
「アームズ・テックの社長 ケネス・ベイカーだな?」
ちょっとした言いまわしで、歯切れがよくなったり、そうでなくなったりします。
小島監督の書くセリフは、ハードボイルドな世界観とよく合います。
たとえば、世界観に合わない人が、同じ場面のセリフを書くと
「あんたが、アームズ・テック社の社長の、ケネス・ベイカーだな?」
…となったりします。(ちょっと極端な例ですが)
これを、些細な違いだと捉えて気にしないのか、あるいはセリフひとつでも、きちんと吟味するのかで、作品全体のクオリティは変わってくるものだと思います。
しっかり整備された文章は、読む気になります。
逆に、ハードボイルドな世界観で、文章の削りこみが浅いと、世界観そのものも安っぽく見えてしまいますね。