古典的名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者バートン・マルキール氏、タイミング投資家に警鐘
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Business Insider Japan に、インデックス投資の古典的名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者バートン・マルキール氏のインタビュー記事「暴落が近づいている!と思っても、決して現金化してはいけない。『ウォール街のランダムウォーカー』の著者がアドバイス」が掲載されています。
詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、趣旨をまとめると以下のとおりです。
- 市場タイミングを計ろうとする投資家に対し、最新の投資家向けレターでバートン・マルキール氏は警鐘を鳴らす。
- 『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者であるマルキール氏は、総合インデックスファンドへの長期パッシブ投資を推奨する。
- 株式が下落している時に現金化するのは「常にまちがった判断だ」とBusiness Insiderに語る。
インデックス投資のトップ・オブ・トップが50年前からこう言っているにもかかわらず、そこらへんのぽっと出のFPやインフルエンサーは、「◯◯パーセント下がったら損切りするというルールを決めろ」だの「暴落時を待って仕込め」だの、売りと買い戻しのタイミングを計ろうとする「実質的に不可能」(バートン・マルキール氏)なことを平気で言います。実質的にできもしないことをできる前提で他人に解説することは、ノイズというよりもむしろ害悪といってもよいかもしれません。
実質的にできないことをなんとかしようというアプローチではなく、できないことはできないという前提で、では何ができるのかというアプローチで考えることが必要だと思います。
当ブログで何度も主張していることですが、売りと買いのタイミングを計ることはできないという前提で、株価が上がっても下がっても耐えられるように、ポートフォリオ全体のリスクを自分の許容範囲内に抑えておくこと。これこそが有効で誠実なアドバイスだと私は考えます。
そういう意味では、マルキール氏がリスクを拡大させたレバレッジ型ETFを批判しているのは、理にかなっています。自分は投資タイミングを読めると思っている人はたくさんいますが、「自信過剰は大失敗を招く可能性が高い」というマルキール氏の言葉を噛みしめるべきだと私は思います。
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