2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ここにまた高木大神の命以ちて、覚して白したまはく、「天つ神の御子を、これより奥つ方に、な入り幸さしめそ。荒ぶる神いと多となり、今、天より八咫烏を遣はさむ。かれ、その八咫烏引道きなむ。その立たむ後より幸行すべし」とまをしたまひき。かれ、その…
It's still hot, isn't it?
かれ天つ神の御子、その横刀を獲し所以を問ひたまへば、高倉下答へ曰さく、「己が夢に云はく、天照大神・高木神二柱の神の命以ちて、建御雷神を召して詔りたまはく、『葦原中国はいたくさやぎてありなり。我が御子等、不平みますらし。その葦原中国は、専ら…
故、神倭伊波礼毘古命、其地より廻り幸して、熊野村に到りましし時、大熊髣に出で入りて即ち失せぬ。ここに神倭伊波礼毘古命、たちまちにをえまし、また御軍も皆をえて伏しき。この時、熊野の高倉下、一ふりの横刀をもちて、天つ神の御子の伏したまへる地に…
爾に海神、自ら出で見て、「此の人は、天津日高の御子、虚空津日高ぞ。」と云ひて、即ち内に率て入りて、美智の皮の畳八重を敷き、亦畳八重を其の上に敷き、其の上に坐せて、百取の机代の物を具へ、御饗為て、即ち其の女豊玉毘売命を婚せしめき。故、三年に…
妙な話だが、私は七歳のとき、腸カタルで三人の医者に見離された際(その時分から私は食道楽気があったものか、今や命数は時間の問題となっているにもかかわらず)、台所でたにしを煮る香りを嗅ぎ、たにしを食いたいと駄々をこね出した。生さぬ仲の父や母を…
故、教への随に少し行きまししに、備さにその言の如くなりしかば、すなはちその香木に登りて坐しき。ここに海神の女、豊玉毘賣の従婢、玉器を持ちて水を酌まむとする時に、井に光ありき。仰ぎ見れば、麗しき壮夫ありき。甚異奇しと以為ひき。ここに火遠理命…
爾に塩椎神、「我、汝命の為に善き議を作さむ。」と云ひて、即ち間勝間の小船を造り、其の船に載せて、教へて曰ひけらく、「我其の船を押し流さば、差暫し往でませ。味し御路有らむ。乃ち其の道に乗りて往でまさば、魚鱗の如造れる宮室、其れ綿津見神の宮ぞ…
かれ火照の命は、海佐知毘古として、鰭の廣物鰭の狹物を取り、火遠理の命は山佐知毘古として、毛の物毛の柔物を取りたまひき。ここに火遠理の命、その兄火照の命に、「おのもおのも幸易へて用ゐむ」と謂ひて、三度乞はししかども、許さざりき。然れども遂に…
ここに詔りたまはく、「佐久夜姫一宿にや妊める。此れ我が子に非じ。必ず、国つ神の子ならむ」とのりたまひき。ここに答へ白さく、「吾が妊める子、若し国つ神の子ならば、産む時幸あらじ、若し天つ神の御子ならば、幸くあるむ」とまおして、即ち戸無き八尋…
ここに大山津見神、石長比売を返したまひしによりていたく恥ぢ、白し送りて言はく、「我が女二並べて立奉りし由は、石長比売を使はさば、天つ神の御子の命は、雪零り風吹くとも、恒に石の如く常はに堅はに堅はに動かず坐さむ。また木花之佐久夜比売を便はさ…
皇は神にしませば天雲の雷の上に廬せすかも これは有名な人麻呂の歌だが、べつに天皇が現人神だと言っているわけではなく、神と言っているだけで――「現人神」という言い方がすでに間違いのものであったと思うのである。天才だなあと思われている人が、「おれ…
爾くして、天児屋命・布刀玉命・天宇受売命・伊斯許理度売命・玉祖命、あはせて五伴の緒を支ち加へて天降しき。是に、其のをきし八尺の勾璁・鏡と草那芸剣と、亦、常世思金神・手力男神・天石門別神を副へ賜ひて、詔ひしく、「此の鏡は、専ら我が御魂と為て…
オオクニヌシとその息子たちを、汚い手を使って征服したアマテラス一味については以前書いたことがあるので、省略である。 爾に日子番能邇邇芸命、天降りまさむとする時に、天之八衢に居て、上は高天原を光し、下は葦原中国を光す神、是に有り。故、爾に天照…
兎申さく、『僕、淤岐ノ島にありて、この地に渡らまく欲りつれども、渡らむ由なかりし故に、海の鰐をあざむきて言ひけらく、「吾と汝と族の多き少きを競べてむ、故に汝は其の族の在りのことごとに率ひ来て此の島より、気多之前まで、皆並み伏し渡わたれ、吾…
今日は、おそらく最高気温が38度か39度ぐらいあって、いままで生きてきた中で一番暑かったです。体温より高い空気は、まったく読む努力を必要としない。こんな熱さでは、皮膚が焼けてしまう。 大穴牟遅神に帒を負せ、従者と為て率て往きき。 是に、気多の前…
故是を以ちて其の速須佐之男命、宮造作るべき地を出雲国に求ぎたまひき。爾に須賀の地に至り坐して詔りたまひけらく、「吾此地に来て、我が御心須賀須賀斯。」とのりたまひて、其地に宮を作りて坐しき。故、其地をば今に須賀を云ふ。 いま須賀のあたりをグー…
其の足名椎・手名椎の神に告らししく、「汝等、八塩折りの酒を醸み、 亦、垣を作り廻らし、其の垣に八門を作り、 門毎に八さずきを結ひ、其のさずき毎に酒舩を置きて、 舩毎に其の八塩折りの酒を盛りて待て」とのらしき。 故、告りたまへる随に、かく設け備…
「汝が命に益して貴き神坐す故に、歓喜び咲ひ楽ぶぞ」と、 如此言す間に、天児屋命・布刀玉命、其の鏡を指し出で、天照大御神に示し奉る時に、 天照大御神、逾奇しと思ほして、 稍戸より出でて、臨み坐す時に、 其の隠り立てる手力男神、其の御手を取り引き…
アマテラスがスサノオの横暴にあいそをつかし、洞窟に籠もってしまった。世界から光が失せた。――にしては、神々は活動的である。 常世の長鳴鳥を集めて鳴かしめて、天安河の河上の天の堅石を取り、天の金山の鉄を取りて、鍛人天津麻羅を求ぎて、伊斯許理度売…
故爾に、各天の安の河を中に置きて宇気布時に、天照大御神、先づ建速須佐之男命の佩かせる十拳の剣を乞ひ度して、三段に打ち折りて、奴那登母母由良に天の真名井に振り滌ぎて、佐賀美に迦美て、吹き棄つる気吹の狭霧に成りませる神の御名は、多紀理豐売命。…
故、ここに、速須佐之男命言したまひしく、「然らば、天照大御神に請して罷りなむ。」とまをして、天に参上ります時に、山川悉に動み、国土皆震りき。爾に天照大御神、聞き驚かして詔りたまひしく、「我が那勢命の上り来ます由は、必ず善き心ならじ。我が国…
伊邪那岐大御神、速須佐之男命に詔りたまひしく、「何由かも汝は事依させし国を治らさずて、哭きいさちる。」とのたまひき。ここに答へ白ししく、「僕は妣の国根の堅州国にまからんと欲ふ。故、哭くなり。」とまをしき。ここに伊邪那岐大御神、大く忿怒りて詔り…
ここに、左の御目を洗ひたまひし時に、成りませる神の名は、天照大御神。次に右の御目を洗ひたまひし時に、成りませる神の名は、月読命。次に御鼻を洗ひたまひし時に、成りませる神の名は、建速須佐之男命。 どうもアマテラスというのは、日本で尊敬されてい…
最後に其の妹伊耶那美命、身自ら追ひ来りき。爾くして千引の石を其の黄泉比良坂に引き塞へて、其の石を中に置き、各対ひ立ちて、事戸度す時、伊耶那美命言ひしく、「愛しき我がなせの命、如此為ば、汝の国の人草、一日に千頭絞り殺さむ」といひき。爾くして…
故、左の御みづらに刺させる湯津津間櫛の男柱一箇取り闕きて、一火燭して入り見ます時に、うじたかれころろぎて、頭には大雷居り、 胸には火雷居り、腹には黒雷居り、陰には拆雷居り、左手には若雷居り、右手には土雷居り、左足には鳴雷居り、右足には伏雷居…
爾に伊邪那美命、答白したまはく、「悔しきかも、速く来まさずて。吾は黄泉戸喫為つ。然れども愛しき我がなせの命、入り来ませる事恐ければ、還りなむを、且く黄泉神と相論はむ。我をな視たまひそ」如此白して、其の殿の内に還り入りませる間、甚久しくて待…
次に筑紫嶋を生みき。此の嶋も亦、身一つにして面四つ有り。面毎に名有り。 この身一つに面四つというのはさまざま議論があるのであろうが、面(顔)に名前がついているというは、まあ当然のようで、――確かに、いまでも我々は顔写真と名前をセットにしている…
次に伊予之二名嶋を生みたまひき。この嶋は身一つにして面四つあり。面ごとに名あり。かれ、伊予の国を愛比売といひ、讃岐の国を飯依比古といひ、粟の国を大宜都比売といひ、土佐の国を建依別といふ。 四国が生まれました。なんと顔が四つあるばけものです。…
「汝は右よりめぐり逢へ、我は左よりめぐり逢はむ」とのりたまひて、約り竟へてめぐりりたまふ時に、伊耶那美の命まづ「あなにやし、えをとこを」とのりたまひ、後に伊耶那岐の命「あなにやし、え娘子を」とのりたまひき。おのもおのものりたまひ竟へて後に…