インディーズ時代から追っかけているバンドa flood of circleの新譜について今日は語りつくしたいと思います。
古参アピールをしたいわけではなく、この記事は愛100%で書かれていると言いたいが故、こういった書き出しになってしまったこと、お許しください。
そして100%個人的な感想なので、異論は120%認めます。
なので、好き放題書かせてください。

まず、アルバムタイトルは「夜空に架かる虹」
先日、a flood of circleは予てからの夢だったという武道館ライブを発表されました。
その時の切り抜き動画も見ました(地方住なので見に行ったりはなかなか難しい・・・)が、かなり多くの人々が大盛上がりで、こんなにも大きなバンドになってしまったのかと驚きました。地方のライブには結構出向いてますが、地方では感じられない熱狂がそこにはありました。
武道館ライブを目論んでたのもあってなのか、ここ最近、決意表明というか、覚悟の表れというか、こう、なにかここらへんで一発ぶちかまさないといけないという意思を感じる、軽くない感じのタイトルが続いている気がしていました。
※感想なので「感じる」とか「思う」ばっかり笑
もちろん一番の推しバンドなので、最近の作品が悪いとは決していいません(虫けらの詩やキャンドルソング、月夜の道を俺が行くなど名作もたくさん)が、正直、ここ10年ぐらい、作品の内容はもう一歩(※あくまで個人の好み)な感じが続いていました。前回の作品で、おや!ちょっといい感じじゃないか!?というところまではきていましたが・・・
最近の楽曲の歌詞をきいても、あと一つ勢いに乗り切れていない印象(すべてが上手くはいっていない感じ?もちろん、これもあくまで個人的にですが・・・)を受けていました。
ところがどっこい
今回のアルバム、とてもよい!
作り手にそんな意図はないんでしょうが、勝手にAFOCの歴史を振り返ってしまいました笑
個人的に一番好きだった頃の、良かった部分が復刻してたり、しかもそれを令和アレンジしたような、それでいて地に足がしっかり着いている素晴らしい楽曲たち。
久しぶりに、スタジオ録音音源なのに身体が勝手に動き出すような曲まで。
とりあえず、それぞれのファーストインプレッションを
まず、1曲目
表題にもなっている「夜空に架かる虹」
野うさぎのブルース系統の曲に感じる。そして少しのBUFFALO SOUL味も感じる。
一歩一歩踏みしめて進むようなミディアムロックバラードで、「陽はまた昇るそれを知りながらまた朝を願う」や「春の嵐」を穏やかにすごくスケールを大きくしたような素晴らしい楽曲。この一曲からも、武道館ライブは大成功する予感がする。最近のアルバムは割と表題曲があるが、その中でも一番だと思った。好きなバンドが歌い続けてくれている幸せを再確認できる傑作だと思う。
2曲目
「KILLER KILLER」
最近のAFOCの曲っぽいが、深みと余裕がある。トーキングブルースの抑揚の付け方にこれまでの歴史や経験を感じる。
3曲目
「ASHMAN」
ファーストインプレッションではこの曲が今回一番好き。オケはおもちゃ箱をひっくり返したような、はたまた不思議の国のアリスの世界観のようなワクワク感(Quiz Showを初めて聴いたときのような)が半端ない。Zoomanity時代の「フェルディナンド・グリフォン・サーカス」や「Human Lisence」ばりのフックの効いたノリのカッコよさ、たまりません。そこにいままでのAFOCになかったサウンドメイクがハマる。サビに突入したら、ABメロまでの装飾が剥がれ、生身のa flood of circleが飛び出てくる。サビの高揚感が最強過ぎて、みんなにお勧めしたくなる。今回のアルバム曲は全般的に音圧がえぐいです。最近、割と音を間引いたような楽曲も流行っているなか、AFOCには関係なさそうです。
4曲目
「マイ・モーターサイクル・ダイアリーズ」
いままでの楽曲にはあまりなかったタイプだと思った。新しいa flood of circleな気がする。いい意味でメジャーな印象を受けた曲。「君が生きてる時代に間に合った。」とか最高過ぎる。
5曲目
「モモちゃんのブルース」
なんて斬新なタイトルだろう。けっこうPOPな印象を受けるタイトルだが、聴いてみると、まあ分厚い。そして、めっちゃブルージー。入りのギターとボーカルのユニゾンで一気に不思議な雰囲気(パープルな感じの)になる。
6曲目
「SNAKE EYES BLUES」
佐々木亮介のソロアルバム、LEOのような音作りで始まるが、途中から勢いが出てくる。Love is like a Rock‘n Roll時代の勢いを感じる。全曲に通して言えるが、この曲も勢いだけでなく余裕がある。「スキスキスキスキ・・・・」の古臭さが逆に令和っぽく聞こえたり聞こえなかったり。このフレーズもかつてのAFOCから発せられるとは全く連想できなかった笑 自由に思ったことを歌ってる感じがロックだと思う。時と共にバンドも変化していってることを実感できる一曲。
7曲目
「キメラファンク(Fly!BABY!FLY!)」
入りはギターのカッティングにのせて、トーキングともちょっと違うファンクな感じ。ただ、サビあたりの歌詞の雰囲気から「世界は君のもの」の令和AFOCバージョンと勝手に受け取った。こういう初期AFOCでは少な目(最近は幸せ系増えたけど)なポジティブ曲のみたいでなんかいい。
8曲目
「ルカの思い出」
スローバラードでロングトーン多め。落ち着いているがしっかりロックな曲。「かわいいルカ」とかPOPな歌詞だけど、コードだったりメロディだったりは雰囲気があって、芯がある。程よい聴きごたえ。
9曲目
「全治」
アコギの伴奏で始まり、一瞬弾き語りっぽいが、一気に重厚なバンドサウンドになっていく。めちゃくちゃ短いのに、中身が濃く堂々とアルバムを締めくくってくれる。理解する前に曲が終わるという、不思議な体験が出来る。凄く斬新。
最後に
まだ、聴き始めたところで歌詞もしっかり確認しきれていない状態で書いているから、今後、聴き込んでいくと印象が変わってくる曲もあるかもしれない。その時はまた、記事にでもしよう。
改めてa flood of circleはとても真面目なロックンロールブルースバンドだと思いました。
こんなに長いことブレずに突き進むことがどれだけ大変なことか。有限を実行し続けることが、どれだけすごいことか。バンドの在り方からカッコよすぎて、痺れてしまう。
今回のアルバムは音圧がすごい。そして熱量も相変わらずすごい。
うるさいのにうるさくなく、どこまでも音量を上げてしまう。昔と今現在の姿が見事に融合している気がする。少し前の強引に勢いを作ろうとしていた感じはなくなり、自然な勢いが出ている。ソロも含めたいろんなバンド経験、全てが活かされている気がする。すべての楽曲に余裕や貫禄があって、スケールの大きな武道館の似合う曲ばかり。控えめに言って最高のアルバムなんじゃなかろうか。
佐々木亮介さんが黄色いテレキャスを使っているころからずっと応援しているし、これから先もずっと応援していこうと思う。
このバンドと一緒に年を重ねることができるのはとても幸せだ。









