洋菓子メーカー「モロゾフ」の福袋を私が初めて購入したのは2019年のこと。あれから色々なことがあったが、モロゾフの福袋を開けると一切何も起きていないのではないかと錯覚していた。

それほど、モロゾフの福袋は毎年変わらない。あまりにも変わらないので、2019年から2024年までのモロゾフ福袋記事はずっと書き出しが同じだったし、本記事だって冒頭部分は2025年とほぼ同じである。

なにせ、2026年のモロゾフ福袋もどうせ前と同じなのだから。大丈夫、大丈夫。余裕でしょと油断していたら……最終的にモロゾフに敬礼しそうになったので報告したい。

・どう変わった?

まずは価格から見ていこう。2026年のモロゾフ福袋は1080円。2025年も1080円だったから、値段は同じ。また、1種類のみというラインナップも同じ。

では、福袋の中身はどうだったかというと……

このラインナップ、めちゃくちゃ見覚えがある。時が止まっているのかと錯覚してしまう光景だ。もはや、ここまで不変を貫かれるとモロゾフ福袋は1種のヒーリングである。

どんなに大変なことがあっても、モロゾフの福袋を開けると「俺は変わらずここにいる」と言われているような気さえするのだから……と思っていたら! 

なんということだろう。去年と比較してみると、焼き菓子が1種類減っているのだ。


改めて今年のラインナップを書き出すと、こんな感じ。


【2026年のモロゾフ福袋(税込1080円)の中身】

・ラウンドプレーン(ミルクチョコレート)
・ラウンドプレーン(セミスイートチョコレート)
・アルカディア(ミックスナッツ)
・ココアピーナッツ


焼き菓子の「アルカディア」が、去年はミックスナッツとアーモンドの2種あった。それが今年はミックスナッツだけになっているというのが大きな違い。


俺は変わらずここにいると思ったら、微妙に変わった姿になっているではないか。それにしても、もう何年も変わってなかったモロゾフの福袋がついに……!! 山が動いたぞ〜!!



・他にも変化が

しかも、それだけではない。いざ実食ってところで、ちょっとした違和感があった。なんだか、チョコレートがちょっとだけ減っているような気が。


気のせいかなと思いつつも、福袋の底部分をチェック。ここには福袋のラインナップが記載されているのだが、確認してみると……



やっぱりだ。今年のモロゾフ福袋は、昨年と比べてチョコレート(ラウンドプレーン)の量が67グラム → 61グラムと、6グラム減っていたのである。


・逆に安心

昨年のモロゾフ福袋記事で、私は「コロナがあろうが、歴史的円安になろうが、どんな嵐でも直立不動。モロゾフの福袋はまるで昔の演歌歌手」と書いたが、よくよく見るとその演歌歌手の膝がガクガクと揺れていたのだ。

でもこれは仕方がない。2025年は色々なことがありすぎた。円安にインフレ、さらにはトランプ関税まで……。物価高は原材料費高騰という形でメーカーを直撃したであろうし、「変わるな」という方が無理な話である。

むしろ、私は逆に安心している。モロゾフの福袋がしっかりと物価高を反映した形になっていて。しかも、変わったといっても福袋の値段が高くなったわけではない。

クッキーとチョコレートが少し減ったくらい。いわば、基本的な立ち姿は昔と変わらない。膝がちょっとアレなだけである。



・感謝

この程度の変化で済むように頑張ってくれたモロゾフに感謝したい。そして、今まで変わらずにいてくれたことにも──。

というわけで、ついに変化が訪れたモロゾフ福袋。ただ、量は変わっても美味しさは変わらないからだろう、今年もまた大人気だ。

そのため今から手に入れるのはなかなか難しいかもしれないが、運が良ければ見つかる……かも? 気になる人は売り場をのぞいてみてくれ。では!

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼これがアルカディア。ほんのり甘くてクセになる食感

▼福袋の中身一覧。パッと見は去年と同じだが、量が減っている