portal18's blog

これといって書くことがない。

火災発生時の英語放送

先月でかけた場所でたまたま火災放送 (誤作動) が放送されてびっくりしたが、そのときに英語音声も放送されていた。
いろいろしらべてみたら、なんとメーカーによって英語放送の内容に差異があるようでこれまたびっくり。


火災が発生すると、

火事です。火事です。火災が発生しました。落ち着いて避難してください。

という音声が放送される。実際には、ごく一部の例外 (火災感知器の動作や火災ボタンなどではなく非常用放送設備のリモコンで直接放送した場合) をのぞいて火災場所も放送される ( "1階で火災が発生しました" みたいになる / 英語放送も "There is a fire on the first floor" となる) 。
日本語音声はどのメーカーでも同じ放送、男性の音声になり、差異はない。

しかし、英語となると話は別。パナソニックだと、

Attention please. Attention please. There is a fire. Please proceed to an emergency exit and evacuate the building in a calm manner.

という音声。 "Please proceed to an emergency exit" (非常口にむかって) という日本語にはない文言がはいっており、地味に日本語よりも丁寧だったりする。このため、英語 (発生場所をのぞいて10.5秒) のほうが日本語 (7.5秒) よりながく放送される。

JVCケンウッドだと、

There is a fire. There is a fire. A fire has started. Please evacuate in orderly fashion.

という音声。日本語音声にもっともちかい文言である。自分がでかけた場所での誤作動はこの文言だった。

TOAだと、

There is a fire. Please evacuate as quickly as possible.

という音声。ほかのメーカーとちがって Quickly (いそいで) という文言になっているほか、くりかえしの文言もない。
ちなみに、TOAは英語、中国語、韓国語の音声原稿が公式サイトのサポートページに掲載されており、リスニング力にたよらずに内容を確認できる。


火災放送は、火災ボタン (消火栓などにある) による起動のほか、火災感知器が作動して自動的に起動することもある。このような場合、火災放送よりさきに

ただ今、火災感知器が作動しました。係員が確認しておりますので、次の放送にご注意ください。

という音声がながれる。なおこちらは女性の音声であり、自動放送が女性の音声か男性の音声かでどのくらいのやばさなのかを判別できるようになっている。

パナソニックの英語放送。

Attention please. A fire alarm has activated. We are checking now. Please wait for the next announcement.

JVCケンウッドの英語放送。やはり日本語にもっともちかい。

Now a fire alarm has been activated. We are now investigating to confirm. Please listen carefully for the next announcement.

TOAの英語放送。前述の公式サイトでは "We are" が "We're" 表記になっている (ここでは記事上の表記を統一するためにこのようにしたが表示上だけなので読みかたにほとんど差異はない) 。

Attention please. The fire alarm system is indicating a fire. We are now investigating the cause. Please wait for a further information.

正常動作の場合、非常用放送設備のリモコンに「火災」とかいてあるボタンがあるので、それを押す。すると最初に書いた男性の音声による放送にきりかわる。施設によっては火災ボタンを押しても有効 (この設定になっている施設の場合火災感知器よりはやく火災ボタンを押すといきなり男性の音声になる) 。


誤作動で放送された場合、リモコンの「火災」ボタンのとなりに「非火災」ボタンがあるので、それを押す (火災かもという場合のほか火災確定の放送がながれている場合でも有効) 。すると、以下の音声 (女性の音声) がながれる。

先ほどの火災感知器の作動は、確認の結果、異常がありませんでした。ご安心ください。

英語はパナソニックの場合、

Attention please. The alarm reported earlier was not caused by a fire. We are very sorry for the disturbance.

ご迷惑をおかけして申し訳ございませんという文言になっている。海外旅行で誤作動に遭遇したらたしかにご迷惑ではある...。火災感知器が作動しない火災にくらべればましだが...。

JVCケンウッドの場合、

Although the fire alarm have been activated, this is a false alarm. No trouble was found. Please disregard.

異常はみつかりませんでしたので無視してくださいというこれまた日本語にちかい文言になっている。

TOAの場合、

Attention please. A few minutes ago, we announced there may be a fire. However, there is no fire. Once again, there is no fire.

火災がないということを2回くりかえしているが、これならほかのメーカーのように火災があるというのも2回くりかえしてほしいものである。


参考までに、海外事例もいくつか紹介しておく。

This is a fire alarm. Please evacuate the building immediately by the nearest available exit.

Attention please. Attention please. Fire has been reported in the building. Please leave the building immediately by the nearest exit. Do not use the lifts.

この例ではエレベーターの英語が "Lifts" になっているので、イギリスの放送だとおもわれる。

Attention. Attention. Attention. An emergency has been reported. All occupants walk down to the nearest stairway exit and walk down to your assigned re entry floor or main lobby. Do not use the elevator. Walk to the nearest stairway. Do not use the elevator. Walk to the nearest stairway.

Warning. The fire alarm system has operated. Stand by for further instructions.

これは火災かもという放送で、火災確定により以下の放送に移行する。

Evacuate as directed. Evacuate as directed.
(スイープ音)
Emergency.
(スイープ音)
Evacuate now.

行ごとに音声の収録時期がことなるようで、"Evacuate as directed" はちがう声で放送されるほか、放送されない場合もある。さらにこの行は編集も可能なようなので、かならず放送されるのは "Emergency" と "Evacuate now" となる。

海外の事例をみると、 "Calm manner" や "Orderly fashion" (落ち着いて) といった文言は日本ならではともいえそう。