FIREから始める「晴耕雨読」の日々

~AIとの問答による「学び」を綴りました~

神棚から引きずり下ろされた英雄たち――「水戸学」が歪めた南北朝の真実

前回、足利尊氏という「孤独な怪物」の実像について触れましたが、今回はそのライバルたち、楠木正成と新田義貞を巡る**「評価の怪」**について深掘りしてみたいと思います。なぜ彼らのイメージは、これほどまでに極端な「善悪」に振り分けられたのか。その…

夫婦別姓問題の欺瞞と「最悪の選択」への警告

~「伝統」という幻影に縛られ、システムのバグを量産する愚~ 現在、日本の政治の場で議論されている「選択的夫婦別姓」を巡る状況は、控えめに言っても「混迷」の極みにある。長年、行政の現場でシステムと向き合ってきた身からすれば、そこには合理性も、…

【検証:最終弾】安野氏の「桁間違い」が露呈させた、正直者がバカを見る資産公開の「真のデバッグ案」

参議院議員の資産公開を巡る狂騒曲は、意外な展開を迎えました。AIエンジニア・安野たかひろ氏が、米国株の株数を評価額と見間違え、資産を「200億円」と過大報告してしまったという、あまりにお粗末なバグの露呈です。 しかし、この「桁間違い」という恥ず…

「怪物」の仮面を剥いだ一首の和歌――『逃げ上手の若君』が描いた足利尊氏の正体

「1192(いい国)作ろう鎌倉幕府」。 私が義務教育を受けた50年前、日本史の常識はシンプルでした。足利尊氏といえば、後醍醐天皇を裏切り、南北朝の動乱を招いた「逆賊の首魁」であり、教科書の肖像画に映るその姿は、野心に満ちた裏切り者の象徴でした。 …

【壁の向こう側】第3部:国家の「出口戦略」とインフレ税――大局観で見る終焉のシナリオ

連載の締めくくりとなる第3部では、視点をさらに広げ、国家財政と私たちの未来という「大局観」でお話しします。103万や178万という数字の裏側で、国がいかなる「出口戦略」を画策しているのかを暴きます。 万年放漫財政のツケは誰が払うのか 日本は、戦争も…

【コラム】アニメ『モブせか』2期ついに始動!「スカッとの天才」三嶋与夢の真価と、新生リオンへの期待

ついに、アニメ『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(モブせか)』第2期の続報が届きました。 2025年に放送された『俺は星間国家の悪徳領主!』のアニメ化成功も記憶に新しく、三嶋与夢先生のファンにとっては、まさに「黄金期」とも言える流れの中での2期…

【検証】資産「0円」と「6万円」の衝撃。彼らは無能か、それとも国民を欺く詐欺師か?

先刻の安野たかひろ氏の「NVIDIA資産公開」に続き、今度はその対極に位置する、ある意味で安野氏以上の衝撃を与えた面々をデバッグします。 新聞各社が地下の閲覧室で必死に「写経」し、集計したリストに並ぶ、驚きの数字。 橋本聖子氏:0円。蓮舫氏:0円。…

【検証】安野議員のNVIDIA資産よりヤバい『当座預金・普通預金』の穴と、政治家を国債で縛る『日本心中プラン』

2026年1月5日、新春の永田町を激震させたのは、2025年7月の参院選で初当選した議員たちの「資産公開」でした。なかでも、AIエンジニア、SF作家、起業家という異色の肩書きを持つ安野たかひろ氏(安野貴博氏)の報告内容は、SNSや投資家界隈で瞬く間に拡散さ…

【壁の向こう側】第2部:弱者を追い詰める「社会保険」の逆説――「鳥の目」で見る構造のバグ

第1部では、個人の損得という「虫の目」で、年金の利回りや医療費の不条理を解説しました。第2部では、視点を高く上げ、国家のシステムという「鳥の目」でこの国の税と社会保険の歪みを俯瞰します。 「壁」を低くすること(減税)が本当に弱者救済になるのか…

『ベネズエラ介入の深層:正義の仮面を剥いだ「石油とプラント」のリアリズム』

昨日、私たちは『正義』を語った。今日、私たちが目撃するのは『帳簿』である。 1. 介入の背景と「内なる敵」:揺らぐMAGAの結束 今回の電撃的な介入の表向きの理由は「麻薬撲滅」と「民主主義の回復」です。しかし、米国内の反応はかつてないほど複雑です。…

【壁の向こう側】第1部:その「働き損」は本当か?――「虫の目」で見る手取りの真実

「103万円の壁を178万円に」 選挙以来、この数字がメディアを賑わせています。多くの人が「壁を超えると損をする」と信じ、ブレーキをかけて働いています。しかし、一歩引いた視点から眺めると、世間で叫ばれる「損得勘定」がいかに目先の数字に惑わされてい…

ベネズエラ問題  ーーー3つの正義の視点から考察ーーー

「もしあなたが、明日食べるものがない国の国民だったら……、それでもあなたは『正義』や『法』を語り続けますか?」 2026年1月3日、凍てつくニューヨークの空港に一機の米軍機が着陸しました。タラップを降りてきたのは、かつて南米の若きカリスマと呼ばれ、…

A HAPPY NEW YEAR!

A HAPPY NEW YEAR!

【後編】出版界の闇と、淘汰の先にある新たなエコシステム

前編では紀伊國屋の成功と地方書店のジレンマについて触れた。後編では、さらに踏み込んで、この業界が抱える「流通と構造」の闇、そして未来への展望を論じたい。 3. 「返品率50%」という異常なサプライチェーン 書店業界が抱える最大の癌は、異常に高い「…

【前編】紀伊國屋の独走と「本屋を救え」という欺瞞 ――構造的限界を迎えた日本の書店

先日、紀伊國屋書店の2024年8月期決算が「3期連続の過去最高益」を達成したというニュースが流れた。書店不況、無書店自治体の増加、Amazonの席巻……。そんな暗いニュースばかりが目立つ業界において、なぜ紀伊國屋だけがこれほどまでに強いのか。 そこには、…

「農業」という名の福祉、あるいは「票」という名のゾンビ培養

玉川・鈴木対談に見た、日本農政とJAの絶望的な「甘さ」 先日の『羽鳥慎一モーニングショー』で行われた玉川徹氏と鈴木憲和農林水産大臣の対談。これを「鋭い追及」と見るか「予定調和の茶番」と見るかで、日本の農業に対する解像度が試される。はっきり言え…

「金利のある世界」の深層:12月利上げが突きつける日本経済の真実

2024年12月、日本銀行は追加の政策金利引き上げに踏み切りました。ついに動き出した金利は、私たちの家計や市場の心理を複雑に揺さぶっています。この変化の本質を、3つの視点から掘り下げてみます。 1. 為替の逆説:利上げでも「円安」が止まらない構造的懸…

2025年・世相を笑い飛ばす「令和狂歌」選

今年もいよいよ暮れていく。 振り返れば、右を向いても左を向いても、ため息の出るようなニュースばかり。だが、こんな世の中を真面目に嘆くだけでは身が持たない。 江戸の昔、庶民は権力者の横暴や社会の不条理を、五・七・五・七・七の「狂歌」に託して笑…

【機密解除】トランプ級戦艦「BBG-1 ディファイアント」徹底解剖:21世紀の超技術(オーパーツ)群

2025年、アメリカ海軍が発表した新型戦艦「トランプ級」。その一番艦「ディファイアント(USS Defiant)」のコンセプトは、かつての戦艦の再来ではなく、**「浮遊する巨大発電所兼、精密打撃センター」**です。 ミリタリー・SFファンの視点から、その革新的…

巨大戦艦の再臨か、あるいは空虚なレガシーか?トランプ級戦艦計画の全貌

2025年末、国際社会を揺るがす軍事構想が浮上しました。ドナルド・トランプ大統領が掲げた「トランプ級戦艦」の建造計画です。排水量3万トン超、計20〜30隻というこの規模は、第二次世界大戦以降、世界の海軍が歩んできた「ミサイルと航空戦力重視」の歴史を…

【欧州の正体:第3部】無謬性の神殿――「信賞必罰」なき統治と日本の暗雲

「信賞必罰」なき統治が招く無責任の連鎖 EUという組織では、失敗は常に「プロセスの調整」として処理されます。信賞必罰がない場所では、反省は生まれず、ただ「声の大きい方へ流れる」という朝令暮改が繰り返されます。しかし、この「責任なき暴走」は、決…

【欧州の正体:第2部】豹変する聖人君子――移民と農業に見る「独善」の果て

「人道」という名の巧言令色が剥がれる時 EUが世界に対して最も美しく、そして最も傲慢な「巧言令色」を振りまいたのは、移民・難民政策においてでしょう。「人権の守護者」を自認する欧州は、かつて苦境にある人々に対して「境界のない連帯」を説きました。…

【欧州の正体:第1部】理想という名の毒杯――環境・エネルギー政策に見る「朝令暮改」の系譜

理想を掲げる「巧言令色」の罠 かつて孔子は「言葉巧みで、表情をとりつくろっている者に、誠実な人間は少ない」という意味で**「巧言令色鮮なし仁」**と説きました。現代において、この言葉を最も体現しているのが欧州連合(EU)ではないでしょうか。 EUは…

Merry Christmas!

Merry Christmas!

『猩猩姫』 西遊記という「器」に注がれる異能の筆致

寺田克也の系譜を継ぐ、ippatu流・画力の正体 前項で触れた「劇薬」としての衝撃。その核にあるのは、やはりippatu氏の圧倒的な作画クオリティと、古典を再構築する構想力だ。ここでは、本作を形作る「表現の遺伝子」について、さらに深く踏み込んでみたい。…

【新連載】ヤンマガ『猩猩姫』が放つ「劇薬」の正体

ippatuという異能が、超絶画力で「西遊記」を再定義する 今週発売のヤングマガジンで、凄まじい熱量を放つ新連載が産声を上げた。前作『虎鶫(とらつぐみ)』で我々の度肝を抜いたippatu先生の最新作、**『猩猩姫(しょうじょうひめ)』**だ。 第1話を読み終…

第3部:沈まぬ空母の「標的」になる日——台湾有事シミュレーションと存立危機事態の正体

これまでアメリカの新たな世界戦略(NSS)と、日本に求められる「場所とリスク」の提供について述べてきた。完結編となる今回は、より具体的な「有事」のシナリオに踏み込む。私たちが「特定重要拠点」として差し出す全国の港湾や空港が、実際に戦火に包まれ…

第2部:不沈空母か、自立か——アジア二極管理時代に日本が払うべき「血の代償」

第2次トランプ政権のNSSは、アジアにおける「米中二極(G2)管理」という新たな現実を日本に突きつけている。 1. 「使われる側」としての日本とインド アジア戦略において、アメリカは中国を「打倒すべき敵」から「均衡を保つべきライバル」へとスライドさせ…

第1部:さらば「世界の警察官」——NSS 2025が宣告する、剥き出しの地政学

2025年12月、アメリカが発表した「国家安全保障戦略(NSS)」は、戦後80年続いた日米関係の「安全神話」を根底から覆す、冷徹な死亡診断書である。 1. 「価値観」の崩壊とリアリズムへの回帰 今回のNSSにおいて最も衝撃的なのは、これまでのアメリカが掲げて…

【付録】絶版書を救い出せ!知の遺産にアクセスする実践ガイド

「あの名作がどこにも売っていない」と嘆く前に、以下のステップを試してみてください。 STEP 1-1:国立国会図書館「個デジ」に登録する 現在、絶版書のデジタル閲覧において最も強力なのが、国立国会図書館の**「個人向けデジタル化資料送信サービス(個デ…