さちゅりこん2――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

なにもなし

ケーベル先生の魂はどこに

前記事「東京新繁盛記はまだ続く」のような考えは、時々起こるのだが、とはいえそこまで事態は複雑ではないのではないのではないかと思ってしまうのは、わたくしが根本的に洋学派のせいであろうか。 服部誠一の世界は、ほとんどネットの掲示板じみているが、…

東京新繁盛記はまだ続く

服部誠一の『東京新繁盛記』を斜め読みしていると、日本での「議論」が結構ある種弁証法的でありながら、議論の消失という形をとっておわる印象を受ける。――明治初期からこんな調子なのである。それにしても、漢学の衰退は痛い。初編学校で、言い合いをする…

ありがたや

リプ子ちゃんすってんころりんを観るために、女子フィギアの世界選手権を見ていて気がついた……。 以前浅田真央選手を松田聖子並みのアイドルだというふうに論じていた人がいたが、私は違うと思っていたのだ。松田聖子が地獄の裏から天国に達するような、庶民…

壁が衝立、障壁と転化し

しかも、その平面を透して見んとする意志もまたそれみずから変容している。壁が衝立、障壁と転化し、それに平面図を投げつけることにより、さらにその絵そのものを独立させ、特殊の画布として独立させる過程は西欧においても宗教画的壁画より画布が漸次独立…

nanimo

nasi

二盞を呑み尽せば

そして、類ひ稀なるモロコシ酒の利き目は、盞を傾ければ忽ち羽化登仙、二盞を呑み尽せば王侯貴族の宮殿に主となつて、錦の寝椅子に恍惚としてゐるものを、あの声を耳にするがいなや、真さかさまに元の馬小屋に戻つてしまふと、憤つて、やがてはわたしの帰来…

悲しき大相撲

すっかり日本の国技ではなく、モンゴルの国技と化した大相撲である。負傷してもサッカーできる世界最強ドルジ氏、史上最強白鵬氏、カープファンハルマ氏、「向こうで大学の先生といっても、給料はよくない。」(←こっちもだよ~)と力説のカクリュウ氏を見た…

ご卒業おめでとうございます(*・ω・*)

↑ 卒業おめで象 今週のニュースから…… 一、「「ふざけるな」「×」…大阪市長選、無効票続々」(http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140324-567-OYT1T00084.html?fr=rk) →そりゃそうなんだけどさ、橋下氏に選挙をやられた時点で、ある程度、橋下…

彼等の心臓さえはっきりと人目に映ずる

公園、カフェ、ステエション――それ等はいずれも気の弱い彼等に当惑を与えるばかりだった。殊に肩上げをおろしたばかりの三重子は当惑以上に思ったかも知れない。彼等は無数の人々の視線の彼等の背中に集まるのを感じた。いや、彼等の心臓さえはっきりと人目…

どんとこい超常現象、まるっとおみとおしなら幸福だ

NHKで、「超常現象 科学者たちの挑戦」というのを放送していて、いきなり冒頭から案内人として「どんとこい超常現象」の阿部寛がでてきたので、「まるっとおみとおしだ」の某女優まで出てくるのかと思った――という、まあ遊び的な番組であったが、最新のテク…

日曜日には鼠を殺せ

わりと好きな映画である。確かに、20年前のスペイン内戦の共和国軍の英雄であったマヌエルが、もうちっと堕落していていたほうが話はわかりやすくなっていたのかもしれない。ファシストを裏切ってマヌエルの母親の遺言通りに彼を助けてしまった神父が、マヌ…

白樺と寒さ

まだまだ寒さの果てぬ道

国土地理院立体地図

http://cyberjapandata.gsi.go.jp/3d/index.html ああー小学校6年のときに、すでに木曽郡の部分だけわしゃ粘土で結構がんばってつくったのに……やっぱこういうのパソコンでちゃちゃっと出来るようになったか。

黒と白

電信柱が寒い風にあたってピーピーと泣いておりました。 黒い雲が来て、 「何を泣いているのだえ」 「寒いからさ。お前のような雲が来るから寒いのだ。こちらへ来ないでくれ」 「おれが悪いのじゃない。風がわるいのだ。おれは風につれられて来るのだから」 …

すんなりとかっこうのいい渦巻形の円柱が列をなして

とある大きな町に植物園があって、園内には、鉄骨とガラスづくりのとても大きな温室がありました。たいそう立派な温室で、すんなりとかっこうのいい渦巻形の円柱が列をなして建物の重みをささえ、その円柱には、枝葉模様をきざんだアーチが、かるがるともた…

東京は人が多いね

図書館の周辺

指と夕陽と人間 鳥

東京

に来ております。ビルがたっかい。

深夜、地震

びっくりする

B. Tchaikovsky Gake No Ue No Ponyo

ボリス・チャイコフスキーの「テーマと八つの変奏曲」をはじめて聴きました。 https://www.youtube.com/watch?v=GTdzAWq6DR0 https://www.youtube.com/watch?v=eTkXjuFWrhU 繰り返して聴いていたら一種のゴスペルに聞こえなくもないという気分になってきたの…

路傍は高萱と水草と、かはるがはる濃淡の緑を染め出せり

世の人はポンチネの大澤(パルウヂ、ポンチネ)といふ名を聞きて、見わたす限りの曠野に泥まじりの死水をたゝへたる間を、旅客の心細くもたどり行くらんやうにおもひ做すなるべし。そはいたく違へり。その土地の豐腴なることは、北伊太利ロムバルヂアに比べ…

木刀

二人の生活はいかにも隠居らしい、気楽な生活である。爺いさんは眼鏡を掛けて本を読む。細字で日記を附ける。毎日同じ時刻に刀剣に打粉を打って拭く。体を極めて木刀を揮る。婆あさんは例のまま事の真似をして、その隙には爺いさんの傍に来て団扇であおぐ。…

精神界に於ける勢力は

さて右の如く偉大なる法王を出したカソリック教の総本家バチカンも星移り物変わり現代にあっては物質世界に於ける勢力は、昔日の如くではない。しかしながら精神界に於ける勢力は、全世界を通じて三億五千万の信徒を有し我大東亜共栄圏内にありても、大約二…

這裏の消息

当面の珍事は大に人を動かすが故に深からん。然れども露骨にして含蓄を欠くが故に浅しとも云ひ得べし。一笑にして万斛の涙を蔵するものあり。泣かざれば泣くと思はぬものには此笑は無意義なるやも知るべからず。吾は却つて是等をこそ深きものと思へ。這裏の…

平成ワンワン大行進

「ありゃあ、情報が漏れている。この中に警察のイヌがいる!」(スティーヴ・ブシェミ) 「犬とハサミは使いよう」(更伊俊介) 「みんな首相のポチになっている」(古賀誠) 「憎いやつだ。わん。わん。」 「わん。わん。わん。覚えていろ。わん。わん。わ…

エリュアールを読みながら

昔のことは忘れてきた。 Les poissons, les nageurs, les bateaux Transforment l’eau. L’eau est douce et ne bouge Que pour ce qui la touche. Le poisson avance Comme un doigt dans un gant, Le nageur danse lentement Et la voile respire. Mais l’e…

「デンデンムシ」は名作

ニュースでもやってたが、わが附属××園舎の歌もまど・みちおの作詞であった。太宰とか中島敦の世代に属するこのひとの詩には、一種の末期の眼があるね……。末期の眼も、「死んだつもり」にならなければたいしたもんである。ただ理屈にはむかんかもしれん……

人生の脊髄に触れた淋しさだ

「怒つちやいけないよ。君達の時代は君一人が絶叫しなくとも、 。奇蹟のやうに、君の現実的要求よりももつとよい状態で一時にどつとやつて来さうな気さへする。――怒つちやいけませんよ。君が今、一生懸命にさうしたことをしなくとも、もつと静かに、二人の妹…

眠れぬ夜のために

https://www.youtube.com/watch?v=SW4fNXuHthU 必殺「エレクトラ」(ミトロプーロス1957) 内容も必殺ばっかり。複雑でグロテスクな音響に疲れ果てたあげく、最後のCの連打で眠れる。それまでに一時間四十分程度かかるが…… 結論:人殺しはよくないよ