様は炉端により、つがれる様子や炉中を拝見します。

亭主様、炭をついでいます。

割ギッチョを火箸で挟もうとしています。
後炭の手前がすべて終わり、最後に薄茶を召し上がっていただきます。
薄茶点前なんですが、亭主様がお疲れのご様子、急遽お福が代役で薄茶点前をさせていただきました。お福がお点前する写真はめったにありません、というのも滅多にお点前しないということなのですが。
ので、まことにお目だるいことではありますが、悪しからず。

煙草盆を正客様の前にお出ししています。現在では席中で煙草を吸うことはないのですが、煙草盆の塗、作者、火入れの窯元、作者などが鑑賞の目的になります。
この後、お干菓子が出されました。

薄茶茶碗と建水を運んできました。お福、台所で料理と格闘しておりましたので、髪が躍ってしまっています。

蓋置を定座に出そうとしています。

お棗を清めようと帛紗をさばこうとしています。

帛紗をさばいています。お福、昨日から畑や台所、席中、水屋と走り回っておりましたので少々お疲れ気味、普段お点前していないので、緊張しまくり。お恥ずかしい。

お茶碗にお抹茶を入れています。

お客様はお干菓子を取りまわしています。薄茶も各服でした。

お茶碗にお湯をそそいでいます。

お正客様よりお道具拝見の所望で棗を清め、お出ししたところ。なにやら会話中のようです。

茶杓をおだししたところ。
最後の薄茶が終わり、すべてが終わって、一座建立となました。
例にして全員でハイポ-ズ、

そのあとがお楽しみなんです。で、お福パウンドケーキを焼いておいたのですが、


中に栗の渋皮煮を入れてみました。
皆さん満腹だということなのでお蔵入りとなりました。
生徒さんおもたせのミカンとカキで、


和気あいあい。
長々とお付き合いほんとにありがとうございました。
備忘録ですのでお許しください。
今回は炉開きの記事だけになりました。京都も散策してきました。次回UPしようと思っていますのでどうぞ懲りずにお付き合いくださいませ。
ちなみに、本日つかわれた道具

本席の掛物 「関」 南北東西活路通 立花大亀老師 筆

待合の掛物 「明歴々」 福本積応老師 自画賛

お床のお花 備前の花入れに 雲龍柳とイソギク

茶入 瀬戸肩衝 織部 山口錠鉄作
茶杓 銘「瑞雲」 細合喝堂作
仕覆 四季七宝 仕立て 徳斎

棗 錆塗唐松蒔絵 道場宗康作
茶杓 銘「のどか」法谷文雅作

香合 信楽柿香合 上田寿方作
香 坐忘斎家元好み「松濤」
香元 松栄堂