
クラフト染料の緑・グレー系4色(緑・若草・モスグリーン・鼠)の色見本を紹介します。
メインでもサブでも使える万能な緑系、そして“ここぞ”で力を発揮するグレーを、原色・希釈・エアブラシで染め比べました。革花づくりやレザークラフトなどで革染めの参考にしてください。
今回の色見本の前提条件
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使用染料:クラフト染料(水性)…緑系3色、鼠1色
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使用革:タンニンなめし革(ヌメ革)
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染め方:
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染料にそのまま原色で“浸して”染めたもの
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水で1:1/1:2に希釈して浸したもの
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エアブラシによるグラデーション染め(原色使用)
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仕上げ加工:なし(オイル・トップコート等未使用)
※評価の見方:
◎…とても良い/おすすめ
○…良い/問題なく使える
△…やや注意が必要/コツがいる
緑系クラフト染料の色見本(若草・緑・オリーブ)・鼠(グレー)
◆ クラフト染料【20 若草】

発色:◎|水での希釈:◎|エアブラシ:◎
とてもきれいで鮮やかな緑色。若草色という名前がぴったりな春を感じさせるような色合いです。
原色のまま染めると、カエルをイメージさせる色合いになるのですが(笑)水で薄めると驚きのライムグリーンに変化!何とも言えない美しい色になります。くすみにくい色なので、メインカラーにも◎。
他の色との相性もよく、混色にも向いています。
彩度・明度ともに高いので、筆染めだと革に色が入りにくいかもしれません。しっかり染めたい場合は、浸して染めるのがおすすめです。
エアブラシで染めると、この色の魅力が引き立つので、ぜひ試してみてほしい!
◆ クラフト染料【21 緑】の特徴と使い方

発色:◎|水での希釈:〇|エアブラシ:〇
クリスマスカラーを彷彿させる、鮮やかな緑色。パッと目引く色。
革小物でよく見かける鮮やかな緑色に似たような、はっきりした色合いになります。
水で薄めても、くすみにくい色で、混色しても合わせる色の邪魔をしにくいので使いやすいです。
革花には原色で使うことはあまりありませんでしたが、なくてはならない色。葉っぱの色などで使うときは、青みがかった緑色は工夫が必要です。このままの色で染めると「作り物感」が出てしまうので、どんな色と組み合わせるか試行錯誤してみてください。
この色は、どんな時に、どんな箇所で使うのか?どう使えば、この色が引き立つのか?難しい色なので、ぜひいろいろ試してみてくださいね!がんばれ!(#^.^#)!
◆ クラフト染料【22 オリーブ】の特徴と使い方

発色:◎|水での希釈:〇|エアブラシ:〇
落ち着いた色合いの大人っぽい色。くすみのある色ですが、色合いの美しさが引き立つので原色使いも素敵。水で薄めても色合いが変化しにくく使いやすいです。
陰影をつけるときなども、色なじみがよく、他の色を邪魔しません。
革花を作るときの下地の色としても重宝します。単色使いで濃淡だけでも陰影がつけやすいカラーなので、エアブラシの練習色としてもおすすめ。
鼠(グレー)クラフト染料の色見本
◆ クラフト染料【23 鼠(グレー)】の特徴と使い方

発色:〇|水での希釈:△|エアブラシ:△
画像よりずっと明るいグレーで、青みを感じる色合い。
くすみが強い色なので、原色でメインカラーで使うには工夫が必要。グレーは陰影にもあまり使わない色ですが、サブ的な色合いとして使うのは〇。
水多めで薄めて使うと、曇り空の色になります。これはこれで、また違った用途に使えるので、染める場所に意味を持って使うと、ピタッと色合いを決めてくれます。
明度が低いため、混色をするとどうしてもこの色が主張してしまい、くすんだ色になるので、注意が必要。もちろん、用途はあるのですが、出番は少なめ。
緑系クラフト染料の発色比較と使い方の違い

緑系のクラフト染料は、メインでもサブでも使える万能な色がそろっています。
原色でも水で薄めても陰影づくりでも重宝するので、革花はもちろん、革の染色やレザークラフト作品にも幅広く役立ちます。
さらに、出番が少なめの鼠(グレー)も、視点を変えれば“ここぞ”という場面で輝くピンチヒッター。どこで生かせるかを考えることで、表現の幅が広がり、技術も一歩進みます。ぜひチャレンジしてみてください。
※クラフト染料は、品番は共通ですが販売価格はショップにより異なります。ご購入の際は、ご自身で比較・確認のうえご検討ください。
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※2025年10月に内容を更新しました。