パンセ(みたいなものを目指して)

長年付き合ってきたGooブログからの引っ越しです 思いついたこと、日記風なもの、年相応の社会的なもの、市政のこと、音楽、サッカー、つまりはごった煮の内容です

「ケッヘル」(中山可穂著)は少女マンガみたい!

本屋さんへ行って本を選ぶのは何を基準にするのだろう
新聞広告、書評、本のタイトル、チラッと読んでみた印象?

自分は多分に本のタイトルから選ぶことが多いが
「ケッヘル」もそのひとつだった
ケッヘルとはご存知モーツアルトの作品を
整理した人の名前と番号のことで
生誕250年の今年を狙った出版社の企画なのだろうか

自分は中山可穂という人の作品を今まで呼んだことがなかったので
どんなジャンルの小説かわからなかったが
モーツアルトに関する雑学を織り交ぜたミステリーという分野だった

単行本で上下なのだが、たいして苦労もせずに読み終えることが出来た
二人の視点で話が進んでいき、後半になって話が重なり
謎は解明されるのだが、確かにストーリー展開はテンポ良く、
時々入ってくる映画のような台詞はそれなりなのだが
何故だか、漫画を連想してしまった
そうだ、小説というよりはストーリー系の漫画だ
しかも女性の書いた(当たり前だが)

「ケッヘル」を購入する時
同時にヘッセ全集の物語集4をあわせて求めたのだが、
ケッヘルに疲れたらヘッセの短いのを混ぜて読んだりしたのだが
不思議なのは印象が短いのにヘッセのほうが
心に残ることが多かった

書いてあること、というよりは行間からにじみ出る
トーンとか全体の印象はヘッセはやはり真面目だ

どちらかが優れているというのではない
それぞれの持ち味があって、その時その時の気分で
読みたい本は変わってくるだろう

ただ言えるのは、結局、本には作家の人間性
出てしまうのだろうということ
そして、年齢を重ねれば重ねるほど?
その人間性を感じてしまうようになるということ

しかし、最近は感動する本が少なくなってしまったな
自分が感性が鈍くなってしまったせいなのだろうか