
50代からの健康デザイン学〈実践編〉第9回
ルールの見直しとアップデート
──「変えていいルール」と、育てていく感覚
実践編の第9回では、
前回つくった「自分だけの基本ルール」を、
どのように見直し、
アップデートしていくかを整理していきます。
一度決めたルールを
守り続けようとしすぎると、
いつか窮屈になってしまいます。
50代からの健康デザインでは、
「ルールは育てるもの」
「変えてもいいもの」
という前提を大切にします。
まずは、
見直しのタイミングを
あらかじめ決めておきます。
おすすめは、
次のいずれかです。
・1か月に1回
・季節が変わるごとに
・体調や生活リズムが大きく変わったとき
「つらくなったら見直す」のではなく、
定期的に点検するものとしておくと、
無理がたまりにくくなります。
見直すときは、
ノートやメモを開いて、
次の三つの観点で眺めます。
① 続けやすかったもの
② 続けにくかったもの
③ 思った以上に効いているもの
① 続けやすかったもの
「意識しなくてもわりとできている」
ルールは、
すでに生活に馴染み始めているサインです。
これは、
そのまま「軸」として残します。
ときどき微調整するにしても、
無理に変える必要はありません。
② 続けにくかったもの
「やりたいけれど、よく崩れる」
というルールは、
少しだけ形を変えてみます。
・頻度を減らす(毎日 → 週3回)
・量を減らす(10分 → 3分)
・条件を緩める(完了形 → 試してみる)
それでも負担が大きいと感じる場合は、
一度ルールから外して、候補リストに戻す
という選択もありです。
③ 思った以上に効いているもの
「これをすると調子がいい」
「意外と支えになっている」
と感じる行動は、
ルールの中で
少し優先度を上げてもかまいません。
・時間を少し伸ばす
・頻度を少し増やす
・他の習慣と組み合わせる
無理のない範囲で、
「効いているものを太くする」
イメージです。
ここで大事なのは、
「変えてはいけないルール」は
一つもない
と決めておくことです。
生活も、体調も、
人間関係も、年齢とともに変わります。
それに合わせて、
ルールが少しずつ変わるのは
自然なことです。
見直しのたびに、
ルールをゼロから作り直す
必要もありません。
・残すルール
・少し変えるルール
・一度手放すルール
この三つに分けるだけで十分です。
50代からの健康デザインでは、
「守れなかった自分」ではなく、
「調整しながら続けている自分」
に注目します。
ルールは、
自分を縛るためではなく、
自分を支えるためにあります。
だからこそ、
ときどき見直し、
今の自分に合わせて、
静かにアップデートしていきます。
次回は、
ここまでの流れをふまえて、
「健康デザインを人と共有するときの
伝え方」のポイントを整理していきます。
**************************
最後まで読んでいただき
ありがとうございました