2026-01-06

PyCon mini 東海 2025を開催しました!

 皆様、ご無沙汰しております。PyCon mini 東海 2025の座長を務めましたりょうです。

PyCon mini 東海 2025が終わり、早2か月と少しという時間が経ってしまいました。

準備から今まで、本当にあっという間に過ぎてしまったと感じております。


開催に当たって、スポンサーの皆様、参加者の皆様、そしてスタッフとしてイベントを盛り上げてくれたメンバー、全ての皆様に感謝を申し上げたいと思います。
誠にありがとうございました。

また、今回のブログではたくさん写真を載せていますが、それでもPyCon mini 東海 2025のFlickrアルバムにアップロードされたうちのほんの一部です。全ての写真をご覧になりたい方はアルバムへのリンクからご覧ください。

素敵な写真を提供してくださった皆様、ありがとうございました。


さて、ずいぶん遅くなってしまいましたが、PyCon mini 東海 2025の最後の締めくくりとして、この開催報告ブログを執筆しております。(実際には、もう一つアンケート結果をまとめたブログ記事も出る予定ですので、もう少しだけお付き合いください。)

今年のPyCon mini 東海 2025の開催概要は以下のとおりです。

会場:中日ホール&カンファレンス
          名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル6F
日時:2025年11月8日(土)

会場は昨年と同じ中日ホール&カンファレンスを利用しました。IMG-013


 今年は天気もよく、ベランダに出ていらっしゃる方々もいました。眺めも良く、良いリフレッシュの場所になったかと思います。


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また、今年は名古屋ゆかりのおやつも用意し、後から登場するキーノートスピーカーの村橋さんからお土産としていただいた「どじょう掬いまんじゅう(一番左)」も一緒に設置いたしました。


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どじょう掬いまんじゅう、かわいいですね。コーヒーとセットでちょうどいいおやつになりそうです!

コーヒーとおやつを手に、発表スタートです!


トークとハンズオンワークショップの発表については件数が多いため内容まではご紹介できませんが、各発表の詳細につきましてはPyCon mini 東海 2025のWebサイトからご覧いただけます。


キーノート

教育・研究現場で活用されるPython by 村橋究理基さん

ご自身の経歴に関するユニークなお話からご所属でのお話、どのようにPythonを使用しているかについてお話しいただきました。

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ここからは一気にトーク→ハンズオンワークショップ→休憩→LTと紹介していきます!


トーク

PyScriptとOpenCVを使ってWebで画像処理AI by 高橋かずひとさん


個人ではじめるマルチAIエージェント入門 〜LangChain × LangGraphでアイデアを形にするステップ〜 by Tomoko FURUKIさん

Pythonでやってはいけないやってみるべきこと by aodagさん

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APIのテストデータを自動生成できるSchemathesisの紹介 by 筒井 隆次さん

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稼働中のバッチアプリケーションを依存性逆転の法則でモダナイズ - 型安全と堅牢なテストによるリプレイス戦略 by fujidomoeさん

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型でつなぐ FastAPI × フロントエンド活用術 by Koki Miuraさん

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Pythonで構築する人口移動ナレッジグラフ: GraphRagを用いた意味的地域検索への応用 by 丹野良介さん

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ハンズオンワークショップ

パスワードレス認証の仕組み by Ryo Kajiさん

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Pythonで作る小さなRedis by hkwsさん

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PythonでOpenTelemetryの一歩目を体験ワークショップ by nikkieさん

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休憩

今年は2年目ということもあり、お弁当を去年と同じものと新しいものの2種類にしてみました。去年と同じものは名古屋の食べ物という感じが強く、昨年も評判が良かったのですが、昨年も参加してくださった方には同じものになってしまうので、選択式にしようと2種類用意することになりました。
結果、どちらも美味しかったようで良かったです。

↓去年から引き続き採用されたお弁当
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↓今年から新採用されたお弁当
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そして今年から休憩時間の新しい取り組みとして、ランチタイム座談会を開催してみました。
お話ししてみたい人、誰かとお弁当を食べたい人、どんな人でも歓迎で集まってたべよう!ということで考えられた企画です。
昨年度は皆さん任せになってしまったのですが、今年は場所を設けて、そこに集まっていただくことで交流の場にできればと実施しました。

↓の画像左下側に固まっているのが交流会に参加してくれた皆さんです。
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LT

今年からのもう1つの新たな取り組みとして、LTを行いました。
当日発表を受付し、抽選により3名の発表者が選ばれました。
以下が発表者の皆さんです。

oEmbedPyを使って、ドキュメントに○○○を埋め込もう by attakeiさん


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巡回セールスマン問題を数理最適化で解いてハシゴ酒の最短ルートを見つける by miso_takuさん

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🐱絵文字をドキュメントに入れよう! by 鈴木たかのりさん

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途中ハプニングもあったりしましたが、どの発表も面白く、時間オーバーの時のために用意された銅鑼の出番もないくらい、皆さん5分弱で発表を終えられていました。
(銅鑼担当が少し残念そうでした・・・笑。なぜか1回は鳴ったので、銅鑼も全くなかったわけではないです。)

抽選会

最後は昨年に引き続き抽選会を実施しました。
今年もバリエーション豊かな景品をご提供いただき、ルーレットで抽選を行いました。

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その後、全体で記念撮影を行いました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
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懇親会

カンファレンス終了後は会場近くの名古屋のブルワリーのビールが楽しめるお店へ!
写真はないですが、1日お疲れ様の乾杯!をして食事とビールを楽しみました。
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最後に・・・

今年は2回目の開催&会場も昨年と同じということもあり、経験値が貯まっていて、さらに新しい運営メンバーも迎え、昨年通りのことも、新しいことへの挑戦もできた1年でした。
それもこれも、PyCon mini 東海 2025を運営するために集まってくれたメンバーがいてこそできたことです。みんなには本当に助けられたし、このチームだから座長をやっても良いと思えるんだよなと実感しています。
運営メンバーのみんな、本当にありがとう!
(もしこのブログをみてPyCon mini 東海の運営に興味があるという方がいらっしゃれば[email protected]までご連絡ください。遠方からの参加も可能です。)

今年は4社のスポンサー様からご支援をいただきました。スポンサー様方がいなければこれほどの会場・クオリティでカンファレンスを実施することは不可能だったと考えています。
結果的に参加者の多くの方にもご満足いただける内容になったかと思います。
誠にありがとうございます。

最後に、今回も多くの参加者の皆様にご参加いただきました。皆様にお会いできましたこと、大変嬉しく思っております。今回のPyCon mini 東海 2025が皆様にとって有意義なカンファレンスになっていればスタッフ一同嬉しく思います。
ご参加いただき、ありがとうございました。

2026-01-01

今年もよろしくお願いします!第3回PyCon JP 2026 運営ミーティングを開催しました。

 あけましておめでとうございます。PyCon JP 2026主催メンバーの池田雄太郎です。

皆さんにとって2025年はどんな年だったでしょうか?私にとってはAI Coding元年と言えるくらいAIツールを使い続けた1年でした。2026年もPyCon JPが無事開催、成功できるように運営メンバー一同力を尽くします。


さて、12月19日に第3回のPyCon JP 2026 運営ミーティングを開催しました。師走の忙しい時期でしたが、合計8人の主催メンバーが集まり、PyCon JP 2026について議論を交わしました。


キックオフ前回MTGに引き続き「やることやらないことリスト」をみんなで考えました。今回は主にプログラム中心に、「Keynoteがイベント必要かどうか」などのテーマについて議論を行いました。


イベント開催が近づいて来るとこういう「そもそも論」を話す時間がなくなるので、貴重な機会ですし、重要な話し合いだな、と感じました。


運営ミーティングの様子


あなたもPyCon JP 2026の運営に参加してみませんか?PyCon JP 2026は主催メンバーを募集しています!


ガッツリ関わりたい方から、少しでも貢献してみたい方まで少しでも興味がある方は、ぜひ以下のフォームから応募してください。


 PyCon JP 2026 主催メンバー申込フォーム

2025-12-30

「Python Boot Camp in 北九州」を開催しました!

こんにちは。「Python Boot Camp in 北九州」現地スタッフの湛です。

12月20日(土)に福岡県北九州市の九州工業大学GYMLABOで「Python Boot Camp in 北九州」を開催しました。

Python Boot Campは一般社団法人PyCon JP AssociationがPythonの普及を目指して全国各地で開催する初心者向けのチュートリアルで、北九州市では初の開催になります。

一般参加者10名、学生参加者1名、講師1名、ティーチングアシスタント (TA) 2名、現地スタッフ3名の総勢17名での開催となりました。

参加者の皆さん、Pythonの"P"ポーズ

 

イベント準備

 当日少し早めに集まって、講師の筒井さん (@ryu22e) 、TA、スタッフでランチミーティングを行いました。

自己紹介を行った後ランチをいただきつつ、全体の流れ、各メンバーの役割などについて確認しました。

会場の九州工業大学

 

イベントレポート

13時からイベントスタートです。会場の説明のあとに講師、参加者が自己紹介を行いました。 

チュートリアルの前半は、Pythonの基礎についての講義です。基本的な文法やコレクション型の使い方を学びました。 

講義の様子

ちょっと疲れてきたところでおやつタイムです。参加者同士で雑談したり、前半の講義の疑問点を解消したりしていました。私はGYMLABO名物のコーヒーをいただきました。すっきりとした味わいでありながら、しっかりとコーヒーの風味を楽しめる美味しい一杯でした。しかも100円です!

おやつタイム中の雑談

後半はファイル操作やvenvを用いた環境構築法と最後にWEBスクレイピングに挑戦しました。前半と比べつまづきやすいポイントが増えたため、時間をとって丁寧に進めていきました。SSLErrorなど環境依存で解消が難しいエラーもありましたが、皆さん最後まで集中して課題に取り組んでいました。

懇親会

懇親会は電車で小倉駅まで移動して万太郎という居酒屋さんで行いました。
参加者・講師・TA・スタッフでPythonの話からIT、学術的な話など、様々な話題で大いに盛り上がりました。  

懇親会の様子


イベントを終えて

ご参加いただき、ありがとうございました。

私は今回が始めてのPython Boot Camp参加でしたが、講師・TAによるサポート体制が手厚くて初心者フレンドリーなチュートリアルだと感じました。まったくの初心者がPythonを学ぶためにはPythonの文法だけではなくエディタやコンソールの操作などいくつもハードルを超える必要があります。Python Boot Campのようないつでも質問できる相手がいる環境でPythonに入門するのは素晴らしい機会だと思います。

参加後のアンケートでは「基本的な事の全体像が分かって良かった」「質問に対して丁寧に解説いただいたので疑問点が解消できました」等書いていただき、満足のいく内容のようで嬉しかったです。これを機会にPythonをどんどん使ってもらえるといいなと思います。一方で時間不足だったというご意見やもっと進んだ内容をやりたかったというご意見もあり、それぞれの参加者の進度に合わせた講義の難しさを感じました。

当日の様子は以下のposfieにもまとめてあります。こちらもぜひご覧ください。

Python Boot Camp in 北九州 まとめ


Python Boot Camp 開催地スタッフ募集

PyCon JP Associationでは日本各地での初心者向け Python チュートリアルイベント  「Python Boot Camp ( #pycamp ) 」を開催しています!!  
現地で Python Boot Camp の開催をサポートをしてくださるスタッフの方を募集しています。  
ご興味のある方は下記のフォームよりご連絡ください。  

 

現地スタッフ申し込みフォーム

Python Boot Camp(初心者向けPythonチュートリアル)

Python Boot Camp 全国ツアーお問い合わせフォーム


2025-12-28

PyLadies Caravan in 静岡 を開催しました!

みなさま、はじめまして&こんにちは。PyLadies Caravan運営のKANANです。
日本各地の女性Pythonistaが繋がるきっかけづくりとして、全国の様々な場所でPyLadies Caravanイベントを開催しています。

2025年を締め括るPyLadies Caravanは、はじめての静岡市で開催してきましたので、その内容をご報告します!!

[イベントconnpass]

PyLadies Caravanについては、↓こちら↓の公式ページや過去投稿をご覧ください。

[PyLadies Caravanについて]


静岡はPythonイベントや勉強会も活発な印象でしたが、PyLadies Caravanとしては初開催。
とても楽しみにしていました。
会場は静岡駅から歩いてすぐの静岡市コ・クリエーションスペースさんのイベントスペースをお借りしました。室内なのにお洒落なアウトドア空間。椅子はSnowPeakと拘りを感じます。
素敵な会場を使わせていただき、ありがとうございました!

今回、現地スタッフをしてくれたのは、mizzsugarとyoolu_lyraさんさん。
普段から勉強会やイベントに関わられているのか、会場手配やプログラム検討などの事前準備をサクサクと進めてくれて、凄いなぁと感動。
そんなお二人のリクエストは、「データを使って簡単な分析やWebアプリで可視化がしたい」とのことで、広島2nd開催に続き、データ×Webアプリでのセッション構成でお送りしました。

イベントにはPythonはじめての方や、最近エンジニアになった方など7名のみなさまが参加してくれました。東京からもPyLadies TokyoでスタッフをしているYuuukaさんも駆けつけてくれました。

まず最初は恒例のPyLadiesという団体やその日本リージョンであるPyLadies Tokyo、そしてこのPyLadiesCaaravanの取り組みについて紹介しつつ、みんなでワイワイ自己紹介タイム。
静岡はおでんが有名ということで、好きなおでんの具も自己紹介とともに発表。大根人気ですね。

Session1:Pythonコトハジメ<データ分析編> @KANAN

Pythonはじめての方も多かったので、Pythonってどんな言語なのってお話をしつつ、実際にコードを実行しながらデータを触ってみるコトハジメ的ハンズオンセッションです。
今回使ったデータは、SSDSE(Standardized Statistical Data Set for Education)という独立行政法人統計センターが配布している統計リテラシー向上を目的とした教育標準データセット。様々な公的調査データがいくつかのカテゴリで整理されていて、使いやすいデータです。
その中でも47都道府県県庁所在地の家計消費データを使って、データの読み込みや結合、簡単な集計や可視化をやってみます。「家計消費の226個の項目で静岡市が上位にくるものは何でしょう?」と、データのソートを使って各々これだと思う項目の静岡の順位を探したところ、「まぐろ」や「ハンバーグ」などなどが上位にあがってきていました。
家計消費データで散布図描画


Session2:初学者でも怖くない!自分で作ったWEBサービスのデータを分析 @mizzsugar0425

今回、現地スタッフに手を挙げてくれたmizzusugarさんがセッションもやってくれました!!嬉しいですね。架空の老舗お茶屋さんのECサイトをケーススタディに実際に自分で作ってきてくれたECサイトのWEBサービスとそれに必要な技術要素について解説してくれました。
「すごい!」と口に出てしまいそうな、まるで本物のようなECサイトは、DjangoとRailwayの組み合わせで、生成AIを上手に使いながら2週間くらいで作ったのだとか。そのサイトを例に実際にビジネスを回すために、どのような仕組みが必要なのか、データをどう集めるのか、使われることで溜ったデータをどうビジネスに還元するのかを丁寧にお話してくれました。
最後にまとめとして「まずは小さなサイクルを回すことからはじめましょう!」と締めくくられ、とても勉強になるセッションでした。

老舗お茶屋さんのECサイトでケーススタディ

Session3:Streamlit で分析結果をWEB公開しよう @maaya8585

最後はmaayaさんによるStreamlitのハンズオン。私自身も広島2nd開催でこのセッションを聞いて、Streamlitでこんなこともできるのか!と色々試してみるきっかけになりました。
データ可視化を簡単にWebアプリケーションとして作れるStleamlitで、データ表示やグラフ描画の方法を学んでいきます。動的に制御したい時に必要なチェックボックスやスライダーなんかもさらっと数行書けばWeb画面に表示されます。途中、突然に宇宙人がUFOから舞い降りるイラスト画像なんかを表示させるmaayaさんがお茶目です。
簡単にStreamlitでできることを体験した後は、Session1でファイル出力した都道府県県庁所在地のマグロとブリ、お茶のデータを地図上にバブルでマッピングします。お茶の家計消費は静岡がダントツで濃い色で表示されます。またマグロとブリをタブで表示切替して見比べると、漁獲量の具合がでてるのかなぁと感じることができました。(ちなみにブリは静岡が少なく、富山が多い)

皆で頑張ってコーディング!

最後に

今回は総勢7名の参加者のみなさまにお越しいただきました。ここからまた新たな繋がりができていくといいなと思います。
そしてイベント終了後は希望者で懇親会!有名な静岡おでんのお店を予約してくれて、美味しいおでんに舌鼓を打ちつつ、盛り上がりました。
室内芝生で集合写真
皆でおでん争奪ドラフト会議なんかも

そして、PyLadies Caravanは全国各地で開催地を募集しています!
Webやデータ分析など最初に手を挙げてくれた方の興味のあるテーマで勉強会イベントを開催して、同じ地域やPyLadies Tokyo等の女性エンジニア仲間の繋がりを作っていきたいと思っています。
PyLadies CaravanのMeetUpを開催するには、開催地にお住まいの「地元スタッフ」が不可欠です。PyLadies Caravanのイベントに興味が沸いた女性Pythonistaの方がいらっしゃいましたらぜひ下記お問い合わせフォームよりご連絡ください!


また、通年各地のPyLadies Caravanに携わるコアな運営スタッフも随時募集中です。ご興味ある方いらっしゃいましたら同じく上記お問い合わせフォームよりご連絡ください!

もっと日本中の女性Pythonistaを元気に('ω')g!
以上、PyLadies Caravanからのイベント報告でした〜




2025-12-25

PyCon JP TV #59「生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装編」を配信しました。次回 #60は2026年1月9日(金)配信、テーマは「Pythonistaに聞く2025重大ニュースと2026の展望」

鈴木たかのり@PyCon JP Associationです。 

PyCon JP TV #59「生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装」を配信したのでその報告と、次回#60「Pythonistaに聞く2025重大ニュースと2026の展望」の予告です。

次回の元ネタとしてみなさんの考える「2025年重大ニュースと2026年の展望」を募集します。以下のリンク先のフォームからどしどしお寄せください。

PyCon JP TVの配信予定Googleカレンダーはこちらです。配信日を忘れないようにカレンダーへの登録をお願いします。Google Calendar / iCal 

PyCon JP TV #59: 生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装

2025年12月のPyCon JP TVでは「生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装」と題して12月5日(金)に配信しました。視聴してくれたみなさん、コメントいただいたみなさん、ありがとうございました。

面白かったら高評価してくれたり、チャンネル登録してくれるとうれしいです。
動画はこちらです。


 

各種関連情報へのリンクなどは、以下のPyCon JP TVのWebページで確認できます。

Pythonニュースでは以下についてとりあげました。

メイントーク: 生成AIを使ったコーディングのライブデモ: Streamlitでフロント実装

メイントークでは、生成AIを使用して経費精算アプリを作成する、というストーリーで、実際にライブでコード生成を行いました。

全ての機能を作成するには時間が足りないので、Streamlitでフロントエンド部分を実装するということで進めました。生成AIを使用したコーディングの雰囲気が伝わったでしょうか。

ぶっつけ本番でやってみましたが、なかなかうまくいかなくて大変でした(汗)。

PyCon JP TV #60 予告: Pythonistaに聞く2025重大ニュースと2026の展望

次回のPyCon JP TV #60は2026年1月9日(金)に19:30から配信予定です。

メイントークのテーマは「Pythonistaに聞く2025重大ニュースと2026の展望」です。毎年正月の企画として、Pythonista(Pythonを使っている人)から事前にアンケートをとり、その内容を元に2025年の重大ニュース、2026年の展望を深掘りしていきたいと思います。

以下のフォームでみなさんの重大ニュースと展望についての回答を募集しています。コメントを紹介させてもらった方には「PyCon JP TVステッカー」をお送りさせてもらいます。どしどし回答をお寄せください。

それでは、次回のPyCon JP TVでお会いしましょう。お便りもお待ちしています。「こんな内容を扱ってほしい」「パーソナリティーへの質問など」お気軽にご意見お寄せください!!

 

 

PyCon JP Association 運営会議 #77を開催しました

鈴木たかのり@一般社団法人PyCon JP Association代表理事です。

PyCon JP Associationは2、3カ月に1回理事が集まって運営会議を行っています。

2025年12月8日(月)に開催した第77回運営会議について報告します。また次回運営会議についてもお知らせします。 

第77回運営会議

現地参加メンバー

リモート参加メンバー

運営会議では、開催が終わったPyCon JP 2025の残件確認、PyCon JP 2026の立ち上げ状況、2026年度の仮予算、各種イベントの状況報告などが行われました。

議事録は以下を参照してください。 

次回運営会議 

次回運営会議は2026年1月19日(月)に開催します。運営に興味のある方は、以下のconnpassページから登録してぜひ気軽に参加してください。

会議のあとは現地参加メンバーでプチ忘年会

 

2025-12-22

PyCon JP 遠方支援を支える技術; Pretalx & PayForex編

PyCon JP Association 会計理事の清水川です。

先日のPyCon JP 2025では 37名 の遠方支援申込者に、合計約 366万円 の旅費資金援助を行いました。

私たちは、PyCon JP への参加を希望する方々が、住んでいる場所や旅費の負担を理由に諦めることがないよう、遠方支援制度を2012年( 遠方参加者の支援制度 - PyCon JP 2012 )から継続して実施しています。この制度は、スポンサー企業(パトロン含む)や有志の方々から頂いた寄付などによって支えられています。みなさま、ありがとうございます。

2025年の応募要項については以下の記事を参照してください。


nano banana pro に生成してもらったイメージ図
PyCon JP 2025 遠方支援を広島と東京から支えるAIイメージ

この遠方支援をより効率的かつ安定的に行うため、2024年から技術的な課題の解決に取り組んでいます。2023年のイベントでは現地での現金取り扱いに大きな課題が残りました。2024年の取り組みで課題の一部を解決できましたが、海外参加者への送金に課題が残りました。

今回、PyCon JP 2025ではこの課題を解決するために導入を進めた2つの主要な技術、PretalxPayForexの活用についてご紹介します。

課題の背景:2024年の海外送金と申込み管理

PyCon JP 2024 では前年の苦労を解決すべく、「イベント当日の現金持ち歩きを減らし、可能な限り銀行振込等で送金すること」を目標の1つに掲げました。しかし、年々各種サービスでの海外送金が厳しくなっている状況もあり、最終的に以下の内訳となりました。

  • 国内は、銀行振り込み(約 79 万円)
  • 海外は、個人のPayPalとWiseで送金(約 98 万円)
  • 海外で、電子送金できなかった人は現金(約 194 万円)

2025年は、PayPalとWiseでの海外送金を諦め、PayForexに統一しました。

  • 国内は、銀行振り込み(約 80 万円)
  • 海外は、PayForexによる送金(約 286 万円)

2024年のもう1つの課題は、「遠方支援申込フォーム」がPyCon JP 国内参加者向け、海外参加者向け、PyCamp/PyLadies向け、そして支援が確定した方向けの「送金先登録フォーム」の合計4つをGoogleフォームで作成したことによって、情報の突き合わせが難しくなってしまったことでした。また、この方法では申込者が現在のステータスを知る方法がメール連絡しかないことも課題でした。

2024年の取り組みについては以下の記事を参照してください。

技術1: Pretalxで応募・情報管理の一元化

Pretalxで応募・情報管理の一元化
Pretalxで応募・情報管理の一元化(AI生成のインフォグラフィックス)

従来の遠方支援では、Googleフォームを使って応募を受け付けていましたが、毎年フォームを作り直す必要があり、引き継ぎや繰り返し作業の手間が課題でした。特に海外の方への送金が絡むと、応募から参加確認、送金に必要な情報収集、そして送金までを一気に取りまとめるのが困難でした。

この情報管理の課題を解決するために導入したのが、CfP(プロポーザル応募)システムとして知られている Pretalx です。

私たちはこのシステムを遠方支援の応募管理に応用しました。

Pretalx導入による効果

  • アカウントベースの管理: フォームと異なり、参加者のアカウントに情報が紐づくため、遠方支援の申し込みから支援額の決定、メールの連絡まで、全てのプロセスをPretalx上で一元管理できるようになりました。
  • 進捗管理の容易化: 採択後、参加者にはアカウントを通じて銀行情報や必要な情報を入力してもらうことができ、運営側は「この人は銀行情報が入ったか?」「支援額はいくらだっけ?」といった進捗状況をシステム上で把握できるようになりました。
  • 複数言語対応: 今回は日本語と英語を使いました。入力項目ごと、メールごとに日英の文章を用意しておいて、申込者の言語設定で表示やメール送信されます。盲点だったのは、ある海外からの申込者が日本語で設定していてメール連絡も日本語で行われていたことです。そんなトラブルも有りましたが、とても便利でした。
  • メール送信: メール送信機能を内蔵していて、条件に一致した人に指定したテンプレートで一括でメールを作成できます。送信箱に入ったメールを、必要なら相手毎に編集もできるし、削除もできるので、テンプレートを凝りすぎたりフィルタ条件をがんばりすぎなくても調整が効くのが実務的でよかったです。また、メール送信は属人的になりやすい作業ですが、送信箱の確認やメール送信履歴の確認など、運営内で複数人で確認できる点も良かったです。
  • カスタムフィールド: 任意の入力項目を追加して、申し込み種別(Pretalxの「提案タイプ」)ごとにどのフィールドを表示するかを設定できます。また、フィールドごとに必須を指定したり、編集期限が過ぎると表示専用になったりします。検索機能からは、このフィールドの値のばらつきを確認したり、値ごとに申請をフィルタしたりできます。これを使って、「connpassイベント参加番号」フィールドや「銀行情報」が未入力のユーザーにメールを送る、といった使い方をしました。

Pretalxは遠方支援専用のシステムではないため、利用にはカスタマイズや工夫が必要でしたが、それをもってしても導入の成果は大きかったと思います。何人かの申込者に聞いてみたところ、「なかなか良かった」というフィードバックを頂きました。

一方で、やはり専用ツールではないことにより、Pretalxで解決しなかった課題がありました。

Pretalxで解決しなかった課題:

  • 採択者にのみ追加入力を提示: 採択された方には、送金先情報の入力や証憑をアップロードしてもらう必要があります。また、送金方法(銀行送金国内、銀行送金海外、SWIFT)によって入力項目を変更したいと思いました。しかしそのような機能がなかったので、採択されたら申し込み種別(提案種別)を切り替えて、表示するカスタムフィールドが連動して切り替わるように運用しました。この運用はちょっとした混乱と手間の原因となりました。採択ステータスによってカスタムフィールド表示がOn/Offする機能があればもっと手間が少なく済んだと思います。
    pretalxの提案種別
    pretalxの提案種別
  • 特定フィールドを運営側だけ変更: 決定した支援額や、送金完了分の金額を伝えるためにも入力フィールドを使用しました。入力フィールドは本来連絡用ではないのですが、他に方法がなかったため、指定日時以降ロックする機能を使って変更できないようにしました。しかし、運営側が入力する際にはこのロックを全員に対して解除する必要があります。解除中は申込者が変更可能になってしまうので、すばやく書き換えて再度ロックする必要がありました。
    pretalxのフィールドごとの設定
    pretalxのフィールドごとの設定
  • 一覧表示: 人類、なぜか一覧表になっていると安心できます。その一覧表にメモを書き込めるとより安心です。人類はスプレッドシートに書き写す作業から逃げられないのだと思いました。実際のところ、採択においては予算上限もあるため当落線上では比較が必要になりますが、それ以外では個別に検討すればよいのではないかと思います。だからPretalxからCSVダウンロードしてスプレッドシートへ転記する必要は無かった・・と言いたいのですが、たぶん私が一番この転記シートを見て全体の状態把握を継続的に行っていました。
    以下のキャプチャにある「チェックイン」はconnpassのチェックイン機能と連携させました。人力でconnpassから参加者一覧CSVを取得し、Pretalxに入力された参加番号と突き合わせています。いずれ、connpass API と連携して自動化出来る未来もがあるかもしれません。
    pretalxからcsv経由でspreadsheet化
    pretalxからcsv経由でspreadsheet化
  • 連絡フォーム: メール送信機能はありますが、申込者からの連絡を受ける方法がありませんでした。できれば、「申込者がログインして、フォームに書き込んだら担当者に通知メールが来る」と良いのですが…。代わりに、Atlassian Jira Service Management (JSM) を使用して連絡を受けることにしました。JSMは(公式サイトからは分かりづらいですが)、問い合わせメールアドレスを発行して、受信メールをそのままJira Issueにしてくれます。担当者はIssueコメントを「内部メモ」として残すか「相手に返信する」かを選んで投稿できます。複数人で担当できるし、対応状況も人目でわかるのでかなり便利でした。
  • 操作性: 一番のハードルは機能性よりも管理画面の操作性だったかもしれません。運営側の一部の手順は説明が難しかったですが、手順書を用意することで解決できた部分もあります。手順書がなくても申込みを審査できる、領収書を確認できる、というシステムが理想です。

フォームとデータ管理の過去の苦労について、2024年の記事 PyCon JP 遠方支援を支える技術 で紹介しましたが、その反省の大部分を今回のPretalx利用で解消できました。Pretalx以外にもいくつかのサービスを検討したりもしましたが、費用が高すぎたり、短期間利用ができなかったり、なによりどのような使い方ができるのか事前に分からない、といったハードルがあり採用できませんでした。Pretalxは公開モードにするまでは無料で色々と試せるのが良かったです。

次にチャレンジの機会があれば、残った課題も解消したいところですが、すべての課題を解決するにはもう自作するしかないだろうか…、しかしこういう汎用性のないサービスを保守更新していくのは続かなそう… とモジモジしています。要件定義書を書き残して、AIに毎年丸ごと実装させる!?それが実現できるかはさておき、要件定義書を書き起こすのは良さそうです。

技術2: PayForexで海外送金を安定化

PayForexで海外送金を安定化
PayForexで海外送金を安定化(AI生成のインフォグラフィックス)

海外への送金に合う新たな選択肢が必要でした。今まで使っていたWiseやPayPalといった一般的な送金サービスが、日本の法律や規制によって企業から個人への送金に使いづらいという問題に直面したためです。

そこで2024年にも検討していた海外送金サービス PayForex(ペイフォレックス)を今回採用しました。

PayForexのメリットと活用

  • 銀行からの自動振替: PayForexはPyCon JP Associationが利用するPayPay銀行と連携しており、送金処理時に自動的に銀行口座から資金を振り替えてくれます。夜や土日祝日も大丈夫でした。このため事前事後に銀行からデポジット(チャージ)を計画的に行ったり、残金を戻したりなどの管理が不要です。
  • 早い送金、低い手数料: SWIFT送金の手数料は1,980円ですが、PayForexでの銀行送金の手数料はインドの場合680円~1350円でした。翌営業日には着金して、その結果も確認できるためとても良かったです。SWIFTでは着金追跡が別料金なので、可能なら銀行送金を使いたいところですが、相手国ごとに受取人情報の入力項目が千差万別なのが悩みどころです。
  • 送金先の事前登録: 事前に送金先を登録しておけるため、相手国によって異なる入力情報の不足を事前に把握できました。
  • 送金実行が楽: 送金相手を選んで金額を入力した状態でカートにいれておき、後でまとめて特定の送金を実行する、といった使い方ができます。実際の送金がクリック数回で完了するなど、作業負担が大幅に軽減されました。

2024年当初はSWIFT送金のための情報収集の課題やアカウント開設の手続きに時間がかかる可能性から採用を見送りましたが、その後法人アカウントの準備を完了し、実際に活用することができました。PayForexのアカウント開設は、必要な証明書(登記簿謄本など)と担当者のeKYC(マイナンバーカード)で比較的容易に行えました。

PayForexで解決しなかった課題:

PayForexの利用時の課題は、とくに思いつきません。強いて言えば、やりたかった事の1つに、送金を一括登録したかったです。そうすれば、Pretalxから送金先情報を一括ダウンロードして転記ミスを気にすることもなくて楽だったかもしれません。試す時間がなかったのですが、PayForexにはBiz LightというCSVでの一括送金機能もあるようです。

PayForex最高でした。

まとめと今後の展望

今回の技術導入により、遠方支援の運営における人的コストとリスクを大幅に削減できました。

応募管理にはPretalxを活用し、参加者と運営メンバー双方にとって進捗状況が分かりやすく、情報収集がスムーズに行えるようになりました。また、海外送金にはPayForexを導入し、日本の法律や規制の影響を受けやすい他のサービスと比較して、法人アカウントからの安定した送金経路を確保することができました。

今後は、国内送金は引き続き銀行振込、海外対象者向けにはPayForexを利用していく予定です。PayPalやWiseは法人からの送金が日本の制度的に難しいので、残念ながらしばらくは使えなさそうです。

これらの技術を活用することで、遠方支援の目的である「住んでいる場所や収入が参加のハードルにならない」状態を、より少ない人的コストで実現できるようにしていきたいと思います。