久しぶりに中小企業診断士のことについて。
中小企業診断士の資格を取得するためには、2次試験を突破するか、登録養成課程に通うかの2択を選択することになり、これは全受験生にとっての大きな悩みごとの一つになる。なお自分は登録養成課程に通った。どこの養成課程に通ったかを書くと、ある程度特定されそうなので、そこは控えさせていただく。今回はこの悩みを抱える方に少しでも参考になればという思いでブログを書きたい。
なお、具体的な試験制度や登録養成課程がそもそも何なのか的なお話については割愛したい。もしそこから知りたいという場合には、丁寧に説明している他のブログなどもたくさんあるので、ぜひそちらを参考にしてほしい。中小企業庁の公式サイトでも説明がなされているので一読されたい。
私が登録養成課程を選択した訳
私はまず2次試験で合格することを考えていたが、1度目の2次試験を失敗してしまった。ここで2次試験を合格すれば、登録養成課程には行かなかったわけではあるが、結果的には登録養成課程に通ってよかったと今では本当にそう思う。
過去のブログでも書いたが、職場の先輩が登録養成課程に通った話をすごく活き活きとされるのを聞いたので、それに触発されたという理由が大きい部分はあるが、最も大きな理由は次の点だ。
私はこれまでのキャリアで会社の本部系の仕事しかしておらず、対顧客であったり、コンサルティングとは無縁の人生を送ってきた。そんな自分が、仮にペーパーテストの2次試験に受かって(※厳密にはペーパーテストだけでなくて実務補習が存在するが)、診断士となったとしても、教科書の知識しか知らない頭でっかちな診断士が出来上がるだけではないだろうか、という点を危惧していた。であれば、いっそのこと養成課程に通うことで、実務それ自体も学んでしまおうと思った訳である。
結果的には、この判断は間違っていなかったと今振り返っても思う。
登録養成課程では多種多様な診断士の先生方から生の声を聞く機会があり、それがすごく勉強になった。私以外の生徒では特に独立組の方々が結構多かったが、そういった生徒であれば、診断士として生計を立てている先生の声をじかに聞くことができるということは、何よりも大きな財産になる。
登録養成課程で得た一生モノの人脈
登録養成課程には様々なバックボーンを持つ方々が全国からやってくる。年齢も幅広い。20代から60代~70代まで様々だ。こうした方々に囲まれて勉強するというのは本当に刺激になるし、自分のキャリアとは全然違う人たちの話も聞けてすごく面白い。
また学びを通して、こうした学友と仲良くなり、この人脈は、卒業後に大いに活かされる。実際、もうすでに学友同士で協力し合いながら仕事を進めていったりしている人もいる。
こうした強く太い人脈というのは、やはり養成課程でしか得られない財産であろうと思う。特に独立志向の方にとっては、この人脈というのが最大限の強みにもなる。2次試験では決して得られなかったと思う。
実習で実践的な学びが得られる
自分としては、これが一番決め手だった。養成課程では約10日間の実習が5回行われる。7~8人程度で班を作り、そのメンバーで企業訪問、企業診断、診断報告、と行っていく。班編成は実習の都度シャッフルされる。
営業経験のない自分にとっては言うまでもなく、実習の都度、プロの診断士の先生からアドバイスをもらえるのは本当に財産になった。
登録養成課程に行って良かった
登録養成課程の最大のデメリットは「時間」と「費用」。これに尽きる。「時間」については養成課程を実施する機関によるが、半年コース、1年コース、2年コースなどがある。半年コースは全日制なので、その間仕事をどうするかという問題には誰しも直面する。1~2年コースについては働きながらでも通えそうなカリキュラムとなってはいるが、それでも仕事と両立するのは結構大変。「費用」についても、約200~300万程度はかかる。これを捻出できるかという問題がある。
もし仮に、このあたりの問題がクリアできるのであれば、養成課程に行ってみることも是非お勧めしたいと思う。








