12月21日土曜日、天気は雪が降ったり止んだりで、気温も上がらず終日マイナスの真冬日の天候となっています。道北や道央に比べると雪の量は大したことはなく、それほど積もる心配はないですが道路が凍結してアイスバーンになるのが怖い。

さて、秋の旅は前回は最上川の中流域で、江戸時代の俳人松尾芭蕉が船に乗って下った地である庄内市本合海(もとあいかい)を紹介しました。
そこから南へ5㎞の地にある大蔵村へ。村役場の駐車場に車を停めて村内を散策。役場のすぐ前で発見した建物は、何やら歴史的な建造物みたいな感じがします。それって、長年旅してきた臭覚みたいなもので、何かがあるな!とピンと来たのです。
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大きな扉の横に説明板があって、その横には衆議院選挙のポスターがあったけど、ここの選挙区は3人立候補していたんですね。
入り口の上には所有者の家紋と横には「本陣跡」と書かれた表札。奥の庭はかなり広い。
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説明板には「藩政期の清水町本陣と小屋家」とあります。大蔵村の以前の地名は清水。次回でお伝えしますが清水城跡を訪ねますが、多分合併して大蔵村へと名を変えたのでしょうね。
本陣とは、江戸時代の参勤交代の時の宿駅で、今風に言うなら道の駅+ホテル+レストラン、って感じですか。北海道では昭和の初めまであった「駅逓」みたいな存在です。
小屋とは、ここ清水集落の村長さん的な存在で、庄屋さんか大商人だった家です。
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よく読むと、ここより北の藩である津軽藩や秋田藩、亀田藩、本庄藩などのお殿様一行が参勤交代で江戸へ向かう途中、ここでお休みして宿泊したり食事を取ったりした建物なのです。
とりわけ江戸からの帰り道では、最上川の本合海で船に乗るためここで宿泊して1里と少し歩いて船乗り場へ、とちょうど良い場所だったのでしょう。
ここの部屋数は広間のような22畳半以下の部屋が8室もあって、百数十人が宿泊出来たとか。湯殿、つまりお風呂も3か所、雪隠はトイレのことですが4か所もあって、参勤交代時のお殿様と部下たち一行がお休みするのは最適な場所だったのでしょう。
マンホールには「おおくら」の文字とキジみたいな鳥の絵。
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もう一つのマンホールには、アヤメだろうか?花が描かれています。
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周辺を散策していたら、「花羽陽(はなうよう)」と書かれた大きな暖簾みたいなものがあって、創業1593年とありますよ。1593年といったら、安土桃山時代で豊臣秀吉が摂政関白として天下を握っていた時代で、前年の1592年には朝鮮半島へ侵攻した文禄の役があった、そんな時代に開業したお店です。
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その横には、「花羽陽」株式会社小屋酒造 とあります。小屋家は江戸時代の本陣を営んでいた理由には、ここの地区で酒造業を営む大商人だったからなのです。調べてみると、山形県最古の酒造で、430年余り、26代にわたり続けてきた酒造りです。
そして米沢藩の上杉家の請負をしていたとか。さらに地元新庄藩の戸沢家はもちろんのこと、庄内藩の酒井家秋田藩の佐竹家らそうそうたる大名たち、お殿様たちが小屋家の酒を飲んでいたとか。
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ぐるっと一周して見たらこちらは工場でしょうね、大きな建物がありました。
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ということで、大蔵村の本来の目的地は次々回で紹介する肘折温泉でしたが、その前に立ち寄った村役場の近くにあった本陣跡と小屋酒造にとても興味深いものを発見したのでした。

次回は、ここ大蔵村で地図を見たら「清水城跡」の文字を発見。清水集落に本陣跡と小屋酒造があったので、城もあったのか!と思わず行ってみよう、と地図を読みながらナビを見て行きました。

では、また次回にお会いできるのを楽しみにしております。

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