satomi30sのひとりごと

山、川、海などの自然に触れるのが好きで、健康を気遣う70歳です。

50代からの健康デザイン学〈実践編〉第10回

50代からの健康デザイン学〈実践編〉第10回

 

健康デザインを人と共有するときの伝え方
──「押しつけない関わり方」を育てる

実践編の第10回では、
自分なりの健康デザインを、
家族や身近な人と共有するときの
「伝え方」について整理していきます。

体調が楽になってくると、
大切な人にも
「知ってほしい」「楽になってほしい」と
思うのは自然なことです。

一方で、
伝え方を間違えると、
相手には「指導」や「お説教」に
聞こえてしまうこともあります。


ここで大切にしたいのは、
「変えさせる」のではなく、
「選べるようにしてもらう」

というスタンスです。

そのために、
次の三つの流れを意識します。

① 相手の物語から始める
② 自分の体験として話す
③ 選択肢としてそっと置く


① 相手の物語から始める
まずは、
こちらの提案を伝える前に、
「今、どんな状態なのか」を
静かに聴きます。

・最近、体はどう?
・一日の中で一番疲れるのはいつ?
・何か気になっていることはある?

相手の言葉を、
評価せずにそのまま受け止めます。

ここで「だから○○した方がいいよ」と
すぐにアドバイスに入らないことが、
とても大切です。


② 自分の体験として話す
次に、
自分が試してきたことを
「体験談」として
シンプルに伝えます。

・自分も前は同じように疲れていたこと
・どんな小さな工夫を試したのか
・やってみてどう変わったと感じたか

「あなたもこうすべき」ではなく、
「自分はこうしてみた」
という形にしておくと、
相手は受け取りやすくなります。


③ 選択肢としてそっと置く
最後に、
提案を「選択肢」として
そっと差し出します。

・無理のない範囲で、
 よかったらやってみる?
・もし興味があったら、
 一緒に試してみない?
・合わなければ、やめても大丈夫だよ

このように伝えることで、
相手が「自分で選んだ」と感じられる
余地が生まれます。


ここで、
意識しておきたいポイントが
もう一つあります。

それは、
「相手のタイミングを尊重する」
ということです。

今すぐ変えたい人もいれば、
まだ準備ができていない人もいます。

その人のペースを認めたうえで、
「いつでも相談してね」と
言える距離感があると、
関係性が傷つきにくくなります。


健康デザインを共有することは、
知識を渡すというより、
「安心」を手渡すこと
に近いのかもしれません。

・一緒に考えてくれる人がいる
・いつでも話を聞いてくれる人がいる
・試してみても、やめてもいい

そう感じてもらえるだけでも、
その人の回復力は、
少しずつ支えられていきます。


50代からの健康デザインは、
自分一人だけのテーマではなく、
周りの人との関係の中で
育っていくものでもあります。

押しつけず、
あきらめず、
静かに寄り添いながら、
「一緒に整えていく」感覚を
大切にしていきたいところです。

次回は、
ここまでの実践編をふり返り、
日々の生活に無理なく
組み込むための
「全体のまとめ」をしていきます。

 

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最後まで読んでいただき
ありがとうございました