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離婚のメリットとデメリット 離婚後に困ったり後悔したりしないためのポイントを解説

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離婚には不安もありますが、ストレスや人間関係からの解放などのメリットもあります(c)Getty Images
離婚を考えるきっかけは人それぞれですが、「離婚して本当に幸せになれるのか」と悩む人は少なくありません。特に子どもがいる専業主婦(夫)にとっては、経済面や子育ての不安も大きく、簡単に決断できることではありません。一方で、離婚には精神的なストレスからの解放や、自由な人生の再スタートが切れるといったメリットもあります。 離婚の一般的なメリット・デメリットを整理したうえで、離婚後の影響や後悔しないための準備、考え方などについて弁護士がわかりやすく紹介します。
目 次
  • 1. 離婚の一般的なメリット
  • 1-1. 配偶者のストレスから解放される
  • 1-2. お金の使い方に制限がなくなる
  • 1-3. 配偶者の親族や交友関係から解放される
  • 1-4. 仕事や趣味に専念できる
  • 1-5. 恋愛や再婚ができる
  • 2. 離婚の一般的なデメリット
  • 2-1. 離婚の話し合いや手続きで疲弊する
  • 2-2. 世間体が気になる
  • 2-3. 経済的な余裕がなくなる
  • 2-4. 仕事と育児の両立が難しくなる
  • 2-5. 離婚に付随する費用がかかる
  • 2-6. 子どもと一緒に暮らせなくなる
  • 2-7. 孤独感や喪失感が出る
  • 3. ケース別の離婚のメリット・デメリット
  • 3-1. 子持ち夫婦が離婚するメリット・デメリット
  • 3-2. 子なし夫婦が離婚するメリット・デメリット
  • 3-3. 共働き夫婦が離婚するメリット・デメリット
  • 3-4. 片働き世帯が離婚するメリット・デメリット
  • 3-5. 若年(20代~30代前半)世帯が離婚するメリット・デメリット
  • 3-6. 熟年夫婦が離婚するメリット・デメリット
  • 4. 離婚を後悔しないためにすべきこと
  • 4-1. 離婚すべきか慎重に考える
  • 4-2. 有利な条件で離婚できるよう準備する
  • 4-3. 離婚後の生活準備をしておく
  • 4-4. 金銭面の交渉をしっかりする
  • 4-5. 弁護士に相談する
  • 5. 離婚のメリットデメリットでよくある質問
  • 6. まとめ 離婚は人生の再出発にもなる。後悔しないために準備と検討を
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1. 離婚の一般的なメリット

離婚には不安やリスクも伴いますが、一方で「精神的な自由を得て、自分の人生を取り戻せる」といったメリットもあります。配偶者との関係に悩み、日々の生活が苦しくなっている場合には、離婚が新たな一歩になることもあるでしょう。

ここでは、離婚によって得られる一般的なメリットを紹介します。

1-1. 配偶者のストレスから解放される

離婚の一番のメリットは、嫌な相手と離れられることによる精神的な開放感でしょう。なかには、嫌な相手というレベルを超えて、虐待といえるような精神的な圧力を受けている人もいるかと思います。そのような人にとっては、離婚によって相手と離れられるだけで十分なメリットです。

「夫源病」(夫の言動や存在が原因で妻がストレスを感じ、心身に不調をきたす状態)などという言葉があるように、継続的なストレスは心身の健康にも悪影響を与えることがあります。ストレスの原因から離れられるのは健康面でも大きなメリットといえるでしょう。

1-2. お金の使い方に制限がなくなる

「自分が稼いだお金なのに、相手が家計を握っているため自由に使えるお金がほとんどない」「相手が過度に節約志向で遊びにも行けない」。そんな状況に陥っている人も多いでしょう。

離婚をすれば、そうした制限から解放されて、自分のお金は自分でコントロールできます。もちろん、お子さんがいる場合は養育費の問題があるため、完全に自由になるわけではありませんが、離婚前よりは経済的な自由度が増します。

1-3. 配偶者の親族や交友関係から解放される

「配偶者の両親の過干渉や、親戚づきあいが密すぎて気が休まる暇がない」「配偶者の友人から迷惑をかけられているけど、配偶者が友人をかばって関係を断ち切れない」と悩んでいる人も多いでしょう。離婚してしまえば、そのような煩わしい人間関係からも解放されます。

1-4. 仕事や趣味に専念できる

結婚生活では家族との時間を取らないといけないため、個人の趣味や、仕事を制限する場面が出てきます。特に、家庭内にトラブルや不満がある場合にはそういった制限がつらくなってくるものです。

離婚後は、家族のために制限していた残業や、趣味の時間を取ることができます。

1-5. 恋愛や再婚ができる

たとえ夫婦が不仲でも、離婚前に異性と交際すると不貞行為と認定されるおそれがあります。不貞行為と認定されると簡単には離婚できなくなってしまうだけでなく、慰謝料を請求されるおそれもあります。離婚した後であれば、誰と交際するか、再婚するかは自由になります。

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2. 離婚の一般的なデメリット

離婚を後悔しないためにも、デメリットもしっかり理解しておくことが大切です。

2-1. 離婚の話し合いや手続きで疲弊する

離婚は、相手がいる問題である以上、希望通りにスムーズに離婚できるとは限りません。話し合いで解決出来ればいいですが、合意ができない場合は、離婚調停や離婚裁判へと進んで行くことになり、長いと解決までに数年かかることもあります

また、離婚条件の検討や交渉、各種手続きは当事者にとって大きな精神的ストレスとなります。

2-2. 世間体が気になる

現在では、離婚する夫婦が増えていますが、いまだに離婚へのイメージが悪いのは事実です。職場や近所で離婚したことを勝手に広めてしまう人もいるかも知れません。人によっては、そのことが新たなストレスとなってしまうこともあります。

2-3. 経済的な余裕がなくなる

2人で支えていた生活を1人で担うことになるため、生活費の負担が増えるのは避けられません。とくに、結婚や出産をきっかけに専業主婦(夫)やパートになった人は、離婚をきっかけに働こうとしても、独身時代ほどの収入が得られないこともあります。子どもを引き取ってシングルマザー(シングルファザー)になった場合は、労働時間が限られてしまうため、なおさらでしょう。実際に、政府の統計でも、離婚後の生活困窮はとくに母子世帯で多いことが分かっています。

なお、焦って離婚を進めるあまり、養育費や財産分与を請求せずに離婚してしまう人がいますが、今後の生活をしっかり考えてから離婚した方がよいでしょう。

2-4. 仕事と育児の両立が難しくなる

小さい子どもがいる場合、育児・仕事・家事など、今まで夫婦で分担していたことを一人で行わなければならないことになります。

実家などのサポートが十分に受けられるケースは別ですが、そうでない場合は、仕事と子育てのどちらを優先するかという難しい選択を迫られることになります。

2-5. 離婚に付随する費用がかかる

財産分与を支払う側になった場合、自分の財産と相手の財産の差額の半分を相手に一括で支払う必要があります。

また、話し合いが難航し弁護士に依頼する場合は、弁護士費用もかかってしまいます。さらに、離婚原因が自分の浮気である場合など、有責配偶者にあたる場合には慰謝料も支払う必要があります。

2-6. 子どもと一緒に暮らせなくなる

未成年の子どもがいる夫婦が離婚すると、どちらかが子どもを引き取り、もう一方は別々に暮らすことになります。

子どもがある程度成長している場合や、離婚後も協力的に子育てできる場合は自由に会えることもありますが、多くは面会の機会が限られます。なかには、会うこと自体を厳しく制限されるケースもあります。

子どもとの交流方法で意見が合わない場合は、家庭裁判所に面会交流調停を申し立てて話し合います。それでも合意できないときは、裁判官が審判で決定し、月1回程度の面会が認められることが多いのが実情です。

2-7. 孤独感や喪失感が出る

一緒に暮らしていたときは嫌だと感じていた相手でも、いざ離れてみると思っていた以上に寂しさを感じることがあります。

例えば、仕事から帰って来たときに部屋が真っ暗だったり、出先で幸せそうな家族を見たりしたときに、かつて仲が良かったときのことを思いだして孤独感や喪失感を感じることもあります。なかには、「離婚しなければよかった」と後悔する人もいます。

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3. ケース別の離婚のメリット・デメリット

離婚によるメリット・デメリットは、夫婦の状況によって大きく異なります。子どもの有無、収入の差、年齢、働き方など、さまざまな条件が複雑に絡み合っているため、一概に「離婚=良い・悪い」とは判断できません。

ここでは、代表的なケース別に、離婚の利点と注意点を整理して紹介します。

3-1. 子持ち夫婦が離婚するメリット・デメリット

【メリット】

<夫婦仲の悪さを子どもに見せなくて済む>
子どもの前で喧嘩ばかりしていると、子どもが両親に気を遣って生活をすることになり、悪影響を及ぼします。一見、穏やかに過ごしているようでも、意外と子どもは気づいていたりします。離婚をして、子どもに夫婦が不仲な場面を見せないことが、子どもの成長によいこともあります

< DVやモラハラから子どもを守れる>
配偶者のDVやモラハラは、子どもにとっても大きなストレスとなります。そのような原因から物理的に離れられるのは大きなメリットです。

<教育方針の違いによるストレスがなくなる>
お互いに子どものことを考えているのに、意見が対立することはよくあります。とにかく意見を押しつけるだけで話し合いにならない相手と一緒にいるのは苦痛でしょう。とくに、子どもに過剰な期待をかける配偶者と暮らしていた場合は、離婚をすることで、そのような状況を回避することができます

【デメリット】

<子どもがショックを受ける>
親の離婚は子どもにとって大きな出来事です。とくに、離婚の意味が理解できる年齢になっている場合は、精神的ショックは大きいかも知れません。

<子どもと会えなくなるおそれ>
親権を取得した方の親が、「子どもと会わせない」と主張することがあります。正当な理由なく子どもとの交流を拒否する場合には、裁判所に面会交流調停を申し立てるという方法もありますが、実際に会えるようになるまでは時間がかかります。

また、会っていない間に子どもが他方の親に嫌悪感を持ってしまい、子ども自身が面会を拒否するようになることもあります

<一人で子育てする必要性>
配偶者が子育てに積極的だった場合、離婚によってその協力関係がなくなり、何でも自分一人で行うことになる可能性があります。とくに小さいお子さんがいる場合、保育園への送迎や病気の対応など突発的な出来事への対応などが大変になるでしょう。

<経済的不安>
子どもを引き取った場合、育児のために仕事を制限することになりがちです。養育費が十分に支払われない場合や不払いのリスクもあるため、経済的に厳しくなる可能性があります。

3-2. 子なし夫婦が離婚するメリット・デメリット

【メリット】

<再出発しやすい>
子どもがいない場合、離婚によって相手との関係は完全に切れるため、気持ちを切り替えてスタートしやすくなります。

<子どもへの影響を考えなくていい>
離婚にあたって、子育てや再婚後の影響などを考える必要がない分、判断がシンプルになります。

<自由な時間が増える>
独身時代に戻るのと同じことになるので、自分の時間やお金を自由に使えるようになります。

<検討すべき課題がシンプル>
子どもがいないと、主な論点は、財産分与や慰謝料などの金銭面となります。

【デメリット】

<孤独感を感じやすい>
今まで毎日顔を合わせていた相手がいなくなり一人で過ごす時間が増えるため、孤独感を感じる人も多いでしょう。

<老後への不安が強まる>
助け合う相手がいなくなるため、経済的な問題や、健康面で将来への不安を強く感じるようになるかもしれません。

3-3. 共働き夫婦が離婚するメリット・デメリット

【メリット】

<経済的に自立しやすい>
共働きの場合は双方に収入があり離婚をしても生活に困ることはないため、経済的不安で離婚を思い留まる必要はありません。

<生活基盤があるため、環境の変化に適応しやすい>
引っ越しや家具・家電の購入など、色々と準備が必要になりますが、経済的余裕があれば、比較的余裕を持って対応できます。

【デメリット】

<財産分与で揉めることが多い>
離婚時の財産分与は、原則として双方の財産の合計額を半分にします。しかし、共働き家庭では、家計の管理をあいまいにしていることが多く、相手の収入や資産を把握していないこともあります。そのため、「財産が思いのほか少ない、隠しているはずだ」という理由でもめることがあります。

3-4. 片働き世帯が離婚するメリット・デメリット

【メリット】

<主に家計を負担している方にとっては負担が少なくなる>
これまで、ほぼ一人で家族の生活費を負担していた場合、離婚によって相手の生活費を支出する必要がなくなるので、経済的な負担が軽くなります。

<経済的モラハラから解放される>
婚姻期間中に支出状況を監視されたり、厳しく制限されていた場合には、自分の判断でお金を使っていいというだけでも大きなメリットです。

【デメリット】

<収入がない側は経済的不安がある>
婚姻期間中に専業主婦(夫)だったりパートタイムだったりした場合、今後の生活のために収入を増やす必要があります。ブランクが長い場合や、小さな子どもがいる場合には、思うように就職できず経済的な不安を抱えることになるかもしれません。

<専業主婦(夫)は社会的つながりが少なく、孤立しやすい>
婚姻期間中に専業主婦(夫)だった方は、社会的なつながりが少なくなりがちです。とくに離婚に伴い引っ越す場合には、近所にも知っている方がおらずに社会的に孤立してしまうかも知れません。

3-5. 若年(20代~30代前半)世帯が離婚するメリット・デメリット

【メリット】

<年齢的に再出発しやすく、再婚や転職のチャンスが多い>
早期に離婚すれば、まだ若いので再婚のチャンスが増えます。また、結婚を機に仕事を辞めた人でもブランクが少なく就職活動ができるので、好条件で再就職できる可能性が高まります。

<子どもがいない、または幼い場合は環境を整えやすい>
子どもができる前の離婚であれば、容易に再出発をすることができます。また、仮に子どもがいる場合でも、年齢が低いほど転校の問題などで子どもへ負担をかけることが減ります。

【デメリット】

<収入や貯蓄が少なく、離婚後の生活が不安定になりやすい>
結婚生活が短い場合、結婚生活の準備などで貯蓄が減っているのに、離婚に伴う引っ越しなどでお金がかかることになり、経済的に厳しくなるかもしれません。

<経験不足から感情的に離婚を決め、後悔することがある>
若いうちは、勢いで決めてしまうことも多いものです。一時的な感情で離婚してしまい、「やっぱりやめておいた方が良かった」と思うことも多いです。

3-6. 熟年夫婦が離婚するメリット・デメリット

【メリット】

<老後の人生をストレスなく自由に生きられる>
今まで苦労した分、せめてこれからは自由に生きたいと思う人も多いものです。離婚することで、これまでのしがらみから解放されて好きなことに時間を費やせます。

<配偶者や義親の介護から解放される>
介護が必要になった際、「なぜ自分だけが負担を背負うのか」と悩んでいた人にとって、離婚により責任から解放されるのは大きなメリットです。

【デメリット】

<経済的に苦しくなる可能性>
生活費は、2人で生活するよりも1人で生活する方がかかるものです。二人で生活していたときは支出も分担できていたものが、離婚によって生活費を一人でまかなうことになり、経済的に苦しくなることがあります。

<老後への不安(孤独死)、介護を頼れる人がいなくなる>
一緒に暮らしていた人がいなくなるということは、万が一の病気の時に助けてくれる人がいなくなるということです。孤独死のリスクなど、精神的な面でも備えが必要です。

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4. 離婚を後悔しないためにすべきこと

離婚にはメリットもありますが、同時に多くの負担やリスクも伴います。勢いだけで決断すると、後悔する可能性もあります。離婚を検討している方は事前にしっかりと準備をし、慎重に進めることが大切です。

4-1. 離婚すべきか慎重に考える

離婚することはいいことばかりではありません。今の生活に不満があっても、それが本当に離婚によって解決する問題なのか、離婚のデメリットを考えてもなお離婚したいのか、よく考えてから行動に移しましょう

4-2. 有利な条件で離婚できるよう準備する

離婚するなら、なるべく有利な条件で離婚したいと考えるのは当然です。相手の不倫やDVなど、離婚原因が相手側にある場合は、慰謝料などが認められやすくなります。ただし、相手が不倫やDVを素直に認めない可能性もあるので、離婚を切り出す前に、証拠を確保するなどの準備が必要です。

4-3. 離婚後の生活準備をしておく

離婚後にどこで、どうやって生活をするかは、離婚前に考えておく必要があります。十分な貯蓄や収入がない場合は、離婚前に就職先を見つけておきましょう。また、離婚後に住む場所を確保することも大切です。

財産分与で家をもらうつもりだったのにもらえなかった、実家に帰ろうと思っていたのに両親や同居の兄弟に反対されて帰れなかった、ということはよくあります。そうなってから考えるのでは遅いので、離婚を実行に移す前に住む場所についてめどをつけておきましょう

4-4. 金銭面の交渉をしっかりする

離婚後の生活を考えたら、何はなくともお金が必要です。とにかく早く離婚したいからと、何も取り決めずに離婚をすると後悔することもあるので、お金についてはしっかり取り決めておきましょう。

離婚時に話し合っておいた方が良い金銭問題は以下のとおりです。

【財産分与】
夫婦で築いた財産を半分に分けることになります。退職金見込額なども財産分与の対象になるため、しっかりとチェックしておきましょう。

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【慰謝料】
慰謝料は、精神的苦痛をお金で支払ってもらう制度です。相手に離婚原因があることが明白な場合には離婚慰謝料を請求できるので、しっかりと請求しましょう。

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【養育費】
お子さんがいる場合で、お子さんを引き取ることになった場合には、相手に養育費を請求しましょう。養育費の適正額はいくらか、加算や支払期間の延長が認められないか、しっかりと確認しておきましょう

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【年金分割】
婚姻期間中に支払った厚生年金保険料については、平等に支払っていたことにすることができます

年金分割が請求できないか、確認しておきましょう。

【婚姻費用】
スムーズに離婚できなかったときは、籍は入ったまま当面別居するというケースがあります。そのような場合、別居期間中の生活費を婚姻費用として請求できる場合があるので確認しておきましょう。

4-5. 弁護士に相談する

離婚を考えたら、一度は離婚問題にくわしい弁護士に相談しましょう。自分では相手の不倫の証拠はバッチリだと思っていたのに、ダメ出しされることもあります

また、自分では考えもしなかった請求ができることもあります。最近では、初回相談無料の弁護士も増えているので、どうしていいか分からない人はもちろん、問題ないと考えている人も確認のために相談しておくことをおすすめします。

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5. 離婚のメリットデメリットでよくある質問

Q. 離婚は子どものためにならないですか?

離婚によって、子どもへの影響は多かれ少なかれあるでしょう。ただ、DVや借金で平穏な生活が送れないのは、かえって子どもに悪影響です。そこまでひどくなくても、夫婦関係が悪い中で育つことが、子どもの健全な成長を妨げる可能性もあります。「離婚=子どもに悪影響」とは考えずに、今の生活を続けるのが子どもにとっていいことなのか、慎重に判断しましょう。

Q. 離婚することによる税金面でのメリット・デメリットは?

子どもの扶養関係を変更する場合には、扶養控除の関係で、従来扶養していた側の税金が増え、新たに扶養する側の税金が減ることになります。また、所得制限はありますが、ひとり親控除、寡婦控除などを利用することで税金が減ることがあります。婚姻期間中に配偶者の収入が少なく配偶者控除を受けていた場合には、控除がなくなるので税金が高くなります。

Q. 相手が拒否したら離婚できない?

相手が離婚を拒否すると協議離婚や調停離婚はできません。しかし、離婚原因が相手の不倫や暴力などの場合は、裁判離婚が認められます。また、離婚原因が性格の不一致でも、別居に踏み切り、別居期間が長くなれば、原則として法律上の離婚理由となるため、裁判離婚ができるようになります。そのため、相手が離婚を拒否するとすぐに離婚はできませんが、時間さえかければ離婚できることになります。

6. まとめ 離婚は人生の再出発にもなる。後悔しないために準備と検討を

離婚には、精神的な自由や生活環境の改善といったメリットがある一方で、経済的不安や孤独感といったデメリットもあります。特に子どもがいる場合や長年連れ添った夫婦では、影響が大きいため慎重な判断が必要です。

離婚を考えるときは、感情だけで決めず、将来の生活設計や子育ての方針、財産や収入の見通しなどを含めて総合的に判断しましょう。有利な条件で離婚するためには、証拠の整理や生活基盤の準備、金銭面の交渉など、事前の対策も欠かせません。

不安がある場合は、弁護士に相談して、自分と子どもにとって最良の選択を探していきましょう。

(記事は2025年12月1日時点の情報に基づいています)

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