親魏倭王のお部屋

noteで活動中の元学芸員・親魏倭王の雑記帳。広報も兼ねています。

人生で一番ハマった(というより今なおハマり続けている)もの

お題「人生で一番ハマったもの」

初めて「お題」で記事を書きます。ちょっと硬めの記事が続いたので、ここでちょっと一休みをば。

「人生で一番ハマったもの」というより、「今までの人生でずっとハマり続けているもの」と言ったほうが適切なんですが、ずばり「読書」ですね。

徒然草』に「灯りの下に文を広げて、見ぬ世の人を友にする」という趣旨の言葉があるんですが、読書は時空を超える――精神的なタイムスリップも可能(しかも本を閉じるだけで戻ってこられる)というのが一番の魅力かもしれません。

例えば『シャーロック・ホームズの冒険』は、ヴィクトリア朝後期のイギリスを舞台にしていますが、シャーロック・ホームズとワトソン博士が様々な事件に関わっていく中で、当時のロンドンの光と闇が余すところなく浮かび上がってくるんです。おおよそ、これまでに書かれた小説はSFや歴史・時代小説を除くと「その当時の現代劇」だったわけで、今読むとその時代の社会や風俗がよくわかります(ただ、現代劇なので「自明の理」として書かれている部分もあり、当時の価値観と今の価値観が合わないため、どうしても「?」となる部分もあるわけですが)。

DaysAIという画像生成AIアプリで生成した、本を読む猫娘。3人いる「うちの子」の一人。

僕が持っている「本についてのいちばん古い記憶」は母に絵本を読み聞かせてもらっていた時のものですが、その時の絵本でものすごく気に入っていた2冊は、まだ実家にあるかもしれません。その次は亀井勝一郎氏の『大和古寺風物誌』で、現行の新潮文庫版は口絵以外に写真がないんですが、家にあった角川文庫版は仏像写真が豊富で、写真目当てに読んでいた(というより見ていた)感じですね。あんな本、4~5歳の子供が読めるわけない(笑)

それから幼稚園を卒業する時期になって、出版社は忘れたのですが、絵解き形式の『太平記』の解説書を父が手に入れ、それを繰り返し読んでいました。これが、僕が歴史好きになるきっかけとなり、そのまま考古学を専攻して学芸員になったわけです。不本意な退職をしてしまったので、まだ業界に未練はありますが……

小学生の頃は学研の『まんが人物日本史』と集英社の『マンガ日本の歴史』をひたすら読む一方、『微生物の狩人』のジュヴナイル版が学級文庫に入っていたので読み、これがきっかけで伝記(評伝)を好むようになります。同じ頃、モーリス・ルブランの『奇巌城』と『水晶の栓』を読んだのですが、僕がミステリー好きになったのは、中学生の時に母が持っていたアガサ・クリスティーを何冊か読んだのが発端です。

中学生くらいまでは同じ本を繰り返し読む傾向が強かったんですが、高校生になってから小遣いで文庫本を買うようになり、この頃から乱読の傾向が出てきます。それ以降、小説から教養書、雑学本まで気になる本は手当たり次第に読むようになり、それは現在まで続いています。ただ、不思議なことに「胡散臭い本」はタイトルを見ると直感的にわかるようで、陰謀論系の本を気づかずに買って読んだ経験がないのは自慢です(陰謀論の研究書は読んだことがあります)。

宣伝になりますが、こんな記事をnoteに書いています(有料です)。

ただ、どういうわけか漫画には(小学生の時に読んだ歴史漫画を除くと)興味がなく、ほとんど読んでいません💦

今回は「人生で一番ハマったもの」もとい「今までの人生でずっとハマり続けているもの」について書いてみました。

今回はこの辺で。