関西駅巡り25秋-紀伊半島編(24) 紀勢本線 紀伊由良駅 ~入り江の港町から少し離れた"きのくに型駅舎"~
箕島駅から紀勢本線の御坊行きに乗車しました。
列車はまず有田川を遡って内陸側に入り込むと、川を渡って藤並駅に停車。その辺りから南下再開。広川ビーチ駅の先のリアス式海岸をトンネルでショートカットしていくと・・・
終点の御坊駅に到着です。2番線の到着。ここで乗り継ぎですが・・・
御坊駅では紀伊田辺行きに乗り継ぎたいのですが、1時間待ちとなります。そこで時刻表を確認したところ、その前に当駅止まりの上り列車がもう1本あることがわかりました。しかも、ここまで乗車してきた列車が11分後に折り返すようです。これに乗車すれば、1時間の間に少し戻ってひと駅稼げそうですね~。
ということで、再び同じ編成に乗車して折り返すことにしました。今回は4連先頭のクモハ225-5013に乗車。
さて、下車候補は次の上り列車で折り返せる紀伊内原駅か紀伊由良駅となります。
今回は2駅戻って紀伊由良駅で下車することにしました。
1番線の到着。よくよく考えたら、御坊駅まで行かずに紀伊内原駅で折り返せましたね(微)
紀伊由良駅は和歌山県日高郡由良町里にある紀勢本線の無人駅。「由良駅」といえば鳥取や北京都など西日本にいくつかありますね。
当駅は入り江の良港がある由良町の代表駅となりますが、駅は町役場のある由良の中心市街地からは由良川を遡った内陸側にあります。この辺りの線路はリアス式海岸をトンネルでショートカットしていく区間で、港のある市街地まで立ち寄ることはなかったようです。その代わり、貨物支線が当駅から分岐して港にあった由良内駅まで伸びていたそうです。かつての港には貯炭場や軍関連施設などもあって貨物輸送も賑わっていたようですね。
駅の開業は紀勢西線が紀伊湯浅駅から当駅まで延伸開業した1928(昭和3)年10月のことで、1929(昭和4)年4月には当駅から御坊駅まで延伸。それと同時に由良内駅までの貨物支線が開通したそうです。貨物支線のほうは1968(昭和43)年6月に廃止されています。
名所案内を覗くと・・・「白崎海岸」は駅からずっと西、「衣奈海岸」はずっと北。
どちらもちょっと遠いですね。上述のように駅がそもそも海から遠いのです。
駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線で西から1~3番。駅舎は単式1番ホームの西側に面しており、ホーム間は新宮方の跨線橋で連絡しています。
1番ホーム北側の和歌山方からの様子。
線路は左(西)から下り本線の1番と中線の2番。上屋がなくオープンな印象。
振り返って和歌山方面。下り和歌山行きを見送ります。この先線路は由良川をしばらく遡ると、「由良トンネル」で山を貫き「西広海岸」のある広川町に出ます。
上画像の左奥からホーム裏に伸びている貨物側線跡は、保線用車両の留置線となっています。
1番ホームの駅舎付近。奥に見える跨線橋は屋根の無いタイプ♪ 上がってみましょう。
跨線橋からみた和歌山方面。
線路は一番右(東)が上り本線の3番。中線の2番は上下待避線で、特急待避に使われるそうです。
振り返って南側の新宮方面。この先、由良川を下っていくと港のある市街地に出れますが、線路は途中で逸れると「小法師トンネル」で山を貫いて日高町や御坊市に出ます。
配線は前回の箕島駅と同じように、中線の2番がY字に別れてそれぞれ上下本線に合流していきます。和歌山方も同様。
また、かつての貨物支線はこの先で右に分岐していたそうです。その意味で注目は線路の右奥の方なのですが、跨線橋からだと分岐点はよくわかりませんね。地図を見たところだと、左カーブしていく本線に対して支線は直進。その先は県道23号御坊湯浅線に転用されたのではないかと予想されます。23号が海に突き当たる付近に由良内駅があったと思われます。
2,3番ホームから見た駅舎。一旦出場してみます。
駅舎内の様子。終日無人化は2021(令和3)年6月のことだそうです。
駅舎外観。1928(昭和3)年の開業時からの木造駅舎。このタイプの昭和初期の木造駅舎は紀勢本線によくみられると思っています。これを"きのくに型駅舎"と勝手に命名^^;
「中紀河南」と表示されたタクシーが客待ち中。町までの移動需要がありそうです。駅前には「タクシー・バス待合所」なるものもあります。珍しい気がしますが、バスと同グループのタクシー会社の営業所なんでしょうね? バス停からは中紀バスが運行している路線バスが出ていて、白崎や衣奈などにも行くようです。
滞在11分ほど・・・3番線に御坊行きがやってきました。これに乗車します。
短い時間の割には色々と撮影できたと思います^^
乗車車両は4連先頭クハ222-102。再びトンネルを抜けて御坊駅に戻ります。




















