
写真フォルダをぼーっとスクロールしていたら、
ふいに見覚えのあるような、ないような一枚が出てきました。
小さなお地蔵さんと、足元にふわっと積もった紅葉。よく見ると、
お地蔵さんが竹ぼうきを持って、まるで落ち葉をお掃除している最中みたい。
思わず「お仕事中すみません」って声をかけたくなるような、
そんな可愛らしい光景。
ただ問題は……どこで撮ったのかまったく思い出せないということ。
季節は間違いなく秋で、空気はちょっと冷たくて、周りは静かで、
たぶん神社かお寺のはず。でも、名前も場所も完全に記憶の彼方。
写真を撮った時は「いい感じ!ブログに使お〜」くらいの軽い気持ちだったのに、
肝心の場所はすっかり頭から抜け落ちていました。
でも写真って不思議で、場所を忘れても、
その時の空気や気持ちだけはちゃんと残っているんですよね。
このお地蔵さんを見つけた時も、なんとなく心がほっとして、
「ああ、秋っていいなぁ」なんてしみじみしたことだけは覚えています。
紅葉ってただ散ってるだけなのに、どうしてこうも絵になるんでしょう。
しばらく写真を眺めていたら、「このお地蔵さん、たぶん掃除好きなんだろうな…」
なんて勝手に妄想が広がって、ちょっとクスッとしました。
もし人の気配が消えたあと、
ひとりでせっせと落ち葉を集めていたら可愛いなぁ、とか。
結局のところ、最初からどこで撮った写真なのかすら分かっていなかった説が
濃厚になってきました。
まぁそんなわけで、場所不明のままブログに載せることにしました。
記憶は曖昧でも、写真がかわいければすべて良し。
お地蔵さん、またどこかで会えたら、
その時はちゃんと場所をメモしておきます。
…たぶん。













