名古屋空港からわずか65分(高知龍馬空港)。南国土佐で行われた第2回「高知龍馬マラソン」を実走取材してきました。当日の気温は10度前後。暑すぎず寒すぎず、絶好のマラソン日和となりました。
とはいえ、東北・関東・甲信越の大雪、とりわけ東京からの飛行機がほぼ全便欠航という状況もあり、高知入りを諦めた方も少なくなかったのではないでしょうか。 高知龍馬マラソンのスタート地点は、坂本竜馬生誕地にもほど近い市電「グランド通」駅から「枡形」駅にかけた一帯。 スタート待機エリア横では、地元のスーパーが無料でコーヒーやお茶を配っていました。マラソン日和とはいえ、じっとしていれば寒いことに変わりありません。温かなお茶は体と心にしみわたりました。
ゲストランナー土佐礼子さんの挨拶、おもてなし土佐勤皇党のパフォーマンスのあと、定刻どおり9時ジャストに号砲が撃ち鳴らされました。
まずは高知市中心部を東へ。1kmちょっとではりまや橋交差点に到達。応援の人垣が続き、大声援のなかテンションも上がります。
街の中心部を過ぎても沿道の声援が絶えることはありません。その後、11〜12km地点あたりから南へと進路が変わりました。周囲の景色はすっかり山あいの田園風景。トンネルを2つくぐると、いよいよ太平洋が見えてきます。
高知新港のあたりがちょうど中間点。ここまでは機械で測ったようにイーブンペースを保っていました。そしてついに、高知龍馬マラソン最恐の難所にして最大のお楽しみでもある「浦戸大橋(1480m)」が目の前に立ちはだかりました。
浦戸大橋は、橋とは名ばかりの「山」です。橋を渡るのではなく、「山を越える」という感覚。フラットな部分が皆無の橋でした。
浦戸大橋の“頂上”(最高地点)を越えて下りにさしかかると、やがて眼下に美しい桂浜の絶景が。このときばかりは疲れを忘れ、ただただ目の前に広がる景色に見とれるばかり。
桂浜からは太平洋に面した海沿いの道(花街道)を走ります。覚悟していた強風の影響もほとんどなくラッキーでした。
30km地点手前ぐらいからガクッとラップが落ちるいつものパターンに。そしていよいよフィニッシュ会場「春野総合運動公園」も間近に迫ったそのとき、浦戸大橋の上りに匹敵する急坂が現れました(写真はありません)。 それでもなんとか走り続け、競技場内のトラックをほぼ1周してフィニッシュ。ワーストから数えた方が早い凡タイムでしたが、コースや沿道の声援がすばらしかったため充実感でいっぱいでした。
最近、システマティックな数万人規模の大型マラソンに「魅力を感じない」「飽きてきた」というランナーは多いのではないでしょうか。「高知龍馬マラソン」は、そんなあなたにおすすめの正統派市民マラソンです。
きっと、見せかけじゃない、お仕着せじゃない、下心のない、本物のおもてなしで迎えてくれることでしょう。