IEC 62304対応ソフトウェア開発の勉強
はじめに
医療機器ソフトウェアの開発に関わる中で、IEC 62304という規格の存在は知っていても、
- 実際の開発ではどう進めるのか?
- 書類は何を、どこまで作ればよいのか?
- 規格の要求事項が、実装やテストとどう結びつくのか?
といった点が非常に分かりにくいと感じていました。
本ブログでは、IEC 62304 第5章(ソフトウェア開発プロセス)を中心に、「実際に簡易装置を作りながら、対応の流れを可視化する」ことを目的に、学習・実践の記録を連載形式でまとめていきます。
※ 本ブログは規格の逐語解説や転載は行わず、あくまで筆者の理解・解釈・実践内容を記録するものです。
この取り組みの目的
この学習プロジェクトでは、以下を目指します。
- IEC 62304に対応したソフトウェア開発の勉強を行う
- 学習・実践内容をブログとして記録・公開する
- IEC 62304を意識した簡易ソフトウェア装置を実際に作成する
- IEC 62304対応の具体的な手順・流れを明確化する
規格を読むだけでなく、実際に手を動かして理解を深めることが重要だと考えています。
なぜこの取り組みを行うのか
IEC 62304については、規格本文、解説書、要件定義・設計手法に関する書籍といった情報は多く存在します。
しかし、
「結局、実際の開発ではどう進めればいいの?」
という部分について、製品や簡易装置を例にした一連の作成事例は、あまり多くありません。
そこで本取り組みでは、
- 書籍・規格・AIを活用して学習し
- 実際に簡易な装置を作り
- その過程で「何が必要だったのか」「どこが大変だったのか」を明確化
することを目指します。
あえて複雑な装置は作らず、まずは一連の流れを把握することを重視します。
この成果をベースに、将来的に規模を大きくした場合や、他規格(ISO 14971など)と組み合わせた場合へ発展させることも視野に入れています。
ゴール設定
本ブログのゴールは以下です。
- IEC 62304 第5章(ソフトウェア開発プロセス)を中心に
- 最低限の対応書類を作成し
- 対応を意識した簡易ソフトウェア実機(簡易装置)を作成
- その過程をブログで連載形式にて公開
ブログ自体は、簡易的な記録を主目的とし、できるだけ時間をかけすぎないという方針で進めます。
現状
現時点では、以下の状態からスタートします。
Obsidian上にIEC 62304 第5章のまとめを作成済み
- 規格本文の整理
- 関連書籍の要点整理
- AIによる要約
このまとめを「知識ベース」として、ここから実践に落とし込んでいきます。
目標設定(A / B / C)
期間目標:2026年8月まで
A:理想目標
- DFPlayerを用いた簡易装置を作成
- IEC 62304を意識した開発を実施
- 単体テストまで完了
※ 第4章(リスク分析)は今回は未実施
B:現実的目標
- DFPlayerを用いた簡易装置を実装まで完了
- テストは未実施
C:最低限の目標
- IEC 62304を意識した要求仕様作成まで完了
※ 当初はDFPlayerを想定していますが、その前段としてLED点滅+ボタンのみの簡易装置から開始します。
作成する簡易装置
① LED点滅装置(超簡易)
以下のプロセスを一通り実施します。
② DFPlayer装置
上記に加え、可能な範囲で以下まで扱う予定です。
- リリース
- 問題解決プロセス
今回やらないこと(スコープ外)
以下は意図的に実施しません。
- IEC 62304 第4章(リスク分析)
- ISO 14971が必要になるため、今回は別枠
- ソフトウェア構成管理の厳密運用
- バージョン管理は最低限
- 他規格対応(ISO 9001 / 13485 / 14971 等)
- 製品レベルの完成度
- 不具合対応・変更管理プロセス(時間があれば検討)
「やらないこと」を明示することで、学習目的の範囲を明確にします。
この取り組みで行うこと(概要)
具体的には、以下の作業を進めていきます。
- IEC 62304 第5章の確認
- 小さな開発計画の作成(1か月 / 3か月単位)
- Obsidian上でのフォルダ・文書構成整理
- AI活用方針の明確化
- 各章ごとの作業手順・テンプレート作成
- 必要文書の作成(優先度付き)
- トレーサビリティ整理
- ブログ用記録ルール・テンプレート作成
- 簡易対応・省略点の明示
- 最終的な総括
ブログの進め方について
ブログの記録は、以下の方針で進めます。
- 日々の作業はMarkdown(.md)で簡易記録
- 章ごとにまとめ記事を作成
- 記事構成や文章化はAIを活用
- 人間は「判断・取捨選択」に集中
という形で、IEC 62304学習 × AI活用の実験的な側面も含めて進めます。
おわりに
本ブログは、
「IEC 62304を完璧に満たした製品を作る」
ことが目的ではありません。
- 規格を理解し
- 実際に手を動かし
- 開発プロセスを一周させ
- 本番対応との差分を理解する
そのための学習用・実践用プロジェクトです。
次回は、**「全体の進め方(開発フロー・文書構成)」**から整理していく予定です。
同じようにIEC 62304に悩んでいる方の、何かしらの参考になれば幸いです。
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※本ブログは基本的にAIにより作成し、軽く手直ししたものです。
IEC62304に関するものは、基本はAIを使ってブログ化していく予定です。

