名脇役の多いドラマは大体当たりドラマだ。面白そうなタイトルや俳優のドラマを見つけても、観るまではこのドラマにハマって観続けられるかどうか最初の一話か2話あたりで見当がつく。役者の力不足だったり魅力がなかったりするとドラマは萎んでいって観る気力がなくなる。キャスティングの妙と魅力的なキャラクターの役作りがドラマの要だ。
とくに悪役は主人公よりも物語を盛り上げるのに大切なポジションなので充分な演技力が確保されていなければ悪役が成り立たない。悪役こそ物語を引っ張っていく重要な牽引役なので、主人公をトコトン苦しめるタフネスと悪知恵と卑怯さを表現していかなければならない。現実こんな人が周りにいたらたまらないが、ドラマ鑑賞では必要不可欠な悪役。善人ばかりでは物語は始まらない。
悪役を演じることは役者にとっては演じ甲斐があるのかもしれないが、そのキワドイ役がはまり役でブレイクしてしまったら、悪役専門俳優みたいになってイメチェン脱出できないのも大変だ。

脇役のキャラクターが魅力的すぎて、スピンアウトしてそのキャラクターが主人公になるドラマも面白い。





