2015年 09月 15日
選択型フォノイコ Ⅳ UF5408 |
半導体整流器

Tommy Ladnier と Mezz Mezzrowの所謂「THE PANASSIE SESSIONS(’38年11月~12月、10inchフラット重量盤)」です(残念ながら、’39年1月のFrankie Newtonのセッションは、入っておりません)。「JA-DA」「REALLY THE BLUES」等ニューオリンズの名曲でラドニアの偉才が聞けますが、小生は「EVERYBODY LOVES MY BABY」が一番好きです。

日本編集(油井正一担当)盤です。パナシェ・セッションの全貌が聞けます。Newtonのセッション(’39年1月)では、「THE WORLD IS WAITING FOR THE SUNRISE」と「THE BLUES MY BABY GAVE TO ME」が素晴らしいです。
整流管を使用の際は、例えば274の場合、A,Bとか、製造された年代による違い、刻印(ゲッターの異)、プリント(デートコード無し、3桁、4桁、JAN、CW、プリント書体の異)等を差し替えたり、80や5R4GY等の代替品で再生音の変化を確認して、好みの物を探し出してきました。
一方、ダイオードを使用したアンプは、何十台も作ってきた中で、'80年代初めに作った小型軽量を目指した6GA4PPアンプ(既出、現役)1台だけです。5~10年に一度、あちこち改修はしてきましたが、ダイオードは全くそのまま、回路図も付けて渡してしまったので、どんな物が付けてあるかも忘れてしまいました。
「シリコンダイオードは、安価で小型で整流効率が良く、発熱が少なく、整流管と比べると何処をとっても優れている。しかし、整流特性の良さが、そのまま音の良さに繋がらないところがオーディオの奥深さでもある。(小林昭「管球王国Vol68実験工房」より)」
そんなわけで、選択型フォノイコライザーのB電源のダイオードも、今までそれほど関心を持たずに手つかずで来てしまいました。そんな折、かってムンドルフの存在を教えてくれた彼が、秋葉の海神無線に寄ったのでダイオードを買ってきたから、試して見ませんか?と届けてくれました。(マイルスとトレーンのDIW盤Live・2枚組と交換。最近このパターンが何度か。有り難いやら、何やら・・・。)
左が、新しいダイオード/ウルトラ・ファーストリカバリーダイオード・ヴィシェイUF5408(1000V3A)です。右の1/4以下の大きさのが元々付いていた物ですが、詳細は不明(多分1A程度)です。UF5408は許容電流値が大きくなるので、良くなるとのことでした。
早速交換、ダイオードの向きを揃えるだけですので、小生にも簡単にできました。数分後、各部の電圧チェック、OKです。許容範囲です。
1 再生音の密度が向上している
2 エネルギー感が増し、音楽がより前に抜けてくる
(以上初発の印象)
何週間か経ちましたが、力強く太い再生音は、まさしく、Jazzに特化した選択型フォノイコライザー、小生の望むところであります。
価格的にも大層こなれた製品です、気軽に試して見ることが出来そうです。今少し、半導体整流器にも関心を持たなければ、と思わせるに十分な結果でありました。

UF5408にしてから、この古い録音(SPの復刻)が活き活きと鳴り出しました。AESカーブが合う様です。お陰様で、若い頃聞いていた、ニューオリンズジャズやスイングジャズを近頃取り出す機会が増えております。

とまれ、この時代の録音は聞けること自体が有り難いので、輸入盤であれ日本編集盤であれ大切にしていきたいと思っております。
また欲が出てきましたので、選択型フォノイコ、次はヒーター回路の半導体整流器をWEの492Aにでも交換してみようかと考えております。
by sankanchi
| 2015-09-15 10:44
| フォノイコライザー(ジャズ専用)
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