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神社仏閣めぐり初心者が始めた「なるほど」参拝紀行

【東京・高幡不動尊】あじさいが 彩るお山 撮り歩く|60歳からの御朱印めぐり〔113/541〕

高幡不動尊_五重塔

6月25日。高幡(たかはた)不動尊に参拝しました。

この記事の内容

高幡不動尊の所在地は東京都日野市。日野自動車の本社があるところです。

ざっくり言うと、東京都の西のほうです。

高幡不動尊_map

京王線 高幡不動駅南口のエスカレータを下りると、右手に「高幡不動尊参道」が見えました。

高幡不動尊_参道

参道(商店街)に入ると、視線の先に山門らしきものが見え、ひと安心。

今回はGoogleマップのお世話にならずに済みました。(方向音痴です)

▼仁王門前

高幡不動尊_仁王門

正式名称は高幡山明王院金剛寺

あじさいの名所にして関東三大不動の一つ

開創は平安時代初期(?)

寺伝によると、平安時代初期、清和天皇の勅願により慈覚大師円仁※が高幡山の山中に不動堂を建立し、不動明王を安置したのが高幡不動尊の始まり。
※円仁:[794~864]平安初期の天台宗の僧。最澄に師事。延暦寺第三世座主として天台宗興隆の基礎を確立。死後、慈覚大師の名を贈られた。

古文書では、701年以前、あるいは奈良時代の僧・行基の開基とも伝えられており、開創については不明なところがあるようですが、いずれにしても長い歴史を有する寺院です。

▼仁王門(重要文化財

高幡不動尊_仁王門

二階建て楼門。室町時代後期の建立。

平安時代制作の丈六不動三尊像を安置

▼不動堂(重要文化財

高幡不動尊_不動堂

不動堂は当初、山中に建てられましたが、暴風雨により倒壊したため1342年(室町時代初期)に山麓の現在地に移建。東京都最古の文化財建造物です。

こちらに安置されている不動三尊像は近年新たに作られたもの。

▼奥殿

高幡不動尊_奥殿

奥殿は文化財を収蔵・展示するお堂。

重要文化財の不動三尊像(木造不動明王及び二童子像)は千年ぶりに修復され、現在はこちらに安置されています。

丈六の不動明王坐像(像高約2.8m Wikipediaによる)を中尊として、半丈六に近い二童子立像を左右に配した不動三尊像で、向かって右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)像、左に制吒迦童子(せいたかどうじ)像が立っています。

丈六とは?
一丈六尺(約4.8m)の略。仏陀の身長が約4.8mあったことから一丈六尺が仏像の大きさの基準として使われた。座像の場合は半分の八尺に作る。

平安時代の丈六の不動三尊像として他に類例がなく、貴重な作例とのこと(文化庁)。

高幡不動尊は古来より関東三大不動の一つとされています。

▼大日堂

高幡不動尊_大日堂

高幡不動尊真言宗(智山派)の別格本山。

総本堂である大日堂には、ご本尊の大日如来が祀られています。

大日如来真言密教の教主で、一切の仏菩薩の根元であり、宇宙の根本の仏。

そして、不動明王大日如来の化身。恐ろしい形相になって現れ、脅してでも人々を救おうとしてくれます。

▼大観音像

高幡不動尊_大観音像

お寺にはやっぱり五重塔

五重塔があると「寺!」という感じがしますね。

高幡不動尊_五重塔

塔高39.8m、総高45m、青銅瓦葺

こちらの五重塔は昭和55(1980)年度竣工。再建ではなく、鉄筋コンクリート造で新たに建てられたものです。

大阪・四天王寺のように内部に螺旋階段が設けられており、特定日には五層まで上れるようです。

桜建設株式会社のHPによると、

「塔の深い軒の出を支える三手先出組(みてさきぐみ)構造システムは近代工法によるこれまでの見せ掛けの装飾意匠ではなく、木造構造と同様に実際の構造に生かされております。
本塔の姿形は、日本の過去のすべての塔を厳密に比較研究の上、理想の形を決定したもですが、奈良海竜王寺五重小塔の様式に極めて近いもので金剛寺五重塔奈良時代の幻の五重塔の迫力を現代に再現したものであるといえます。」

だそうです。

奈良時代の幻の五重塔」というのは、奈良時代に建てられた五重塔には現存するものがないことから、このような表現をされたと思われます。

龍王寺の五重小塔は高さ4mの小さなものですが、天平時代の建築技法を現在に伝えるもので、国宝に指定されています。

高幡不動尊_五重塔

▼並べてみました。

左:高幡不動尊五重塔 右:海龍王寺五重小塔

●海龍王寺についてはこちらをご参照ください。↓

pirooh.hatenablog.com

あじさいの名所

高幡不動尊は都内有数のあじさいの名所として知られており、季節には境内のあちこちであじさいを見ることができます。

高幡不動尊_五重塔

高幡不動尊_あじさい

高幡不動尊_あじさい

▼弁天池と弁天堂

高幡不動尊_弁天堂

高幡不動尊_あじさい

高幡不動尊_境内

▼稲荷社

高幡不動尊_稲荷社

高幡不動尊_狛犬

狛犬さんもあじさい鑑賞?

▼大師堂

高幡不動尊_大師堂

▼聖天堂

高幡不動尊_聖天堂

聖天(歓喜天)さまとは、象頭人身の男女二神が抱擁しているお姿だそう・・・見たかった~

インドの神様なので象がモチーフになることが多いのでしょうか。

夫婦円満、恋愛成就などの御利益があるらしい。

山内八十八ケ所めぐり

境内の南側は丘陵地になっており、山内八十八ケ所をめぐる巡拝路が整備されています。

四国八十八カ所霊場にちなんだ弘法大師の石像88体が置かれ、すべてにお参りすれば四国八十八カ所を巡礼したのと同じご利益が得られるそうです。

高幡不動尊_山内

▼第一番

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

案内板に「徳島県板野郡大麻町板東」の文字。

四国八十八ヶ所霊場の第一番札所の住所が書かれているよう。

▼第二番、後方に第三番

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

ジグザグの道を上っていきます。

高幡不動尊_あじさい

▼第二十七番

高幡不動尊_山内

たわわに咲いて(?)道にせり出していた。

高幡不動尊_あじさい

▼第三十番

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

6月1日~30日のあじさいまつり期間中は10問のクイズが掲示されています。

・クイズ:あじさいの別名は?
・答:2. 四葩(よひら)
 ガクの枚数がヒントだそうです。

このあと、三十何番かまで行き、ショートカットをして(ズル?)一気に

▼第八十番

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

・クイズ:西洋あじさいのギリシャ語「ハイドランジア」の意味は?
・答:2. 水の器(←これは何となく想像がつく)

高幡不動尊_あじさい

ウズアジサイ(たぶん)

このあじさい時々見かける。装飾花が内側に巻き込むように咲いている。

▼第八十七番

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

高幡不動尊_あじさい

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

▼最後、第八十八番は大師堂の前

高幡不動尊_山内八十八ケ所巡拝路

御朱印不動明王

御朱印帳に書いていただきました。

高幡不動尊_御朱印

 

高幡不動尊の基本情報

真言宗智山派 別格本山
山号:高幡山
・御本尊:大日如来
・創建:(伝)平安時代初期
文化財(建造物):重要文化財
・東京都日野市

2025(令和7)年6月25日参拝(63歳4か月)