彼女は『更級日記』という素晴らしい自伝を書いた人物です。
この日記は、彼女が約40年間の人生を振り返ったもので、特に彼女が夢中になった物語についてたくさん語られています。
地方で育った彼女は、本が手に入らない環境で口伝えの物語を聞きながら、「ちゃんとした物語が読みたい!」と強く願っていたのです。
その情熱は、現代のオタクたちが推しグッズを求めて奔走する姿と重なる部分がありますね。
13歳で都に戻った彼女は、ついに憧れの『源氏物語』を手に入れることができました。その喜びはすさまじく、何日も食事を忘れて夢中になって読んでしまったそうです。
まさに「推し活」の真髄ですね。
しかし、結婚してからは現実の厳しさも経験することになります。
彼女は橘俊通という方と結婚し、子どもも授かりましたが、夫が亡くなった後は孤独を感じるようになったと言われています。
その中で、自分の人生を振り返るために『更級日記』を書き始めたのです。
この日記には、彼女の物語への情熱や理想と現実のギャップが描かれており、1000年経っても私たちが共感できる部分がたくさんあります。
菅原孝標女の生涯を通じて、人間の文化的な嗜好や情熱は時代を超えて変わらないことを感じさせてくれます。
彼女の物語を知ることで、私たちも自分の好きなものに夢中になれる勇気をもらえる気がします。
みなさんはどう思いますか?