ストイックさと適当さ
最近、自分の弱みを1つ発見した。
それは、「考えたことを実行するまでが長い」ということ。
考えたり、アイデアを出すのはいいんだけど、それを実行するまでにダラダラ準備したり、先延ばしにしたりしてしまうことが多い。
最近は特にそうだったと思う。
多分、オン・オフのメリハリというか、その境界が曖昧になっているんだ。
自分の中の「戦闘モード」のスイッチをオンにして、集中して取り組むことができていない感じ。
言い換えれば、それは自分の中に「通常モード」の1つのギアしかない状態。
作業する時も、食事する時も、散歩する時も、どんな時でも「通常モード」で運行している。
なので、それに気づいたので少しずつ改善していこうと思う。
それには、自分の中にオンとオフの2つのモードを持って、オンの時には誰よりも高い意識で、全力で集中するということになる。
そうすれば、メリハリを持って、考えたことを即座に実行に移す習慣を身につけることができると思っている。
まあつまり、もっとずっとストイックになるということだ。
そうすれば、ダラダラ準備したり、先延ばしにしたりせず、もっと時間を有効に使える。
そこで思ったんだけど、ストイックに取り組むということは、「適当にやる」ということと紙一重なのかもしれない。
なぜなら、「適当にやる」というのは、質を犠牲にする代わりに、あまり時間をかけずに何かを行うということだけど、質って意外とそんなに変動しないから。
「適当にやる」とはいえ、せっかくやる事を明らかに台無しにはしないだろう。
だから、最低限のポイントは抑えようとして、合格点ギリギリを満たそうとする。
例えば、プロの料理は、あまり物で適当に料理したとしても、一般的にはレベルの高い料理を提供してくれたりする。
プロの音楽家が、お酒に酔った状態で、アドリブで演奏しても同じだろう。
反対に、完全なる素人の場合、んなに時間をかけて仕事をしても、そこまで高い質のものはできなかったりする。
意外と、質ってそこまで変動しないんだと思う。
それに比べて、時間の変動域は大きい。
誰もが経験あることだと思うけど、ダラダラ作業している時、別のことを考えている時、とにかく眠い時に、何時間もかけて行う作業は、別の日に集中したら1〜2時間で終わることとか平気であったりする。
つまり、質は犠牲にしようとしてもそこまで下がらないけど、時間は重視すると結構変わる。
集中している時とそうじゃない日の生産性が、1.5~2倍、それ以上になることは平気であると思っている。
多分、時間への意識が集中の最も重要なポイントなんだと思う。
だから、質より時間を優先するという戦略がとても有効なんだ。
本当に適当でいいから、短い時間でサクッとなんでもその場でこなす意識が、ストイックな生活を持続させることにつながる。
これは直感に反することかもしれないけど、「ストイックさ」と、「適当さ」は、結構似ているんだ。
だから、不真面目さ、適当さ、脱力感が大切。
ポジティブに、開き直って、適当にこなす意識が大事なんだ。
特に、完璧主義や、マイペースの傾向にある人は、時間を意識して、短時間で適当にやるということが、なかなかできなかったりする。
そういう人は、時間をかければ、そこそこの評価を得られたり、ある程度の質のものを仕上げることができるけど、実行するまでのハードルが上がってしまう傾向にある。
自分と同じように、考えたことを行動するまでに、時間がかかってしまうことが問題になる。
さらに言えば、作業が完了する前に、熱が冷めてしまって、途中でやめてしまったりもする。
なので、そう言う人こそ、適当にやる意識が重要なんだ。
そう思うと、学校ではなく、実社会においては、質より時間が重視されることの方が多いと思う。
一般的に、学校では、定期試験や受験で高得点を出すことが、「優秀」とされる。
しかし、社会では、そのように決まった期間・リズムで、試験がやってくることはない。
ほとんどの場合、各自のペースでカウントアップ的に自分でステージを上がっていかないといけない。
だって、学校と違ってたくさんの仕事をこなす必要があるから。
しかも、学生の試験や受験と違って、仕事や日々の作業は、やり直しが効く。
つまり、「優秀な人」の定義が、ガンガンステージを進んでいく人に変わっていく。
だから、しっかり準備して、時間をかけて高得点を取る人より、合格ラインギリギリを短期間で通過する人の方がが優れている。
(もちろん、短時間で高得点を取る人がいれば、それが最も優れていると言える。)
だから、学生時代の試験で、前日に集中して勉強して、一夜漬けでギリギリ赤点を回避することと同じように、できるだけ少ない時間で合格ラインを越えることが重要なんだ。
なので、実社会では、ほとんどの場合、質より時間のほうが重要な指標になる。
だけど、やっぱり普段の生活の中で、徐々に元に戻っていくんだ。
オン・オフの境界は曖昧になり、メリハリがなくなってきたりもする。
それは、コーヒーにミルクを入れたら、時間の経過とともに自然と混ざっていくことと同じように、境界がなくなってしまう。
特にリモートで作業している人などは、そうなりやすい。
物理的な場所によってスイッチを切り替えることがでいないから。
ずっと家のパーソナルスペースにいたら、誰だって一気に戦闘モードになるのは難しい。
だから、最近踏ん張れていないと感じる時、モチベーションが低下している時は、不真面目に、適当に作業する。
時間を最も重要な指標として認識して、適当にこなす。
これを定期的に行うことが重要だと思うんだ。