プカプカプク日記

~ Life is Trip ~

プクニの本棚

『天使の遺言』竜樹諒

『天使の遺言』竜樹諒/文芸社(2025/6) 漫画家生活最後の記念に出版した『私が見た未来』が、 20年以上の時を経て世間の注目を浴びることとなった。 それは、本の表紙に「大災害は2011年3月」と書いたから。 ピタリと予言したことで、 作者たつき諒はカリス…

『成瀬は天下を取りにいく』

『成瀬は天下を取りにいく』宮島未菜/新潮文庫(2025/7)「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」 幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。 閉店を間近に控える西武百貨店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした…

『落日』湊かなえ

『落日』湊かなえ/角川春樹事務所(2019/9) わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、 サラちゃんは殺された──新人脚本家の甲斐千尋は、 新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。 十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺…

『さんだらぼっち』宇江佐真理

『さんだらぼっち』宇江佐真理/文春文庫(2005/2) 芸者をやめ、茅場町の裏店で伊三次と暮らし始めたお文だが、 近所の女房と諍いになり長屋を出る。 大人気の捕物帖、シリーズ第4弾 ~BOOKデーターベースより 順調に「髪結い伊三次捕物余話」読んでいっておりま…

『さらば深川』宇江佐真理

『髪結い伊三次捕物余話 さらば深川』宇江佐真理/文春文庫(2003/4) 「この先、何が起ころうと、それはわっちが決めたこと、後悔はしませんのさ」 ―誤解とすれ違いを乗り越えて、伊三次と縒りを戻した深川芸者のお文。 後添えにとの申し出を袖にされた材木…

『リラの花咲くけものみち』藤岡洋子

『リラの花咲くけものみち』藤岡洋子/光文社(2023/7) 動物たちが、「生きること」を教えてくれた。 家庭環境に悩み心に傷を負った聡里は、 祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、 北海道の獣医学大学へ進学し、 自らの「居場所」を見つけていくことに―…

『紫紺のつばめ』宇江佐真理

『紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物帳余話』宇江佐真理/文春文庫(2002/1) 材木商伊勢屋の主人・忠兵衛からの「世話をしたい」という度重なる申し出に、心揺れる深川芸者のお文。 一方、恋人の伊三次は、本業の髪結いの傍ら同心の小者として、頻発する幼女殺…

『浜木綿子 楽しく波瀾万丈』小玉祥子

『浜木綿子 楽しく波瀾万丈』聞き書き小玉祥子/JTBパブリッシング(2025/6) 私の人生は面白い。とはいえ、冒険がきらいで、派手なことが好きではありません。こんな私が七十年以上もこの道を歩ませて頂けましたのは、全て皆様のおかげと感謝しかございませ…

骨董屋征治郎手控・京歴/火坂雅志

『骨董屋征治郎手控』火坂雅志/講談社文庫(2005/6) 幕末動乱の京都で小さな骨董屋を営む征次郎には2つの裏の顔があった。 世間に出せないいわくつきの品物を取引する“六道(ろくどう)闇ノ市”の一員であること。 長尾流体術、鞍馬楊心流(ようしんりゅう…

『傲慢と善良』辻村深月

『傲慢と善良』辻村深月/朝日文庫(2022/9) 婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになるー。 彼女は、なぜ姿を消したのか。 浮かび上がる現代社会の生きづらさの根源。 圧倒的な支持を集め…

『幻の声』宇江佐真理

『幻の声』宇江佐真理/文春文庫(2000/4) 廻り髪結いの伊三次は本業の傍ら町方同心のお手先として事件を追い、 江戸の町を東奔西走。 そんな伊三次の思い人は、売れっ子の深川芸者・文吉ことお文。 伊三次とお文のしっとりとした交情、市井の人々の哀歌、 …

『私の京都』栗原はるみ

『私の京都』栗原はるみ/講談社(2023/10) My Favorite Kyouto 料理家・栗原はるみが見つけた、 地元に愛される店。 ひとり旅でも気楽な、 京都ガイドブック。~表表紙より 料理家・栗原はるみ、初めてのガイドブック! 居酒屋、カフェ、スーパーマーケット…

『クスノキの番人』東野圭吾

『クスノキの番人』東野圭吾/実業之日本社(2023/4) 恩人の命令は、 思いがけないものだった 不当な理由で職場を解雇され、 腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。 そこへ弁護士が現れ、 依頼人に従うなら釈放すると提案があった。 心当たりはないが話に乗り…

『花まんま』朱川湊人

『花まんま』朱川湊人/文春文庫(2008/4)昭和30~40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公たちの思い出が語られる。ちょっと怖くて不思議なことや、様々な喜びやほろ苦さを含む物語に、深い感動と懐かしさがせまる傑作短篇集。第133回直木賞受…

『襷がけの二人』

『襷がけの二人』嶋津輝/文藝春秋(2023/9)裕福な家に嫁いだ千代と、その家の女中頭の初衣。「家」から、そして「普通」から逸れてもそれぞれの道を行く。「千代。お前、山田の茂一郎君のとこへ行くんでいいね」親が定めた縁談で、製缶工場を営む山田家に嫁…

『汝、星のごとく』凪良ゆう

『汝、星のごとく』凪良ゆう/講談社(2022/8) その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。…

『書いてはいけない』森永卓郎

『書いてはいけない』森永卓郎/三五館シンシャ(2024/3) 『ザイム真理教』を上回る衝撃作! ~日本経済墜落の真相~ ‥2023年12月、私はすい臓がんステージ4の告知を受けた。 告知の瞬間、 私は、何かを食べたいとか、 どこかに行きたいとか、 そんなこ…

『カケラ』湊かなえ

『カケラ』湊かなえ/集英社(2020/5) 少女の死をめぐり、食い違う人びとの証言。 美容外科医が真実の行方を追うミステリー長編! 『この作品の中には小さな「私のカケラ」があちこちに埋め込まれていて、 湊先生の手によって、とても立派な「根も葉もあるウ…

『変な家』雨穴

『変な家』雨穴/飛鳥新社(2024/1) 知人が購入を検討している都内の中古一軒家。 開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、 間取り図に 「謎の空間」が存在していた。 知り合いの設計士にその間取り図を見せると、 この家は、 そこかしこに 「…

『もう別れてもいいですか』

『もう別れてもいいですか』柿谷美雨/中央公論新社(2022/1) 58歳の主婦・澄子は、横暴な夫・孝男との生活に苦しんでいた。 田舎の狭いコミュニティ、 ギスギスした友人グループ、 モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは、 離婚して自分らしく生きる元…

『幾代の鈴 あきない世傳金と銀 特別巻下』

『幾代の鈴 あきない世傳金と銀 特別巻下』高田郁/角川春樹事務所(2024/3) 明和九年(1772年)、「行人坂の大火」の後の五鈴屋ゆかりのひとびとの物語。 八代目店主周助の暖簾を巡る迷いと決断を描く「暖簾」。 江戸に留まり、小間物商「菊栄」店主として新…

『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子

『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子/新潮社(2023/1) ◆第169回直木三十五賞・第36回山本周五郎賞 受賞作◆ 疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。 語り草となった大事件、その真相は――。 ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、 美しい若衆…

『ツバキ文具店の鎌倉案内』

『ツバキ文具店の鎌倉案内』幻冬舎(2018/8) 代書のお礼に男爵がご馳走してくれた「つるや」のうなぎ。 初デートでモリカゲさんと仲良く食べた「オクシモロン」の和風キーマカレー。 七福神巡りで歩き疲れたみんなを癒してくれた「光泉」のお稲荷さん。 Q…

読書備忘録(87)

『服を変えれば、人生が変わるー大人の女性のために「着る」教科書ー』西ゆり子/主婦と生活社(2022/3) 数々のヒットTVドラマで、ヒロインの生き方を ファッションで表現してきた 71歳現役ドラマスタイリストによる、初のおしゃれ指南本。 ドラマスタイリス…

『古本食堂・新装開店』原田ひ香

『古本食堂・新装開店』原田ひ香/角川春樹事務所(2024/6) さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。 大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。 美味しいごはんとあなたの物語がここに! 珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで…

『ショートケーキ。』坂木 司

『ショートケーキ。』坂木司/文藝春秋(2022/8) 坂木司さんの本、 『和菓子のアン』シリーズを読んで以来かな⁉️ この本は表紙の絵に釣られて(笑) 図書館で借りて読みました。 ショートケーキにまつわる連作?短編集。 やっぱりショートケーキは皆好きよね♪ …

『週末ちょっとディープなタイ旅』

『週末ちょっとディープなタイ旅』下川裕治/朝日文庫(2017/2) 日本人大好きタイ料理はタイ中華? ガイドブックでは紹介されない裏の乗り物が市民の足、 日本の常識が通じないイタイ鉄道の旅。 したたかで、しなやかな「微笑みの国」をめぐる――。 タイ料理と…

『玄鳥さりて』葉室麟

『玄鳥さりて』葉室麟/新潮社(2018/1) 富商の娘を娶り、 藩の有力派閥の後継者として出世を遂げる三浦圭吾。 しかしその陰には遠島を引き受けてまで彼を守ろうとした 剣客・樋口六郎兵衛の献身と犠牲があった。 時が過ぎ、藩に戻った六郎兵衛は静かな余生…

『日本人が奴隷にならないために』

『日本人が奴隷にならないために』秋嶋亮/白馬社(2023/5) ―絶対に知らなくてはならない言葉と知識― 戦争国家、憲法改正、国民監視、言論統制、 グローバリズム(多国籍企業による植民地化)、 巨大薬禍、原子力災害、 財政破綻という重層の危機の中で、 日…

『続 窓ぎわのトットちゃん』

『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子/講談社(2023/10) 国民的ベストセラー、42年ぶり、待望の続編! 国内で800万部、全世界で2500万部を突破した『窓ぎわのトットちゃん』。 世界中で愛されている、あのトットちゃんが帰ってくる! 泣いたり、笑ったり……ト…