~ 追憶 あざみ ~

パンパンパンパン
「あっ……、あんっ……、え?あっ……、
よ……、四億?です……、か?あっっ……」
「うん。
手術費用とか今までの入院費用とか諸々で。
端数はおまけしてあげる」
「はあ……」
・・・・・・・・・・・・・・・
この病院に来てから約半年。
わたしはやっと退院できるまでに回復した。
この半年の間、
お金のことが気にならなかったわけではないけれど、
わたしは何も訊かずにいた。
なんとなく訊けなかった。
わたしは、
何も言わずにわたしなんかの治療を続け、
いつも気を遣ってくれる、意外と優しい院長さんに甘えていた……。
一生働いても返せないような借金を背負ってしまった十四歳のわたし。
けれどもこれは当たり前のことだし、
仕方のないことだ。
わたしは自分の命を買ったのだ。
死んでしまうことを思えば四億円は安い。
でも、
どうやって返済すれば良いのだろうか……。
そんな大金をつくり出す方法なんて、
アルバイトすらしたことのないわたしに、
思い浮かぶはずもなかった……。
結局その日は全く眠れずに、
夜通し悩んだのだけれど、
その悩みは朝の診察時、
早くも解消された。
院長さんが、仕事を紹介してくれたのだ。
前々から思っていたけれど、
院長さんは、やっぱり以外と優しい人だ。
パンパンパンパン
「お医者様の……、あっ……、相手って?あっ……、
つっ……、つまりどういう……、お仕事……、
なん……、
ですか……あっ……」
「つまり?
つまりっていうか、
普通にこういうお仕事だけど?」
パンパンパンパン
わたしが退院したのは、金曜日の昼過ぎだった。
その日院長は、
「これからは今までのように頻繁には、
してあげることが出来なくなるから」
と言って、
早朝からわたしの上に被さった。
・・・・・・・・・・・・・・・
院長さんは、いつものようにわたしを揺すりながら、
「このままこの病院での寝泊まりを続けたければ、
それでも構わないよ?」
と、
そう言ってくれたのだけれども、
一日二万円の宿泊費は高すぎた……。
ここは病院なのだから、
それは当たり前で、
仕方のないことらしかった。
・・・・・・・・・・・・・・・
淺利あざみだったわたしは死んだことになっているらしく、
今のわたしには身分証がないし、
それ以前に全くお金を持っていないので、
暫くの間は野宿することになる。
もちろん嫌だけど、
それも仕方のないことだ。
わたしは今元気だ。
元気で生きている。
それだけで充分幸せじゃないかと、
自分を納得させた。
退院した金曜の午後から暗くなるまでの間は、
半年ぶりに出た娑婆を見て回った。
半年程度では何も変っていなかったことに安堵すると共に、
すっかり変わってしまったわたしとのギャップには、
決して少ないとは言えない寂しさを覚えた……。
もう随分と慣れたけど、
鏡を見ると、未だに毎回
「誰?」
と
思う。
以前の顔より可愛いので、
嫌ではないけれど…….......................................
TO BE COMUGIKO

おまけ
賄い……

いきます♪(・∀・)♡
バーテンダーさんが忙しくて……

賄いつくる時間がとれない感じだったので…………………
今夜は僕が……………

賄いクッキング💪🤤♪(・∀・)♡
「いつもやん……………」

お肉とか焼いて……………
一枚だけピッツァも焼きます…( *´艸`)笑笑
「せやからいつもと変らんやん……………………」

Josh君
豚とか焼くの巻☆
「シカトせんといてや…………………」

「百合絵さん?」

「ん?」

「百合絵さんも……………
食べて……………

良いよ♪♡」
「君は素晴らしい人格者だと以前から思ってた♪♡」

シンプルピッツァを
焼き上げて……
付け合わせはスコーン♪♡
「…………………………」

「これも食べる?」

「良いの?」

「良いさ♪♡」

「将来選挙とか出るなら絶対Josh君に入れると誓うよ♡」

「私は今すぐ入れてあげるよ?」

「あっ………」

珍しいパターンやな…………………













