新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年は、地元で愛される共同浴場にたくさん浸かることができ、改めて温泉のすばらしさを再認識することができました。多くの共同浴場には「入浴者心得」のような看板が掲げられ、高い所から入浴者を律していました。

じっくり読むと、「みんなで愛すべき温泉を大事に大事に守りながら恩恵にあずかっていこう」という「本気」が伝わってきます。
「湯に入る時は不潔な所を洗い落とすこと」
そう、不潔な所を洗い落とすのです!
「お湯は絶対に汲取らぬ事。但しお産の場合はその限りにあらず」
すごいですね。それほど古い看板のようには見えませんが、自宅でお産をし、ここからお湯を汲んで行ったのでしょうか。重曹成分の強い真っ黒なモール温泉でしたが、この真っ黒な温泉の産湯に浸かったのでしょうか。
「浴場を子供の遊び場にしない。子供を持つ親はお互いに注意すること」
「お互いに注意し合える」共同浴場のような場でこそ地域の教育力が発揮されてきたのでしょう。こういったコミュニティーの中でのしつけは大切ですね。今の世の中で大きく欠けていることのような気がします。

「十二才以上の男女は混浴しないこと」
混浴してはいけません!最近は子どもの異性の浴室での入浴が許可される年齢もだんだん低くなっているようですね。
「浴槽内にて石鹸、糠、洗粉等を使わないこと」
それにしても浴槽内で「糠(ぬか)」「洗粉(あらいこ)」を使わないって、今ではあまり想像がつきませんね。私は洗粉(あらいこ)という言葉をこの看板で初めて知りました。
「浴槽内にて義歯を洗はぬこと」
そんな輩がいらっしゃったから、このような注意が促されているのですね。
最後に、この看板、かなり古い物とは言え、「精神病者」が入浴お断りとなっているのはいたたまれません。

ここは、混浴禁止が7才以上に引き下げられています。そして、この温泉もまた浴槽内にて石鹸、糠(ぬか)、洗粉(あらいこ)等を使用してはいけないと明記されていますね。糠とか洗粉というのはそんなにメジャーなものだったのでしょうか。
とにかく、共同浴場は本当に大切な場であったからこそ、みんなで大切に守ったのですね!
★いつまでも温泉が庶民のものでありますように!
★そして、富裕層のためのものになりませんように!
私も「入浴の心得」を遵守して温泉の恩恵にあずかる所存でございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


































