本を執筆する際にいつも心に留めていること

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私が本を執筆する際に、いつも心に留めていることがあります。それは「重版がかかるものを書く」ということです。

出版社は、初版が売れないと出版にかかった費用を回収できないリスクを抱えています(著者は原稿を書いてしまえばそのリスクはおいません)。重版がかかるためには一定の売上が必要なので、まずは重版を目指すことになります。無事、重版がかかれば、著者として出版社と担当編集者に損をさせなかったかなという感じです。(実際の収支は教えてもらえませんが)

これは故・山崎元氏が生前よく仰っていたことで、私との共著『ほったらかし投資術』(朝日新書)執筆の際にも、重版の連絡に対して担当編集者に「これで出版社に損をさせないで済んだかな」と返信していました。私も本の執筆をする際には心に留めています。

それから、『重版出来!』(じゅうはんしゅったい!)というビッグコミックス原作のドラマがあります。これはマンガに関わる人々の超骨太人間ドラマで、編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者の手に届くもの。そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです!という内容なのですが、私はこの作品がものすごく好きなんです。

ドラマのセリフを暗記するくらい見ていますし、原作も読んでいます。特に好きなフレーズがこれ。

中田「重版…出来? それが、黒沢さんの目標ですか?」
黒沢「はい。本に関わる全員が、幸せになれる言葉です!」

マンガと投資本では求められるものの違いこそあれ、投資本も読者の手に届くまでには、著者、編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…たくさんの人たちの仕事のリレーがあります。投資本の場合はこれに厳しい校閲さんが加わりますかね。

著者が直接話をできるのは担当編集者ですが、その向こうにいる営業さんやデザイナーさんたちプロの声を届けてくれます。その際は熱き想いを持つ「プロ」の意見としてきちんとリスペクトをもって聞くようにしています。(それでも内容をめぐり衝突することはよくありますが…)

私は本の執筆時こそ著者という表舞台の仕事ですが、本業の仕事では長年裏方(後方支援)なので、裏方の大変さに共感してしまうのかもしれません。だから、本に関わるたくさんの人たちのためにも、書くからにはなんとしても重版しなくては!という思いが強いのです。

もちろん、必ず重版がかかる保証があるわけではありませんが、重版を目指して書いているし、出版後も自分でブログやSNS等で販売促進活動を行っています。しつこかったらごめんなさい。


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<追伸>
現在、『重版出来!』の原作マンガが1巻~7巻まで無料で配信されています。ぜひ読んでみてください(2024年10月3日まで)

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