やさしい義眼のつくりかた How to make artificial eye and prosthesis

顎顔面補綴という仕事を通じて身につけた義眼やエピテーゼの製作技術やその背景をご紹介。 あまり広く認知されていない技術ですが、どこかで誰かの役に立てればいいですね。 フィギュアなどの趣味にも生かせるように、なるべく特殊な材料や 道具を使わない方法も お伝えできればと思います。 How to make artificial eye and prosthesis.

How to make artificial eye and prosthesis.

iPad

指のマニュアル

 背水の陣をひいて自分を追い込むための書き込みです。

というか新年の抱負といってもまだぎりぎりOK?

 今までに出版した義眼と耳のマニュアルの時もそうでしたけど、なかなかちょこちょこつまみ食い的にやるだけで遅々として進まず・・・

どっかで奮い立って一気呵成に終わらせる、というのが常。

実質的に実働時間はそんなに多くはないんですけどね、頭の中で考えることが過ぎるのかも・・・

・・・で、なんの新年の抱負かというと、今年こそは指のマニュアルを完成させて出版しようと・・・

多分、この構想も足掛け何年やろ?

症例があるごとに写真撮ったり動画撮ったりはしてるのですが、それぞれ時間に追われて仕事していることがほとんどで、繋ぎ合わせるとバックグラウンドが違ったり石膏の色が違ったり。

そんなこんなでなかなか・・・

臨床例じゃなくてマニュアル用に作業して動画とか写真を撮るのが一番いいんですけど、そういう状況って休もうと思えば休める時なんですよね。

なかなか尻を叩いてくれる人でもいないと、自分の意思だけじゃむずかしい・・・
それで、ここに書き込んで自分を追い込もうかと。

プレッシャーかかるほどこのブログに来てくれてる人が何人いるんだよ?というのはあえて考えないようにしよう。

 まぁ、どなたか貴徳な読者の方がコメントかなんかでプレッシャーかけてくれるといいのかも・・・

とりあえず今やっていることは、文字の方の体裁を先に整えてしまおうという段階。

写真なり動画はそれに当てはめていくように別に取り直しすることと考えてます。

今までの反省と、自分自身の技術的、設備的、材料的な進化もあったりで、今までのよりもうちょっとそれらしくなるのでは?と考えてます。

ChatGPTとかAIも使えるようになっている昨今ですので、文章的にも英語に翻訳するのも若干気が楽になってます。

写真だけじゃなくてやはりイラストも欲しいなとかねがね思っていたのですが、そう思ってそういえばiPad miniとかも買ったんだった。

買ってからどんくらい経ってんだよと、自分で今更ながらツッコミ入れてますが文章作成にも地味に今は活躍してくれてます。

パソコンを常に持って回るのはつらい年頃となったし、パソコンを使う必要のある作業をしなくていい時はiPadを持っていくことにしています。

 Mac bookとiPadと iPhoneに同じ編集アプリを入れておけば、勝手に同期もしてくれるので楽。

ただ問題は、歯科の3Dデザインをする必要がある時はどうしてもWindows機を持っていかざるを得ないわけで、ここだけ解決できればもっとシンプルにできるんですけどね。

歯科のソフトがMacで使えれば全て解決するんですが・・・


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セブ出張 Take2

 前回のセブ出張からちょうど1ヶ月目。
奇しくも同じ日と曜日。18、19の土日月でまたセブに行ってきました。

 正確には帰りの飛行機がマシントラブルでキャンセルになり、再予約して火曜日に帰ってきました。

今回は、前回スキャンした顔面のエピテーゼを完成させて持っていき装着してきました。

あいだに一度も試適を入れずに一発完成、しかも目を含むエピテーゼなので結構プレッシャーでした。

 今までは眼窩のエピテーゼだと試適を最低2回はしていたので、通常なら最低4回のセッションになります。

今回の症例は目と鼻も含んででしたので、さらに緊張の度合いは高まりました。

セブに渡る前の晩まで夢にも出てくる始末。

 今回は3DスキャナーとiPadが活躍。

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ワックス原型を作る時は反転した写真を見ながら作業していき、そのあとワックス原型の写真を撮り、顔面の写真と重ね合わせます。

写真の透明度を変えると、下の写真が浮き上がってくるので、ズレを見つけることができます。

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これで目の開き具合とかシワの感じが掴みやすくなります。

 そのあとスッタモンダの末シリコンに置き換えます。

現地で一からステインすると時間がかかるので、大体のところまで記憶と写真を頼りにステインします。

大体ステインが終わったら正面からエピテーゼの写真を撮り、それを再度反転した顔面の写真に重ねて確認。

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上の写真が顔面とエピテーゼを重ね合わせた写真です。

 この次に、反転していないオリジナルの顔面の写真にエピテーゼを重ねて、全体の違和感がないか確認。

ただ、エピテーゼが予想した位置におさまるのが前提で、実際の顔面に装着してズレていたら元も子もなくなりますけど・・・・
これも大きな不安材料ですね。

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拡大縮小も厳密にはあってるとは限らないので、あくまでもシミュレーション的な使い方ですが、なんとか不気味の谷は今回超えられたような気がしつつ・・・

・・・あとは神頼み。

 翌日早朝飛行機に乗ってセブへ出発。

結果からいいますと、ほぼ予想通りにおさまってくれました。

辺縁を少し延長した方がいいところが少し。
今回のエピテーゼをプロトタイプとして、最終のエピテーゼを再度マニラに戻ってから作ることにしました。

 デジタルをそれなりにきちんと使いこなせば、結構いいとこまで行くということが確認できた今回の症例でした。 ・・・まだ終わっとらんけど。


 このエピテーゼの装着の日はセブ到着後2日目のこと。
初日は別の用事があったので、用事を済ませたあとクリニック近くのホテルに宿泊。

エピテーゼの仕事のあとは別のホテルに移動しました。

その日の午後にマニラに戻れないこともなかったのですが、多分この仕事の後はどっぷり浸かれるはずと思いもう1泊セブに滞在してゆっくりした後に帰る予定でした。

2日目のホテルはビーチフロントのいわゆるリゾートホテルですね。

今までセブは仕事で来るばかりで、観光もしたことなかったのでちょっと奮発。

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ホテルに付属してるような白砂のビーチで束の間のリゾート気分を味わいました。

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翌朝はこんな爽やかな朝日を拝んで朝食。

 その後マニラに戻るため空港に出発。

・・・・この時は帰りの飛行機がキャンセルされるとは思ってもおらず・・・・

搭乗時間が過ぎても待たされることしばし、結局機械故障のためフライトはキャンセルとのアナウンス。

再予約のためカウンターに並ばされましたが、列は一向に進まないし・・・

それならとスマホを使ってオンラインで再予約を試みると、その日のフライトはほぼ空きが無い状態。

どおりでカウンターでみんな揉めてるわけだ。

 しょうがないので次の日の早朝の便に空きがあるのを見つけ予約してさっさと列から出ました。

空港すぐ近くのホテルもオンラインで予約してそこに向かいました。

チェックインして昼食もホテルのレストランで・・・

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お客さん少ない割にやたら料理が出てくるのが遅かったのですが、窓から見える南国の青い空を見ると待つ時間も気になりません。


食後はフィリピン名物ハロハロという冷たいデザートを食べて後は部屋でゆっくりすることにしました。

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次の日ラボに行くのが遅刻間違いなしでしたが、最近そういうのも気にしなくなったのはフィリピンにすっかり染まってしまったのか?

ドライマンゴーをお土産に買って行けばよかろう。

 

iPad の活用 ワックスアップ

 もともとイラストを描こうかと、いや、イラストというほどのものじゃなく、マニュアルとかに入れる挿し絵や写真に書き込むのを目的に買ったiPad。

それなりの金額なので結構悩みに悩んで、吟味に吟味を重ねてminiという小さい方のものにしました。

 結局というかいまのところはそのむきに使われていません。

 余計なことに気を取られぬよう、テキストとかメッセージは受信されないようにアプリも制限しています。

 普段のそういった外部とのやり取りにはiPhone、文章入力したり3Dの編集はMacBook といつのまにか贅沢に使い分けています。

 なんとMacBookはairとproまであります。
さらにWindowsのパソコンもあったり…..

持ち物自慢をしているわけでなく、いつのまにかこれだけないと不便な状態になってまして。

 3DスキャナーとデンタルのCadソフトがMacで動いてくれればもっと少なくて済むんですけどね。

….というのは今回あまり関係のない話で、今日はiPad miniについて。

目を含むエピテーゼをいま手掛けているのですが、この症例セブという別の島の患者さんです。

マニラまで来ていただくことができず、わたしの方から出張サービスで作っています。

 前回は3Dスキャナーで型どりしてきましたが、今週末は再度セブに飛んで装着してくる予定です。

 以前ならこういう症例を試適なしで作ることは考えられませんでした。

というか目の周りの表情を似せるのに、数度の試適が必要でした。

3Dスキャナーで反対側の目を開けた状態で型どりできるというのが大きいですね。

デジタルデータなので反転など加工も簡単だし、

元の顔から反転したり切りはりしてターゲットとなる顔を作り出し、そこからモールドなどプリントして作ります。

 最終的にはワックスに置き換えて細かい部分を作り込んでいくのですが、このときにiPadがかなり便利なことを発見しました。

iPhoneでもできることなのですが、やはり画面が大きいのは助かります。

さらに作業中にメッセージや電話で邪魔されない。

ワックスで表情を作り込む時に、患者さんの顔を反転したものとワックス原型の写真を重ね合わせます。

透明度を調整するとお互いの写真からどこがずれているのかを見ることができます。

眼球の位置とかまぶたのひらき具合、正中線からの距離などなど。

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反転した写真を見ながらワックスアップしてるところです。

このあとワックス原型の写真を撮って重ね合わせます。

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透明度を調整しながらズレを修正していきます。

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あとは拡大しながら細かい表情を追加していきます。

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このあたりでできれば一度試適して確認したいところですね。

今回はそのまま石膏型を作って試しにシリコンを詰めてみました。


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こういったエピテーゼはやはり一度シリコンに置き換えてみないと、辺縁の処理とか煮詰められません。

3Dプリントした患者さんの顔に置いてみて、さらに熟考….

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作業途中iPhoneで写真を撮ってみたのですがちゃんと顔として認識されてるのか、黄色い枠が出てきますね。

あとは神頼みです。

今週末セブに行ってきます。
その前にまだ完成してないか…

義眼 新しいピグメント

 そろそろまたセブ出張が近づいてきたので、集中せねばと他の仕事を片付けています。

今週中に急ぎの人工乳房を終わらせ、来週いっぱいは顔面のエピテーゼに集中します。

今日は歯科の仕事の合間を見て、その顔面エピテーゼの眼球を作りました。

 やはり義眼を作るのは、十分な研磨道具とかあるラボの方がやりやすいですしね。

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 そういえば最近iPadが活躍しています。

もともと別の使用目的で買ったのですが、やはりいつも使っているiPhoneより画面が大きいのでいい!

iPhoneからMacに転送して開けばさらに画面は大きいし、今までは必要に応じてその方法をとってきました。

 ・・・が、作業は埃が立つことも多いし、何より作業スペースが例のごとく手狭。

iPad miniが便利なことに気付いたこの頃です。

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白目の部分のレジンの調色です。

シリコンエピテーゼ同様なるべく地の色で近づけておきたいので、ピグメントをごく少量混ぜ込みます。

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白目の部分の重合後、表面にステインをするのですが、あまりこの工程が得意ではない。

今回は思い立ってピグメントを変えてみました・・・たぶん良さげ。

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奥に見えるのはカラーコーディングされたレジンの材料です。

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ついでに他の道具たちも・・・

アウトドアのUL(ウルトラライト)というらしいのですが、それに通じるものがありますね。

出先で仕事したり、ラボで内職したりするので必然的にコンパクトになっていきました。

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クランプは2種類、小さいやつはクリアボタンとかの部品を作る時、大きい方は写真の通りフラスコを挟んで重合するのに使います。

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そして16年ほどの付き合い、アルコールバーナー。
昼の弁当を温めるのから歯科のワックスアップまでなくてはならない道具です。

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バチあたりフラスコを使って重合しているところですが、フラスコを使う時は鍋はアラビアコーヒーの鍋より大きいものを使います。

あまり小さい鍋だと温度が急に上がりすぎるので。

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重合が終わって研磨までしてみたところです。

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ちょっと改善点があるので、もう一個作り直しですね・・・





 

デジタルの道具

 また今年も息子に誕生日のプレゼントをもらってしまいました。

昨年はApple Watch・・・・
その後風呂入る時以外はずっと寝る時もつけっぱなしです。

寝る時もつけているのは、睡眠のモニタリングができるからで、出来たからってどうってことはないのですが、毎日の睡眠時間と質をチェックするのが毎朝の習慣になってしまってます。

あと一番使うのがタイマー。
石膏埋没して硬化する時間、シリコンを型に詰めてからの重合時間などなど。

つい忘れて放置したり、時間経ったつもりで実は十分じゃなかったりということがなくなりました。

 なんかきょうはアップル系ガジェットYoutuberののりになってしまいますね。

プレゼントもらったうれしさの記録もしとかないと、というだけですので、興味のない方はスルーで。

 ついでに最近じぶんで買ったのがiPad mini。
これはマニュアル用のイラストと、3Dデザインでどうしてもマウスじゃ難しい部分をいじるためにながく悩んだすえ買いました。

 まだ、その向きにはじゅうぶん活用できてませんが、今度はあったらあったでついでにあれもしたりこれもできるんじゃないかと、貧乏性が頭をもたげてきます。
     
 まあ、ノートパソコンを持って仕事に行くのがすこし負担になることもあって、ちょっと身軽に出来ないかというのも大きいんですが。

 そうそう、・・・で息子にプレゼントしてもらったのはこれ。

キーボードです。

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出先で使うものなので、折りたたみのものとかをさがしたのですが、結局純正品になりました。

 ヘビーな3Dデザインは自宅のパソコンで、仕事先でもやるときは少し小ぶりのMac Book。

それ以外のときはiPadとこのキーボードでカバーできそう。

 いま手がけているのが動物の3Dデザイン。

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あらかたパソコンでデザインしたものをiPadに転送しておいて、出先で暇を見つけてはチマチマいじっています。

やはりタッチパネルというかペンでいじれるのはたすかります。これじゃないとできないという部分があって、今までできなかったとこまでいじれるようになりました。

あとはまだやってませんが、動画の編集もキーボードがあればやりやすくなるはず・・・
顔面補綴マニュアル  やさしい義眼の作り方 How to make artificial eye
How to make Ear Prosthesis 英語版
エピテーゼのつくりかた 耳
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村井 さむ

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日本でのプレッシャーを逃れフィリピンに移住してはや10年、まだ生きてます。やさしい義眼の作り方

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