2026年のケンタッキーの福袋」にまつわる争いは、熾烈を極めた。2025年末に行われた抽選に、当編集部20人がかりで挑んだ結果、ただ1人筆者のみが辛うじて購入の権利を勝ち取ることができた。

この世の抽選というものに外れがちな筆者にとって、まさしく奇跡に等しい出来事だった。それ以前の勝ち星と言えばコロナ禍がピークだった時にマスクを当てたことまで遡らねばならず、ここ数年はその過去の栄光を大切に抱き締めながら生きていた。

ケンタッキーをこよなく愛していることもあって、このたびの当選はひときわ喜ばしい。そして手に入れた福袋の内容は、そんな筆者の興奮に呼応するかのように、例年にもまして勢いづいていた


とはいえ、当サイトの過去の記事を参照してもらえればわかることだが、構成に大きな変化があったわけではない。「おみくじ・商品引換券・グッズ」という3点セットの大枠は例年と同じままだ。

まず「おみくじ」から見ていくと、こちらは運勢に応じて商品の無料券がもらえる仕組みとなっていて、ケンタッキーの福袋ではお馴染みの封入物である。無料券の詳細については公式サイトを確認してほしい。

たとえ運勢が振るわずとも、最低保証におみくじ限定のクーポンがついてくる。ちなみにすでに運気を使い果たしていた筆者は、当然のごとく「ざんねんでした」の文面とクーポンを突き付けられた。

しかし重要なのは、これ以降の2点である。もっと言えば、特に注目すべきは「商品引換券」の豪勢さである。今年2026年の福袋の価格は3500円だったのだが、なんとこの引換券は5350円相当にも及ぶ。引換券だけでも、差額の1850円分も得している単純計算が成り立つ。

2024年は3000円の福袋に3900円相当の引換券がついてきて差額は900円、2025年は同じく3000円の福袋に4190円の引換券がついてきて差額は1190円だったことを鑑みれば、一気にお得さが跳ね上がっているから驚きである。



引換券のラインナップは、「オリジナルチキン2ピース」の券が3枚入っているのを筆頭に、「バーガー1個」2枚、「ポテト(S)1個」3枚、「ビスケット1個」3枚、「カーネルクリスピー1ピース」3枚といった具合だ。

去年と比べると、「ポテト」、「ビスケット」がそれぞれ1枚、「カーネルクリスピー」が2枚増えている。今年に入ってラインナップの商品群が値上がりした形跡もないので、やはり相当なパワーアップが起きていると言ってよかろう。

さらに加えて、別の意味で破格のグッズもインパクト抜群と表すほかない。一見しただけでは正体がつかみづらいが、今回封入されていた品は「ビスケット型お昼寝枕」である。

過去の記事によれば、2024年、2025年ともにシックでオシャレなバッグが付属していたようで、何故このような激烈な路線変更がなされたのかは定かでないが、とにかく「ビスケット型お昼寝枕」なのである。

同封の説明書には、「うつぶせ用枕として」などと使用法が提示してあった。正直なところ、ともすれば巨大なビスケットに突っ伏していると周囲に誤解されかねず、使用できる状況がかなり限定される。今年のケンタッキーは色々な意味で羽目を外している。

これは完全に想像だが、おそらく「今年はビスケット型お昼寝枕をつけよう」ということを最初に決めて、「それなら引換券も大判振る舞いでよいのではないか、ビスケット型お昼寝枕がついていることだし」と徐々に勢いに乗り始めたのだと思われる。



何にせよ、購入した身としても色々と楽しく、そして満足の行く福袋だった。来年も何とか運良く手に入れることができるよう、精力的に、それでいて愉快に生きるとしよう。ケンタッキーが微笑みかけるのは、おそらくそういう人間である。

参考リンク:日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 ニュースリリース
執筆:西本大紀
Photo:RocketNews24.

▼今年の「ケンタ福袋」は何かとすさまじい