「GTA」シリーズ最新作からカプコンの新規IP、「ポケモン」スピンオフまで 2026年注目のゲームタイトル10選

2026年注目のゲームタイトル10選

 年末に行われてきた賞レースが一段落し、ようやく到来した2026年。今年はゲーム業界にとってどのような1年となるだろうか。

 本稿では、年始の風物詩として、2026年に発売を予定している話題作のなかから、10作をピックアップし、紹介する。あなたが注目しているタイトルは含まれているだろうか。「あのタイトルがない……!」。そのような話題で盛り上がるのも、年始ならではの楽しみかもしれない。

2025年に2度発売を延期した『グランド・セフト・オートVI』 今年こそリリースとなるか

Grand Theft Auto VI Trailer 1

 筆頭として取り上げるのは、アメリカのロックスター・ゲームスが開発/発売を手掛けるオープンワールドアクション『グランド・セフト・オートVI』だ。昨年1月、同様の趣旨で執筆した記事のなかでも、「2025年屈指の注目作」として選出した同タイトル。当初は2025年秋に発売を予定していたが、同年5月には、2026年5月26日へとスケジュールを延期。さらに11月には、2026年11月19日に“再延期”となった。

 昨年執筆した記事のなかで私は、「不具合なく発売できるか」を注目点として挙げた。ロックスター・ゲームスが再延期のタイミングで行ったアナウンスによると、その理由は「さらなるクオリティアップのため」であるという。前作『グランド・セフト・オートV』の記録的なヒットもあり、全世界から動向を注視されている今作。「不具合が頻発しやすいオープンワールド分野のタイトルであること」「話題性が独り歩きしがちな人気シリーズ(さらには成功した前作)の続編であること」から、期待どおりの内容でリリースに至ることは、針に糸を通すような作業であるとも言える。はたして度重なる延期は、そのクオリティに前向きに作用するだろうか。

 『グランド・セフト・オートVI』は、2026年11月19日発売予定。対応プラットフォームはPlayStation 5、Xbox Series X|Sとなっている。

期待の「Marvel」シリーズ最新作『Marvel’s Wolverine』がPS5で登場

 次点は、Insomniac Gamesが開発を、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が発売を手掛ける三人称視点型のアクションアドベンチャー『Marvel’s Wolverine』。原作シリーズでもとりわけ高い人気を誇るキャラクターである「ウルヴァリン」を主人公に迎えた同タイトルでは、「怒り」「苦悩」「暴力」といった彼のパーソナリティを、ナラティブとド派手でスタイリッシュなアクションを通じて、余すところなく体験できるという。

 開発元のInsomniac Gamesは、「Marvel’s Spider-Man」で知られるアメリカのゲームスタジオ。シリーズを原作としたタイトルの制作には定評がある。すでに配信されている各種トレーラーを観るかぎり、そのクオリティは折り紙付きといったところだろう。発売元のSIEによると、2026年春にはさらなる情報が公開される予定とのこと。発売時期が近づくにつれ、フリークたちの温度もさらに高まりを見せるに違いない。

 『Marvel’s Wolverine』は、2026年秋に発売予定。対応プラットフォームは、PlayStation 5のみとなっている。

今度のスピンオフはスローライフ・サンドボックスに 『ぽこ あ ポケモン』

ぽこ あ ポケモン [Nintendo Direct 2025.9.12]

 続いて紹介するのは、「ポケットモンスター」からのスピンオフ『ぽこ あ ポケモン』だ。シリーズ初のスローライフ・サンドボックスゲームとなる同タイトル。プレイヤーは、人間に変身したメタモンを操作し、島を開拓したり、畑で野菜を作ったり、仲間の家を作ったりと、登場するポケモンたちとの暮らしをコーディネートしていく。

 出会ったポケモンの技を覚えることにより可能なアクションが増えていくほか、大きな街にすることで、他のプレイヤーを招待することも可能。フレンドとのつながりを感じながら、現実世界の時間と連動するのんびりとした生活を送れる点が、『ぽこ あ ポケモン』最大のゲーム性だ。

 同タイトルは、2025年9月配信の任天堂の新作情報番組「Nintendo Direct 2025.9.12」のなかでその存在が明かされると、「人気シリーズを原作にした新作スピンオフ」「年齢や性別を問わないゲーム性」などから、たちまち界隈の話題をさらった。特徴的なのは、IPを保有し、これまで数々のシリーズ作品を世に送り出してきた株式会社ポケモン、株式会社ゲームフリークにくわえ、「アトリエ」「三国無双」などのシリーズで知られる株式会社コーエーテクモゲームスが企画/開発に名を連ねている点。同社のノウハウがその世界観やゲーム性にどのように活かされていくのかにも注目が集まる。

 『ぽこ あ ポケモン』は、Nintendo Switch 2で2026年3月5日に発売予定だ。

約5年ぶりのシリーズ新作『仁王3』はファンの期待に応えられるか

『仁王3』発売日告知トレーラー

 コーエーテクモゲームスからは、別の注目作も登場する。2026年2月6日発売予定の『仁王3』は、同社と傘下のゲームスタジオ・Team Ninjaが開発/発売を手掛けるダーク戦国アクションRPG「仁王」シリーズのナンバリング3作目にあたるタイトルだ。2017年リリースの第1作『仁王』、2020年リリースの第2作『仁王2』に続く、約5年ぶりの最新作となる。全世界におけるシリーズの累計販売数は800万本超え。この数字には、「仁王」の人気と同時に、その新作に対する注目度も映し出されている。

 今作では、シリーズで初めて“オープンフィールド”のマップシステムを採用。「サムライ」「ニンジャ」の2つのバトルスタイルを駆使しながら、「ダーク戦国」と呼ぶにふさわしいその世界を堪能できる。また、他のプレイヤーを助っ人として呼び出す「まれびと招喚」、複数のプレイヤーで冒険を行う「常世同行(とこよどうこう)」など、過去作品で好評だったシステムも継続。「1人でじっくり進めたい人はシングルプレイで」「みんなでわいわい楽しみたい人はマルチプレイで」と、それぞれのスタイルに合った遊び方を選べる点も特徴だ。

 『仁王3』は、2026年2月6日発売予定。対応プラットフォームは、PlayStation 5、PC(Steam)となっている。

カプコンが贈る大注目の新作アクションアドベンチャー『PRAGMATA』

PRAGMATA - First Contact Trailer

 「仁王」と類似の世界観を持つ「鬼武者」シリーズの待望の新作『鬼武者 Way of the Sword』(2026年発売)、いまや説明の必要がない人気シリーズへと成長した「バイオハザード」のナンバリング新作『バイオハザード レクイエム』(2026年2月27日発売)のリリースを予定しているカプコンからは、あえて新規IP『PRAGMATA』をピックアップする。

 同タイトルは、近未来の月面世界を舞台に、宇宙服姿のヒュー、アンドロイドの少女・ディアナの、2人の主人公の冒険行が描かれるSFアクションアドベンチャーだ。シューティングやパズルなど、他のジャンルと融合したシステムを特徴としており、アクションアドベンチャーならではの爽快感と、それらからの借り物である戦略性を両立した体験を無二と個性とする。作り込まれた世界観やシナリオ、グラフィック、音楽と新感覚のゲーム性がうまくハマれば、2026年でも屈指の作品となる可能性があるだろう。

 懸念事項があるとすれば、2020年6月の発表から幾度となく発売の延期を繰り返してきたことだろうか。ゲーム業界において、こうした経過をたどった作品は、リリース以降、不具合が散見されやすく、期待相応の評価につながらない場合が少なくない。はたして『PRAGMATA』はそうした逆境をはねのけ、秘めたポテンシャルを発揮できるだろうか。

 『PRAGMATA』は2026年4月24日発売予定。対応プラットフォームは、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PC(Steam)となっている。

『Forza Horizon 6』は日本が舞台 圧倒的な体験でライバルに追随できるか

Forza Horizon 6 - Official Teaser Trailer | Tokyo Game Show 2025

 アクションやRPG、アドベンチャー、シミュレーションといったジャンルから話題作が生まれやすい昨今のゲーム業界だが、2026年は傍流からも注目のタイトルが登場する。それがPlayground Games、Turn 10 Studiosが開発を、Microsoftが発売を手掛けるオープンワールド・レーシングシミュレータ『Forza Horizon 6』だ。

 前作『Forza Horizon 5』以来、約5年ぶりとなる最新作では、日本を舞台にレースが展開されていく。開発元でアートディレクターを務めるDon Arceta氏によると、「日本を舞台とした作品を制作することは、シリーズ誕生以来、ファンが望んでいたこと」であり、「マップはこれまでで最大規模、かつ最も充実したもの」になるとのこと。街の至るところに「伝統」と「現代」が共存する日本特有の街並みの美しさを再現するとともに、日本文化において大きな意味を持つ季節の変化を体験に反映することで、その移ろいとコントラストを表現したという。

 期待どおりの内容でリリースを迎えることになれば、名実ともに、ジャンル内の競合である「グランツーリスモ」と双璧をなす存在となるに違いない。『Forza Horizon 6』は2026年中に発売予定。対応プラットフォームは、Xbox Series X|S、PC(Steam)となっている。

 なお、Microsoftは、開発元であるPlayground Games、Turn 10 StudiosがXbox版の制作後、PlayStation 5版の開発に取り組む予定であることを明かしている。

あのコミュニケーションゲームが令和に復活 『トモダチコレクション わくわく生活』

トモダチコレクション わくわく生活 [Nintendo Direct 2025.9.12]

 2026年の注目作を語るならば、このタイトルも忘れるわけにはいかない。任天堂は2026年春、『トモダチコレクション わくわく生活』を発売する。

 ニンテンドー3DSで2013年にリリースされた『トモダチコレクション 新生活』以来、約13年ぶりとなるシリーズの最新作は、その発表時から界隈を熱狂の渦に巻き込んだ。国内のみで展開されたシリーズの第1作『トモダチコレクション』が376万本、上述の第2作が国内223万本、世界672万本を売り上げていることから、同作も相応、またはそれ以上のインパクトをゲーム市場に残すものと推測する。Nintendo SwitchやNintendo Switch 2の普及状況を考えると、2026年屈指のビッグヒットとなる可能性もある。

 また、『トモダチコレクション わくわく生活』の存在が明らかとなった任天堂の新作情報番組「Nintendo Direct 2025.3.27」では、おなじく人気シリーズの久々の新作『リズム天国 ミラクルスターズ』も発表された。同作もまた、2026年中の発売を予定している。こちらの動向にも注目だ。

 『トモダチコレクション わくわく生活』は、2026年春発売予定。対応プラットフォームは、Nintendo Switch/Nintendo Switch 2となっている。

前作譲りの中毒性で睡眠不足必至!? 待望の続編『Slay the Spire 2』

Slay the Spire 2 - Official Gameplay Trailer

 例年、いくつかの爆発的ヒットを生み出しているインディー発の新作からは、『Slay the Spire 2』をピックアップする。「デッキ構築型ローグライク」のジャンルを業界に浸透させた前作『Slay the Spire』から約6年ぶりの続編となる同タイトルは、フリークたちに支持されたシリーズ独自のシステムを生かしつつ、ビジュアルやカスタマイズ性などを刷新。新スレイヤーをはじめとしたさまざまな新要素が実装され、デッキの多様性も前作以上になる予定だという。

 これらは、多くのプレイヤーに求められてきた進化点であると言える。期待どおりの体験を届けてくれるようであれば、2026年でも屈指のヒット作となることはまず間違いない。

 一方で、その発売を心待ちにするフリークにとっては、「また眠れない日々がやってくる」という嬉しい悩みもあるのではないだろうか。完成されたシステムによって多くのフォロワーを生んだ前作は、1プレイの短さ、ローグライクとカードゲームという2つのジャンルのマリアージュによって、圧倒的な中毒性を誇っていた。今作にも地続きの体験が盛り込まれるようであれば、睡眠不足となることは必至だろう。一定以上のクオリティでリリースされることは同時に、「楽しくて仕方ないけれど、明日のためにやめなければいけない」という葛藤をプレイヤーにもたらすことになる。

 『Slay the Spire 2』は2026年3月、Steamにてアーリーアクセスが開始予定。現時点でPC以外の対応プラットフォームは発表されていない。

変更点に対するファンの評価はいかに シリーズ第7作をリメイクした『ドラゴンクエストVII Reimagined』

『ドラゴンクエストVII Reimagined』 続報トレーラー

 近年、話題を集めやすいリメイク/リマスターの領域からは、誰もが知るRPGシリーズの新作を。『ドラゴンクエストVII Reimagined』は、スクウェア・エニックスが開発/発売を手掛ける人気RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの第7作を現代によみがえらせた復刻作品だ。

 シリーズのナンバリングとしては、2024年の『HD-2D版 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』、2025年の『HD-2D版 ドラゴンクエストI&II』に続く、リメイクとなる同タイトル。両作では、原作にくわえられたアレンジも話題となってきただけに、どのような新要素が盛り込まれるのかにも注目が集まっている。

 すでに発表されている情報によると、一部シナリオの追加と削除、職業のかけもち要素の追加、モンスター職の削除などが行われているとのこと。これらの変更により、体験がどのように変わるのか。良くも悪くも、議論のタネとなっている現状がある。

 また、2026年には、『ドラゴンクエストVII Reimagined』以外にも、『零 ~紅い蝶~ REMAKE』や『空の軌跡 the 2nd』などのリメイク作品が発売を予定している。ここ数年続いている旧作復刻のトレンド。その勢いはまだまだ衰えそうにない。

 『ドラゴンクエストVII Reimagined』は、2026年2月5日発売予定。対応プラットフォームは、PlayStation 5、Nintendo Switch/Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、PC(Steam/Microsoft Store on Windows)となっている。

「砂漠」シリーズ最新作『紅の砂漠』 テーマはMMOからの脱却?

『Crimson Desert』最新映像

 最後に紹介するのは、韓国に拠点を構えるゲームスタジオ・Pearl Abyssが開発/運営を手掛けるオープンワールド・アクションアドベンチャー『紅の砂漠』だ。プレイヤーは、美しさと残酷さが共存する大陸・ファイウェルを舞台に、灰色たてがみ団に所属する主人公・クリフとなり、使命を果たすための冒険の旅へと出かけていく。

 Pearl Abyssは、MMORPG『黒い砂漠』の開発/運営元としても知られている。タイトル名からもわかるとおり、両作は類似する世界観を持つが、一方で、分類されるジャンルが異なっている。『紅の砂漠』でもオンラインを介したマルチプレイは可能だが、体験の中心はシングルプレイによるストーリーモードである。

 路線変更の理由について、『紅の砂漠』開発陣は、「既存のMMORPG的な仕組みではなく、演出、シナリオなどをしっかりと伝え、意図通りのアクションを上手く表現し、マルチの環境ではプレイヤーたちが望む友達とプレイできる選択肢を与えたかった」と説明している。すべてがシングルプレイで完結するわけではなく、演出やオープンワールドの世界を個々で楽しみながら、そのなかで選択的に他のユーザーとのコミュニケーションが図れるコンテンツも用意されるのだという。

 こうした変化にともない、『紅の砂漠』にはよりナラティブなシナリオ体験が盛り込まれるのではないかと推測する。もしかすると今作は、シリーズのイメージを大きく変える一作となるのかもしれない。

 『紅の砂漠』は2026年3月19日発売予定。対応プラットフォームは、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam/Mac)となっている。

『GTA6』発売“再延期”に「気長に待つ」の声が多数 「グラセフ」ブランドへの信頼に応えるクオリティとなるか

『GTA6』が発売を再延期。2026年11月19日へ変更され、シリーズのブランド力と開発の現状があらためて注目されている。

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