定番がマンネリ化する境目はどこだろう。そんなことを考えさせられた。
このところ「我が家の定番レシピ」作りに励んでいた。断捨離で最小限の物だけを残すように、レシピもいろいろ試して、工夫して、比べて、これだと思ったものだけを「定番」に昇格させる。
そのプロセスは大変だけど、ひとたび定番を作ってしまったら、あとは楽。よそ見をせずに繰り返し、繰り返し作っていれば暮らしもシンプルになるはずだ。そう思っていた。
ところが、ある物に出合ったことで、創意工夫の賜物だと自負していた「定番」が揺らいだ。よそ見をしないことがいつしかマンネリに繋がっていたのかもしれない。そう思わせるぐらい私にとって衝撃的だった物、それが「白いんげん豆パウダー」(通称まめこ)だ。

こだまいきいき農場さんが独自の技術で開発されたそうで、公開されているレシピを見ると、美味しそうなチョコや抹茶のムースが加熱なしで作れるようだ。
寒天や葛粉を使わないってこと?
それでどうやって固まるの?
もうびっくりして、さっそく注文してみた。裏にある原材料を見ると、白いんげん豆とあるだけ。添加物、調味料なしで、なんと豆100%だそうだ。
公開されているレシピの中で「抹茶テリーヌ」を作ってみることにした。材料はシンプルに、まめこ・ココナッツミルク・きび砂糖・抹茶の4つだけ。

作り方も超簡単。材料をブレンダーで混ぜるだけ。型に入れて一晩冷蔵庫で冷やす。

ここまではまだ半信半疑だ。本当に固まるのかなぁ、寒天も葛粉も入ってないのに。白いんげん豆パウダーって何物なの?
ひと晩冷やして取り出してみると、しっかり固まっていた。型から外しても崩れることもなく。

食べやすく切ってみると、こんな感じに。抹茶をかけておめかし。

正直、美味しすぎて絶句。何より食感が気に入った。形容が難しい。しっとり、ねっとり、ちょっともっちり、、。
何なんでしょう。白いんげん豆パウダー、まめこさん。材料を混ぜて、冷やしただけなのに、こんなに美味しいものが出来上がるなんて。不思議すぎる。
簡単に作れると言っても、インスタントの加工食品ではない。添加物・調味料なしの豆100%だというから、すごすぎる。感動ものだ。
私はムース系のスィーツが大好きなので、今まで豆乳やココナッツミルクをベースに、寒天や葛粉を使って試行錯誤しながらたくさん作ってきた。自分なりの定番がほぼできあがっていたのに。このまめこさんに、完全にやられてしまった。
白いんげん豆パウダーについてはこちら。レシピも公開されている。
豆マヨネーズのレシピもあったので、真似して作ってみた。材料は、まめこ・酢・植物油・水で、ブレンダーでなめらかになるまで混ぜるだけ。あとから塩・こしょうで味を整える。

こちらもとても美味しかった。今まで植物性のいろんなマヨネーズを作ってきたけど、豆乳ベースだと固めるためにどうしてもオイルの量が多くなる。その点、まめこは粉なのでオイルが少なくて済むところが気に入った。
世の中にはまだまだ自分の知らない物がたくさんある。いろんな人たちがいろんな物を日々開発しているんだなと改めて驚かされた。今更だけど創意工夫には終わりがないのだ。やっと辿り着いた「定番」も、気がつけばマンネリ化の始まりだったりする。だから今の自分にとって「最適な定番」を更新し続けようと思った。