「超久々にTOEIC受けるぜ!」などと言う余計な投稿(おいw)を挟んでしまいましたが、前々回の投稿の続きです。
まずは下記の件。
デレク・ベイリー君様殿大巨匠の話は、稿を変えて いずれまた。
かてて加えて、下記の件。
上記の投稿でも最初は、デレク・ベイリーのことを書こうと一瞬、思ったんですが、ただでさえアホほど長い投稿が更に長くなりそうだったので、稿を改めて書くことにましました。
んでは、その話と、そこから湧いてきた、すっげーどーでもいー話をダラダラと書き散らかします。
今回もクッソ長ぇですぞ!
飛ばしてどうぞ!
⇒ まとめにひとっとび
デレク・ベイリーによる Laura のカヴァー
前回の投稿から引用:
1944年の映画『ローラ殺人事件』の中で使われた曲『Laura』。
作曲は、「映画音楽の祖父」デイヴィッド・ラクシン。
この曲は、ムード音楽の超スタンダードですが、もはやジャズのスタンダードと呼んでもよいくらいに、多くのジャズ・ミュージシャンにカヴァーされています。
ギターによるフリー・インプロヴィゼーションの黎明を築いた哲人、デレク・ベイリーもこの曲をカヴァーしています。
『Laura』を解析・深掘りの対象としたのも、実はこのベイリーのヴァージョンをかなり以前に聴いたのがきっかけだったんです。
そこから、デイヴィッド・ラクシンのオリジナルを聴いて「うわ、これは……リチャード・ヒューソン、これはもう確信犯的にやったな」となった、と。
それが「…ユーミン、これはもう確信犯的にやったな」に繋がり、即ち、
この2つがリンクした訳ですね。😊
(詳細は前々回の投稿を読んでねw)
ところで、
「え?ベイリーがスタンダード曲を?」
と思った方。気になるでしょ?w
それがこれ。
(今や、こんなのも公式で聴けるとはねw)
収録は、晩年に近い2002年リリースのアルバム “Ballads”。
ガチのデレク・ベイリーファンの人からどう言う評価を得ているのか知らんけど、私が一番好きなのは、実はこのアルバムなんです。
ジャズの、それもムーディーなカクテル系のスタンダードばかりを演奏した作品集です。
もちろんフツーに弾いたりはしていない。
でも、この人には珍しく、真っ当なジャズギターのイディオムを散りばめつつ演奏しています。
基本的には、
- 出だしの一瞬だけベイリー節w
- そのあと、しばし「耳慣れたスタンダードな?アレンジ」が続き、
- そこから徐々に「ベイリー化w」して行って、
- 最後は「デレク・ベイリー以外の何物でもない演奏」で終わる
みたいな感じ。
概ね、全曲、このパターンです。
耳慣れたメロディーが、曲が進むにつれて段々と崩落していく様がスリリング。
特に、この1曲目 “Laura” の美しさは白眉だと思います。
ハーモニックスの使い方が絶妙。
そして、2:15辺りからの感じは、まさしく、若き頃の私や私の周りにいた「ギター弾ける人たち」、「ギター弾けない人たち」が、こぞってやっていた「ベイリーの真似~♪」そのものであり、聴いていてグフグフと含み笑いをしてしまいます。
一方、「真っ当なジャズギターのイディオム」と言う部分に関して言えば、普通に?ジャズ・ギタリストとしてキャリアをスタートした人なので、当たり前と言えば当たり前です。
とは言え、ここまで、それを前面に押し出したアルバムは出していなかったはず。
もっとわかりやすく言えば、
「あ、ちゃんとギター弾ける人だったのね」
みたいな思いが、多くの人々の心に去来したのではないか、と。
って、おいw
(言うまでもありませんが、ギター凄くお上手です)
で、そこから、ふとフレッド・フリスの初来日のとある出来事を思い出しました。
フレッド・フリス初来日(1981年)の話
そも、フレッド・フリスとは?
数年前の「今週のお題」に書きました。
プログレ5大バンドの中で、私が一番好きなバンド、それがヘンリー・カウ。*1
時は1968年。イギリス、ケンブリッジ大学。
目糞!鼻糞!ホジキンソン!!
と言う反商業的なプロパガンダを掲げ、そのバンドを結成したのがフレッド・フリスです。
上記数行の中に、とんでもない嘘がいくつか混ざっておりますw
さて、そのフレッド・フリスが初来日した1981年。私は、2回ライヴに行きました。
来日のちょっと前。たぶん、ディスクユニオンの新宿プログレ館だったろうと思いますが、何かのミニコミ誌の裏表紙に来日情報が書いてあったんです。
そこには、ヘンリー・カウの白黒ステージ写真のフリスのところに吹き出しで、
「ギター弾けないのバレたらどうしよ?💦」
って、おいw
(言うまでもありませんが、ギター凄くお上手です)
で、ここから話は、さらに脱線してまいります。
君は「一億人」か「Forest」か?
その初来日のライヴ。2回見たのは覚えているんですが、その内の1回の記憶が盛大に欠落…。うわ、やべぇな、オレ…。
でも、最初に見た1回は鮮明に覚えています。
場所は慶応大学日吉キャンパスでした。
(だったはずだよなぁ。鮮明とか言いつつ自信が…)
近藤等則とのデュオ。
(これは間違いない)
ここで、一瞬だけ TOEIC 絡みな話ですが。
この文法書の名著『Forest』(現Evergreen)の著者の一人は、私の小学・中学の同級生で、中学・高校時代のバンド仲間です。
(そこから20年の時を経て中年になってからも一緒にやりました)
また、私にとって最初期のギターとプログレの師匠の一人でもあります。
フリス初来日当時、彼は(ライヴ会場である)慶応大学の学生でした。
で、ライヴに前後して会って話したんですが、そのライヴのことも知っており、「へぇ~、今、ああ言うの聴くんだ」みたいなことを言われた記憶があります。
彼は、プログレ5大バンド以外だとキャメルやルネッサンス辺りが好みの人で、おそらくヘンリー・カウは趣味ではなかったとは思います。*2
もちろんカンタベリー・ツリーに登場する重要なバンドとして認識はしていたでしょうけどね。
(この人の博覧強記っぷりは、もう半端なかった…)
で、「ライヴに前後して」の部分の記憶が曖昧で、何なら、「ライヴ当日に日吉キャンパスで会った」記憶すらあるんですけど、これはさすがに記憶の捏造かなぁ、と。
いずれにせよ、ライヴに前後して会ったのは間違いない。
不思議なのは、高校卒業後、数年会ってなくて、自分も彼も当時、下宿住まいだっただろうに、どうやって連絡取り合って、会ったんでしょうね?
スマホ、ケータイはおろか、メールですらまだ一般的なコミュニケーションツールではなかった頃ですよ。ふしぎー。
(まぁ、当時の生活全般に言えることですがね…)
親同士も付き合いあるくらいだったから、実家経由で連絡取り合ったんでしょう、たぶん。
フレッド・フリス、近藤等則デュオ
ま、それはさておき、初めて見るフレッド・フリスは、なかなか興奮しました。えぇ、もうミーハー的なアレで興奮しました。
肝心の演奏の記憶は結構、欠落してるんだけどw
おそらく、テーブルワーク(テーブルにギターを置いてプリペアドしながら演奏することを当時の我々の仲間内では、そう呼んでいた)が中心だったはずですね。
そして、デュオの相方は、トランぺッターの近藤等則。
2020年に亡くなっています。
近藤さんが亡くなった翌日に、赤い公園の津野米咲さんが亡くなったんですね…。
近藤さんの訃報は、結構、後になって知ったような気がします。K’s Jazz Daysさんの投稿で知ったような気もするけど。うーん、どうかな、覚えてないんだよな…。それなら反応してコメントなり書いたと思うし。
まぁ、とにかく津野さんの訃報のショックが大き過ぎたのかもしれないです。
話を戻すと、私は近藤さんのライヴは、何げにかなりの回数見ており、この時が初めてではなかったと思います。
ってか、free improvisation/即興音楽界隈では、最もライヴを見たミュージシャンの一人かも。10回前後は見ているはず。
(いや、もっと見たかな?「ジャズ・フェス見に行ったら出てた」みたいのもあるからな)
フレンチ、フリス、カイザー、近藤等則??
で、ですね。今回、この記事を書くに当たり、調べている過程に於いて発見した近藤さんの自筆履歴書(JazzTokyo に掲載)。
イケメン😍 と言うよりも、この写真の頃は、古風な「昭和の二枚目俳優」って感じかな。
それはさておき、そこには驚愕の記載が!
1982 予定
4月 フォルニア[原文ママ]でフレッド・フリス、ヘンリー・カイザー、ジョン・フレンチ(キャプテン・ビーフハートのドラマー)とロックのレコード制作。
ぎょぎょぎょー!!😲
結局、実現しなかったっぽいけど、この話が、1987年の『French, Frith, Kaiser, Thompson』に結実したってことだよね。
実際には、近藤さんは参加せず、フェアポート・コンヴェンションのリチャード・トンプソンを加えた4人のユニットとなっています。
左から、リチャード・トンプソン🤩、ヘンリー・カイザー🙂、フレッド・フリス🤪(顔!w)、ジョン・フレンチ😳。
メンバーの個々のキャリアとしては、プログレとフリー・インプロヴィゼイションが主要なジャンル。
(フェアポート・コンヴェンションはブリティッシュ・フォークですけどね。まぁ、とは言っても、ブリティッシュ・フォークはプログレっちゃあプログレだw)
ですが、リリースされたアルバム2枚は、ソリッドなロックアルバムとなっており、特にファーストアルバムでは、『サーフィンUSA』や『ハイサイおじさん』などをカヴァーしていますw
もし、フレンチ、フリス、カイザー、近藤が実現してたら、このメンバーによる、これらの曲が聴けたのかもしれない。🧐
どーよ、このニッチな情報。オレならでは。😎
個人的な想像としては、近藤さんは、ビル・ラズウェル辺りとやるような、もっと「都会的」「無機質」「オシャレ」な、IMA に近い感じのロックを想定していたんじゃないかな?それが、あまりにもアーシーで泥臭い感じだったので辞退したんじゃないか、と。
ところで、上に貼った曲『Wings a la Mode』。
1:58 からのヘンリー・カイザーのキチ●ガイみたいなギターソロが大好きなんです。
(ソロまでひとっとび)
それと、『ハイサイおじさん』についてはヘンリー・カイザーのチョイスだと思います。デヴィッド・リンドレーとマダガスカルでフィールドレコーディングとかしてるルーツ・ミュージックオタクなんですよ、この人は。
で、カイザーは、即興界隈の人には珍しく、物凄くお金をかけて最新鋭の高額な機材を揃えていたので、当時の我々は「即興成金」と呼んでいました。
親が金持ちとかじゃなくて、「即興音楽で財を成した」と考えた方が夢があるでしょw
『29歳のクリスマス』と藤沢周平 ~メディアへの露出
近藤さんは、新体道(乱暴に言えば、ややスピリチュアルな趣きのある武道)をやられていて、私が頻繁にライヴを見始めるようになった頃は、道着のようなトラックスーツのような、要するに体を動かしやすい服装をされていることが多かったんです。
それが、IMA結成の辺りからTVなどのメディアへの露出が多くなり、服装も髪型も当時のオシャレの最先端みたいな格好に変わって行きます。
ショートソバージュの髪型とも相まって、その頃は、三上博史のようなルックスだったな、と思います。「昭和の二枚目俳優」って感じだったのが「平成のイケメン」にトランスフォームした、みたいな。
『29歳のクリスマス』
ここで、もひとつニッチな話をしておくと、近藤さんは『29歳のクリスマス』って言う、1994年のトレンディドラマ(山口智子主演)に、主人公の不倫相手役で出ていました。
(主題歌はマライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』!🎅)
当時の私は、今よりはテレビを見ていたけど、ドラマとかはあまり見ていませんでした。
しかしながら、デレク・ベイリーを初めて招聘した人であり、トランぺッターとしては国内では決して多いとは言えないフリー・インプロヴィゼーションにアダプトしたジャズ・ミュージシャンである近藤等則がトレンディドラマで山口智子の不倫相手を演じるなどと言う情報量の多過ぎるシチュエーション。
見逃すわけにはいかないじゃないですかw
で、演技については…まぁ当時数回リアルタイムで見て「見てらんない😩」ってなって、それ以降は見てませんw
でも最近、TVer で断片的に見たんですけど、近藤さんの名誉のために言っておくと、割と普通に見れました。
自分の中では「セリフ棒読み」くらいの記憶でしたが、特段、演技が上手いと言うわけではないものの、そこまでひどくはなかった。
何となれば、今なら「近藤さん、かっけぇ…」まである。
なんちゅうか、当時の自分の方に、照れみたいな思いがあったんでしょう、たぶん。
(知り合いでも何でもないんだけどw)
藤沢周平
それと、近藤さんは、その頃から『腕におぼえあり』シリーズなど、NHKの時代劇の音楽を担当されていました。(原作は藤沢周平『用心棒日月抄』、『よろずや平四郎活人剣』)
2005年の同じく藤沢周平『秘太刀 馬の骨』でも音楽を担当し、さらに、セリフはないけど、エンディングで「トランペットを吹く武士」として登場していました。😅
ゴッブレッシュー!脳の不思議
さて、ここで我が脳味噌の不思議なお話をひとつ。
その、NHK金曜時代劇『秘太刀 馬の骨』ですが、私の記憶ではこんな感じでした。
- カミさんは特に藤沢周平のファンではない
- 私も、小説は何作品か読んでいるけど、大ファンと言うほどではない
- でもカミさんは、主演の内野聖陽のファンなのでDVD(ビデオ?)に録画した
- 私は「お、近藤さんが音楽なのか」くらいの興味で見せてもらった
- 私、さらに「お、TEAM NACS の音尾さん出とるやん。見よ見よ」
ところが、先日、カミさんに確認した事実はこうでした。
ぎょぎょぎょー!!😲
何なん、この記憶の捏造。ってことは、私が頼んで録ってもらったってことだよなぁ。
音楽が近藤等則ってだけで、わざわざ録画するかな?当時のオレが…。
全く以てわからんのですわ。
ってことで、海馬の王子様落馬!w
この錯綜した記憶の多重構造。まさに『秘太刀 馬の骨』の原作の犯人。
- 連載時の犯人は●●●●
- でも単行本では犯人は△△△△
- さらに文春文庫の出久根達郎さんの解説では、まさかの〇〇〇〇?
と言う、メタ多重構造の如し。
って、どこがよw
初・巻上公一(おまけ)
ところで、フリス・近藤デュオを見た日、ライヴが終わったあとの日吉キャンパスをヒカシューの巻上公一さんが歩いていらっしゃったんですよ。
これも薄っすらした記憶では、そばにいた人(もしかしてヒカシューのメンバーだったのかも)に「いや、フリスよかったわー」みたいなことをおっしゃっていて。
ま、そんだけです!
巻上さんについてはその後、同じく1981年にヒカシューのライヴを見たりすることになるんですが、この邂逅が私の「初・巻上」なのでしたw
(「1981年にヒカシューのライヴを見た」⇒…絶対続くよね、この話🤣)
【お題】いま勉強したいことはなに?
今週のお題「勉強していること、勉強したいこと」
お?またもや、その話しちゃう?🤣
英語です!TOEIC受けます!
詳しくはこちらを!w
まとめ
飛ばした人向けに、超適当なまとめw
- デレク・ベイリーはユーミンであり薬師丸ひろ子である
- フレッド・フリスは思いのほか🤪←こう言う人なのである
- リファレンスとして使うなら『一億人の英文法』より『Forest(現Evergreeen)』がオレ的お薦めなのである
- 近藤等則は山口智子と不倫していたのである(ドラマでw)
- 藤沢周平は格が違うのである
- 「格が違うぜZZトップ」なのである
- 巻上公一はプレシジョンベースを抱えたままステージでジャンピング正座をする肉体派なのである
- 今まで黙っていたが、オレはかつて TOEIC920点を取った男なのである
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*1:プログレ5大バンド:ここで言う5大バンドとは、前の投稿から引用しますと、
ヘンリー・カウ(Henry Cow)と言えば、フランスのマグマ(MAGMA)、イタリアのアレア(Area)と並んで「プログレ3大バンド」の一角を成すバンドとして有名ですね。
これに、スウェーデンのサムラ・ママス・マンナ(Samla Mammas Manna)、ベルギーのアクサク・マブール(Aksak Maboul)を加えて「プログレ5大バンド」とする説もありますけどね。
と言うものですが…
*2:プログレ5大バンド:ここで言う5大バンドとは、King Crimson、Yes、Pink Floyd、Genesis、Emerson, Lake & Palmer(EL&P)なんですよね。不思議ですね。
え?「どっちが正しいか?」って?
そりゃ最初の方に決まってんでしょ!