コミック【第一巻】出版情報

「何か面白いコミック」がないかな、と探している貴方へ!

【2025.7.4】 おかえり水平線  <渡部大洋/集英社>ジャンプコミックス

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【あらすじ】

「だって俺ら子供やし誰も悪くないやん」
海辺の街で、祖父と銭湯を営む遼馬。いつものように学校帰りに開店準備をしていると、父の隠し子を名乗る玲臣という少年がやって来て──? 銭湯を舞台に繰り広げられる。

 

海辺の小さな街で営業する昔ながらの銭湯。主人公・遼馬は祖父を手伝いながら静かに日常を過ごしていた──そこに突然現れたのは、「父の隠し子」を名乗る少年・玲臣。彼の登場によって、止まっていたはずの日常が少しずつ揺れ動き、家族のかたちや“居場所”をめぐる物語が動き始める──。

この作品の注目ポイントは、決してドラマチックすぎる事件が描かれるわけではなく、むしろ“普通の高校生”たちの視点から紡がれる繊細な感情の動きにあります。

タイトルにもある「だって俺ら子供やし誰も悪くないやん」という言葉は、この作品の根底を支えるテーマそのもの。

大人と子供の狭間で揺れる曖昧な感情、どうしようもない現実の前での無力感、それでも誰かとつながろうとする優しさ──そういった瞬間が丁寧に描かれています。

銭湯という舞台設定も魅力的です。

湯気の向こう側で交わされる会話、裸の付き合いが象徴する本音と本音のぶつかり合い、そして人の体温を感じさせる“昭和の残り香”。

どこか懐かしい空気感がありつつも、抱えているテーマは現代的。

家族の再構築、血縁と心のつながり、友達とは何か――そんな普遍的な問いがさりげなく散りばめられています。

 

こんな人におすすめ

  • 『ひらやすみ』『よつばと!』のような“等身大の日常ドラマ”が好き

  • 『三月のライオン』『海街diary』のように“人との関わり”を丁寧に描いた作品が好き

  • 心に静かに響く青春群像劇を読みたい

  • 家族や友人との距離感に悩んだことがある

  • 温かいけれど、甘すぎない物語が好き

派手なバトルはないし、劇的な恋愛展開もないかもしれない。

でも、人間ドラマの核心にある“心の成長”や“つながりの意味”をしっかり描き切るタイプの物語が好きな人には、きっと心に刺さる一冊。

静かな余韻が残る青春漫画に出会いたい人に、強くおすすめしたい作品です。