旅の二日目は、那須五峰の主峰で白い噴煙を上げる標高1,915mの茶臼岳に登る。
と云っても9合目までロープウエイで登るので一時間弱の登山となる。
そして、今夜の温泉は興味深々の「北温泉」知る人ぞ知る温泉宿なのだ。
電話で宿泊予約をした時、
「初めて来られますか ? 汚いので驚かないで下さい」との事前情報。
そして、江戸安政・明治・昭和の建物ですが、どちらに泊まりますか ? 一瞬 考えた。
江戸安政は充分に古すぎるだろう 夜中 布団に虫でも入ってきたら困る。
明治でも十分古い、昭和は私の生まれた時代 私自身も古くなったが、中をとって明治時代の建物に泊まることにしました。
「茶臼岳頂上付近」茶臼岳の9合目のロープウエイを降りると冬のような寒さ。周辺の峰には残雪がある。
ふうふう息を吐きながら登り始めると体が暖かくなり、大小の火山岩の間を登って約1時間弱で山頂に到着。 遠くの峰々を眺めながら軽食も美味しく感じる。
「吹きあがる噴煙」
「北温泉全景」駐車場に車を停めて、10分少々山間の急な路を歩き下ると、谷間にその旅館がありました。

旅館前に15m四方の温泉プール、左側の建物が明治・右側が昭和の建物
私流に後から考えると、明治時代に建てられた旅館の最も眺望の良い部屋に泊まったことになる。 GWは満室だったようだが、他の部屋がどんな部屋なのか気になった。

玄関の木製引き戸を開けると、薄暗い玄関で大きな猫が土間に座り、誰だという目つきで
ジロッと客定めされた。 後で知ったのだが、この猫 看板猫で大変人馴れしていた。
玄関内は、休憩所と温泉の足洗い場があり、薪ストーブと足洗い場の温泉蒸気で心地よい
暖房である。
「江戸時代からの足洗い場だろうか ? 」

薄暗い廊下を通り部屋に入る。暖房はコタツ一つ、コタツ布団はヨレヨレで擦り切れている。
部屋の鴨居に、今はめったに見る事がない 昔 電線を巻いたガイシがハンガー架けである
6畳の部屋隅に小さい押入れがあり、布団の上げ下げは客自身が行う
「客室廊下」薄暗い廊下でフラッシュで撮影、後で見ると歴史物の絵が飾ってあった
「狭い部屋入り口」
「部屋のコタツ」ガラス戸の板には隙間があり、冬は寒いだろうな~。
「薄暗い廊下通路」横に温泉が流れて温かく天然暖房、夜 猫が眠る板の間、その先は共同洗面所と共同便所
自炊室、混浴の天狗風呂と続く。

トイレの表示も御覧の通り、中国語・不明な言語・英語で書かれ外国人の利用が多いようだ。
「天狗の混浴風呂」
「湯滝風呂」
「男性 露天風呂」・・・・・女性 露天風呂もあり
数段ある砂防堤防から勢いよく水が流れ、小鳥も飛び交い秘湯の雰囲気満点です

女性専用の内湯「目の湯」は、板塀の3槽の湯殿で疲れ目に効き雰囲気ある風呂のようです
そうそう、以前見た那須七湯の北温泉紹介に単純泉でヒステリーに効果あり、と書いてあったのでヒステリー気味の方は試してみては......? (笑)
「周囲には山桜」
続 北温泉へ続きます