
ここ数年はセ・リーグが優勢だったプロ野球ですが、今年のセパ交流戦の結果を受けて、また俄かにパ・リーグ強い説についての議論が喧しくなってまいりました。
いやあ、上位6チームがパ・リーグで下位6チームがセ・リーグという悪夢再びでしたからねw この結果はさすがに予想だにしなかったですねぇ。
で、主にその原因となっているのがDH制という議論が主流となっております。
しかし、専門家の話によれば、それは要素の一つ、或いは問題はそこではないらしいんですね。
先ず一人目の専門家。元マリーンズ捕手、里崎智也。WBCでは正捕手を勤め、優勝に大きく貢献した名選手です。
その里崎のYouTubeチャンネル「里崎チャンネル」で、セパの強さ格差について論じていました。
曰く、DH制があった90年代、むしろセ・リーグがパ・リーグを圧倒していた、というんです。事実、93年から2002年までの日本シリーズはセ・リーグの8勝2敗なんですよね。確かにこの結果を見れば、DH制が原因というのはおかしい。
里崎はDH制の影響は認めてはいるものの、それは一要素に過ぎない、と言うんです。
里崎の論としては、パリーグは全国に散らばっており、地方が多い。地方密着型の経営に各球団が力を入れ、ファンを獲得し、応援されることによって強くなっていった、と言うんですねぇ。
これって、横浜DeNAの方法論と全く同じなんですよね。DeNAも球団形成の基本方針として、先ずはファンを獲得しよう、と。強くなるのはそれからだ、ということで、色々と球場にお客さんが来てくれるよう、策を練ったんです。そして、応援されることで、どんどん強くなって、3位ではありましたが、日本シリーズ優勝まで上り詰めました。
横浜って、セ・リーグの中では、そのプレイスタイルや組織運営が非常にパ・リーグ的である、とは前々から思っていたんですけど、やはりその感じ方は当たっていたみたいですね。ひょっとしたら、DeNAは球団経営をパ・リーグをモデルにしたのかもしれない。
で、セパの力の格差の打開策としては、交流戦を36試合に戻し、交流戦全てをDH制にすれば良い、というんです。
要は「4分の1一リーグ制」ですね。
パ・リーグとの試合を増やすことによって、半ば強引にセ・リーグをパ・リーグに組み込む、という力技です。そうすれば、パ・リーグの中で揉まれることによって、セ・リーグの各球団も力をつけていくことができるのではないか、という考え方です。
試合数的には初期の交流戦に戻すだけなので、やり方としては現実的且つ簡単です。実際、交流戦の試合数を少なくしていったのと、セパの格差が広がっていったのは時期がほぼ重なるように思うんですよね。
これはなかなか説得力のある論だし、打開策としても実行可能なものなのではないでしょうか?
というわけで、次回は二人目の専門家、ダルビッシュ有編です。