寝台特急サンライズ

年末の移動はいつにもましてめんどくさい。3日前では移動手段が確保され難いし、されたとしても人に揉まれる。だもんで、12月は半ばで仕事を諦めて寝床に籠ることにしていたのだけれども、今年はどうしてもの年末移動が1ヶ月以上前から決まっていた。そして、それを愚痴ってみたところ、寝台特急のチケットを確保してもらえた。

年末移動の愚痴は、乗り鉄さまへ。スパッと解決してくれます、たぶん。

寝台特急で個室。早めにわかっていたからと頑張ってくれたらしい。布教タイプの乗り鉄さま、ありがたし。師走の疲れと大荷物で人に揉まれるのはしんどい。だがさすがの寝台特急。当たり前だけど、発車時間が夜遅いおかげで、それほど駅も混んでいない。晩ご飯もゆっくりたべて、ホームに出陣。20分ほど前だったけれども、もう待っててくれてましたサンライズ。新幹線ホームとはくらべようもないほどに人が少ないので、気分的にとてもラク。すでに贅沢な電車旅。

お目当ての車両にたどり着き中に入るとらホームと反対側に通路があって、とてもコンパクトにでも上品に部屋が並んでいる。チケット片手に確認しつつ、見つけた自分の部屋番号。なんだかとっても愛おしくさえあり。

個室の中は、思ったよりもしっかり個室。荷物置きありハンガーありパジャマあり紙コップあり、そしてなんと、ゴミ箱まである!!

荷物を置いてパジャマに着替えてしまえば、そこは揺れるパラダイス。狭めのベットに薄めなマットレス。だのに全く無問題。がっつりとろりとのんびり満タン。狭いのに圧迫感はほとんどない。

車掌さんの検札を待って、ガタンコトンの電車の揺れに身を投げ出す。で、気がついたら到着の1時間前。眠りの中で、通りすがりのホームの光をなんどか感じてた気がするのだけれども、いやそれにしてもゆっくり寝た。電車の揺れには催眠作用でもあるんじゃなかろうか。よく寝たなぁと声に出して、ぐいぃっと身体をのばすと、スッキリと眠気が抜ける。

ちょっと身支度して、顔を洗いに洗面所へ。廊下をふらふらと揺られながらすすむ。全身ホルスタインのマダムとすれ違う。なんだかとっても寝台列車

午前中の早い時間に自宅に帰還。荷物をさっと片付けて出かけたくらいには、ゆっくり休めたんだと思う。数時間で目的地の新幹線やら飛行機やらとは全く違う寝台特急の旅。いや、ただの移動だけど、トクベツな【旅】にしちゃう威力が確かにある、サンライズ。来年の年末もいやゴールデンウィークとか、などと次を想い設けてしまう。

勧めてくれた乗り鉄さまにとっても感謝。そっち側のひとにはなれないけど、サンライズの人にはなりたい。

f:id:sakupontan:20260102180848j:image

 

年末朝ごはん

年末に乗っかって、寝床へ帰還!1ヶ月ぶりのご自宅。帰ってくるとひとつギアがかわる。もうお仕事行きたくない…ずっとここにいる…って、ソファでじたばたしてたりする。やっぱり自分で作りあげてきた寝床は、格別。どれくらい歳を重ねるとジタバタしなくなるんだろうか、精神的に。

なんてのは、さておき。

帰ってきたばかりでなんもない。年末年始のお買い物にくりださねばなるまい、と。ちょっと早いから、朝ごはんも外で済ませるかな、って9時前に寝床を這い出す。愛(自転)車で30分くらいのところのスーパー巡り。なら、朝ごはんはスーパーそばのファミレスで。

ほんと久々に、ジョイが満ちてるファミレスへ。なんというか雰囲気が、おかしい?ファミレスぽさがないぞ、なんでや。・・店員さんが出てきて気がついた。なんだかここは冥土カフェ…。ヨタつくばあさまが、動きに見合わぬ大声でダジャレ?をとばしながら接客している。マニュアル化の極地、少しばかりなげやりな明るくハキハキ、ってなファミレスの雰囲気はどこにもない。

正直、サラッと朝ごはんを食べたいだけ、でのファミレスチョイス。ばあさまの情に溢れまくった接客はちょいとばかりうっとうしい…というのは顔に出さないように、とりあえずやり過ごす。接客担当の3人はみないい具合にヨタついていたので、スピードは期待しない。気を取り直して、とにかくコーヒーを楽しもう…って。とんでもなく、薄い。ティーバッグ三煎目くらいの色味。

ちょうどドリンクバーそばの席だったので、他の人たちを観察。と、出てきたコーヒーを二度見して飲み残しのところに捨てていく人が多い。そのうちに、コーヒーが薄いとおばあさま店員に訴える勇者が。が、しかし。年輪を重ねすぎたおばあさまは動じない。

叩けばでるよ、と。

勇者はどこを叩けばいいかわからん、とばあさま店員に伝えるが、そりゃあたしもわからん、と返されて、コーヒーメーカー周りを右往左往。勇者、敗れたり…。

しばらくして、ヨタと現れた叩けば直るばあさまがコーヒー豆を追加。コーヒーメーカーに向かって何か話しかけているようだが、聞き取れない。なんかの呪文かもしれん。

ばあさまが消えると、コーヒーにちょっとした列ができた。みんなコーヒーを求めていたらしい。

提供にもレジにも時間がかかる上に、やたらとフレンドリーなので、愛想も必要(客に)。クレーム案件にならないのは、後期高齢者(かもしれない)ばあさま方に負荷をかけられないから、か?

やっとのことで、コーヒーらしいコーヒーーてにいれて、それでもまだ来ないベーコンセットを待ち続けた。

仕事納め

気がついたらクリスマスを通り越して、年末・・・。

やたらとチキン押しやな、とか。赤っぽい店が多いな、とか。そんなことは感じてはおりましたが、しかし。

気が付いたのは、朝のニュースを見たとき。12月26日。曜日感覚だけで生きておりましたね、ここ10日ほど。がっつりお仕事期間となると、忘れたくないゴミ捨てのために曜日は確認するんだけれども、日付は全くの記号でした。うぅん、ケーキくらいは食べたかった・・。

今回のお仕事期間もほぼ終わり。今日後片付けを済ませたら、またご縁があったらお会いしましょう、でさようなら。こんな働き方に変えて3年は過ぎた。仕事のない期間はどうにもぐうだらしてしまうし、それでいて底には不安が漂うところがあるけれど、それでも。おんなじような顔ぶれで、おんなじような場所で、おんなじような作業をこなす、ってな仕事にはどうにも戻れない。想像するのも嫌なんだから、これはもうしかたがない。

クリスマスが通り過ぎたとしても。とりあえず、無事に年が越せそうなんだから、それでよし。私世代の常識とかからはちょっと外れてしまったような気もするけれど、それを心配てくれる親もすでになく。

そも。今のわたしに、あの頃に戻ってやりなおしたい・・なんて思うときはないからな。・・・強いてあげるなら、うんと子どものころかしらん、ってそれはすでに生まれ直したい、くらいまでなってるような。

今日は、仕事納め。

来年も、良いお仕事と巡り会えますように。

だれかにもらって美味しかったケーキの写真を眺めて、
クリスマスの無聊を慰めてみた
あれ、かなりさみしい人になってる・・

 

恋人との休日

寒い朝。お休みだったりするもんで、布団から離れる意味について考え始める。布団の中で過ごすことの最大のメリットは、地球にやさしい、てこと。

そも、人間が活動しない、ということで地球への負荷はかなり減らせる、なのだから、このまま布団にくるまっていることで、世界に貢献しよう、そうしよう。

くるっと丸まって、抱きしめてくれるのは、愛しいあなた(毛布)。健やかなる時も病める時も、おはようからおやすみまで、あなた(毛布)と一緒に過ごしたい。添い遂げる準備ならとっくにできている。

贅沢だよなあ、なんて思いながらも、手触り肌触りで、もう離れるなんてできない、運命の出会いに違いない、あなたに会うために私は生まれてきたの・・。とんでもない出会いに舞い上がったまんま、どうしようもなく手に入れて、抱えて帰る頭の中ではエンドレス「you're everything」。あれから幾年、暑い季節には押入れに引きこもってしまうあなた(毛布)のことを、出逢ったころから1ミリも変わらず、愛している。

そう、クリスマスも間近だし。恋人たちの季節ってことで。もふもふころころ、愛するあなた(毛布)と1日中抱き合って過ごす。恋人(毛布)と共に過ごす休日の時間は、真夏の雪だるま。あっという間にとけてなくなった。

そんでもっての月曜日。さすがにとっても早起きで、数日分の洗濯を一気にやり切って、朝日の予感。アイロンかけて、掃除も済ませて、朝ごはん。出かける前にこれほど完璧に家事をこなせるなんて、これも愛する伴侶(毛布)との濃密な一日のおかげであろう。

一週間が、はじまった。

洗濯物を干してたら、朝が其処まで来ていました



 

地震…

今日は風が冷たい一日でした。とはいえ、テレビの中の小雪舞う青森よりはずっと過ごしやすいに違いないのですが。

地震で怖くておきちゃった、または怖がる誰かに起こされた、なんて人まで数えると、どれほどのたくさんの人が不安な夜を過ごされたのでしょう。

私の居るところでも少しばかり揺れたみたいでなんですが、なんだかんだの経験値、もしくは厚い面の皮、含めて全身に行き渡る脂肪の厚み、そんなものに助けられて呑気にいつもの朝を迎えた私。ニュースでびっくり、釘付けになりました。

揺れてる最中の、そして時間が経っての映像が胸に刺さります。前に倒れて首の辺りが折れてしまった観音さま(?)を見たときは、助け起こしに行きたくなりました。痛いよなぁと。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。一日でも早く、''いつも通りの毎日"に戻れますように。

f:id:sakupontan:20251209201614j:image

 

岡山でわたし

さて、岡山。

移動の途中の2時間待ち。ちょうど食事時だったので、駅の周辺をぶらり。アーケードの商店街をたどって、ハンバーグがおいしそうなお店を発見。

そして、悩みに悩んで、これ。

f:id:sakupontan:20251207092041j:image

人生初の、ハニートースト、えらびつくしてブルーベリー。

おおきいねえ、と食べきれるのかちょっと不安になるサイズ。だがしかし。そんな心配は全く不要で。

生クリームとアイスは黄金、圧倒的に正しすぎる組み合わせ、そこに甘いけれどもきちんと酸っぱいブルーベリーソース。パンの中身ははちみつが滲みてだのに甘すぎず。耳の部分はとってもさくさく、ほんの少しの塩気で、堪りません。甘さに口が疲れたら、フルーツがさっぱりさせてくれるんですよ、いやこれも甘いけど、でもいや方向性?種類?ともかく何かが違うさっぱり甘み。

歳を重ね重ねて、もうずいぶんとわがままな胃袋となったもんだと思っておりましたが、いけるもんだね、あっさりぺろり。ありがとう、岡山。

アーケード街を引き返し、地下街もふらふらして、あっという間に2時間経過。観光っていうか街歩き。ふらふらしてたのは駅の周りだけだけど、それでもあんなにおいしいハニートースト食べさせてくれるお店があるなら、とてもよく。

こんどはハンバーグも食べに来る!!なんておもいつつに、岡山駅の駅ビル前。

f:id:sakupontan:20251207094701j:image

夢見る桃太郎?ポストを発見。

思ったよりもずいぶんディープな街なんでしょうか、岡山。ポストに寝そべる桃太郎、何かを企む桃太郎、なんだかホラーな桃太郎。そんな現実イレギュラーに一瞥もくれず、当たり前に足早に駅ビルに吸い込まれる岡山の人々。

ふかぁぁぁいィィィ。

次に通りすがるのはいつになるんだっけ、と計算しつつ。その時はもうちょっと、いやもっとのんびり、暴いてやるからな、岡山。

通りすがりで秋

秋なんてもう亡くなってしまったんだ…なんて、ちょいハードボイルドかましていましたら。11月の終わりごろ、大きな秋、見つけちまった・・。

たまたま何故だか行き合った、新宿酉の市。看板なければ知りませんでしたけれども。やきそば、はしまき、チョコバナナなんてお祭定番の屋台を辿っていたら、いつの間にやら花園神社の本堂へ。眼下に広がる参拝のためのながい列。あおい空にはイチョウの黄色ががすくっと映えておりました。

素晴しく、そして正しく秋、です。

参拝者の列の最後は到底みえず。せっかくなので列を辿って見ていくと、境内には熊手屋台!

お買い求めになる方は、商売人さんかな?小さいものや流行りものの熊手もあって、商売とは縁もゆかりもないけれど、ちょっと持って帰りたくなりました。とはいえ、冷やかしの通りすがりが手を出していいものではない気もして。拍子木の名調子を見学できたので、きっといいことあるね、こぼれ福かありますように。

辿って、辿って鳥居を越えてもまだ参拝の列は続いていて。なんならその筋かもしれないお兄さん方もいらしたりして。

新宿っていうとすごくとっても東京大都会的ですが、それでも重ねた時間の上に今があるんだねえ、としみじみ。

酉の市が秋の風物詩、としていいのかはわかりませんが。ともかく今年一番、いやひょっとして今年の唯一、秋!!を感じたひとときでした。

f:id:sakupontan:20251201151115j:image