わたしの脳内でとある日に会議が行われた。
スーパー戦隊の歴史が50周年を迎えたばかりだというのに、途絶えるというのだ。
ただ、これに関して、わたしはまだ一縷の望みを託している。
え、誰にかって?
決まっている。
ゴジュウウルフにだ。(今季戦隊レッド)
ゴジュウジャーが面白すぎるのがいけないのだ
「さて今日の議題だが」
「うちの子はずうっと前から、テガソードグリーンがほしいと言っているんだ!よくわかっていないばあちゃんやおじにも頼む始末!早急になんとかされたし!」
「これ静粛に」
「なぜグリーンなのだ!?他にもレオンやティラノがいるだろう!?しばらく前はそっちもほしいとわめいていたぞ!どうする!?」
「わかっているよ。だいたいが、おもちゃというおもちゃは全部ほしいんだ。パウパトロールのときだって、無限にビークルをほしがったろう。キリがない。」
「いや、そうは言うが、せっかくの戦隊ブームだ。こうなることを望んでゴジュウジャーを見せたのだろう?その始末は自分でとるべきだ」
「何を言うか、お前だってわたしだろう!わたしだけが尻を拭かねばならんのはいかがなものか!?」
「宝くじでも当たったらいいんですけれどねえ。湯水のごとく金が湧いてくればいくらでも買ってやれるんだ」
「いやそれは教育上よろしくない。金さえあれば何でも買い与えるというのは、その子のためにならんぞ」
「じゃあどうするっていうんだ!?もう誕生日もクリスマスも近いのだぞ!?何を買ってやるというんだ?」
「いやそこはほら、年齢に応じた成長過程で必要なおもちゃを選んであげたいと思っているんだよ。そろそろレゴとかに手を出してもいい頃だ。保育園ではすでに触っているようだし」
「レゴ!?そんな高価なもの!だいいち、子どもが一番喜ぶものを買ってやらなくてどうする!?」
「なりきりおもちゃもなあ、買ってやってもいいんだが、鉄と同じでハマるのは一瞬だが、飽きるのも一瞬だ。ほかのおもちゃだってそうだったろう」
「知育玩具ね。まあレゴがそれに該当するかいささか疑問だが、長く遊んでくれるものを買ってやりたいのが親心だわな」
「そうそう。そうなんだよ。ただまあ、戦隊の歴史がこれで終わってしまうかも、と思うと、しばらくはゴジュウジャーのおもちゃで遊ぶのかな。とも思うわけよ」
「これで終わりってことはないだろう。どんな荒波だって、正義の名のもとに乗り越えていく。それがスーパー戦隊だ。仮面ライダーだってある。東映特撮はかたちを変えて続いていくのさ。きっとな」
「それは希望的観測だ。だいいち、ここから新たな戦隊(という名ではないかもしれない)にどうやってつなぐ?テレビで放映しないのなら、いったん休止を挟んでやるっていうのか?それこそ子どもが離れるぞ」
「そんなことをここで言い合っても仕方ないんだよ。買うのか、買わないのか?ここはそれを議論する場だ。ほら、ほかに有効な意見はないのか?」
「ゴジュウジャーの物語自体、ここからの展開は読めなくなってしまったからなあ。ただ、おもちゃ自体は最近発売のリョウテガソード。これで打ち止めじゃないか?これ以上のパワーアップは蛇足。そもそもおもちゃにも販売計画、製造計画というものがある。急な方針転換があったとて、何ヶ月も前から入念で緻密な計画のもとつくられるんだ。放送が終わってから売ったとてだろう」
「んなこたわかってんだよ。これ以上おもちゃが出ねえなら最強パワーアップを買って終いだ!それ以外にあるか?」
「いまウチが保有しているのが、テガソード本体にグーデバーン、リングはドンブラザーズと夏フェア付属特典のものだけだ。パワーアップパーツはオルカブースターのときも、ウルフデカリバーのときもねだられたろう?それに今回はテガソードは他の4人の装備換装で変化をつけられる。強化武器はすべてあわせると七種にものぼる。全部買ってやるつもりか?リョウテガソードだけ買うのはどうなんだ?」
「いや、そもそもリョウテガソードはゴジュウジャー5人全員の強化を担うことのできるすげえ強化武器で」
「一生終わらんぞこの会議」
脳内会議が終わらない。
もうしばらく悩みます。ブラックフライデーまでにはなんとかケリをつけたいもんだなあ。なあ、自分!〈了〉




