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イベントドリブントレード入門 価格変動の要因分析から導く出口戦略 | 羽根英樹 (著) | 2025年書評110

投資の手法は様々ありますが市場にある歪を探し出しそこにベットする投資手法としてイベントドリブントレードなるものがあります。

最近ではインデックス投資が大きく知られ、その成績の良さからも投資初心者から幅広い人まで資金を投じています。インデックスの投資信託は命じられていることにインデックス指数と同じ値動きをすることがあり、意図的に利益を狙ったり逆には損切りをしたりということではなく連動させることこそがルールです。

分かりやすいものですと、日経平均に採用・除外される銘柄が発生するとそれに応じて売買が必要とされるために、こういった銘柄を先回り予想して買うなどが手法です。オルカンやSP500に代表されるインデックス投資への資金流入は増すばかりであるために影響も大きくなってくるのでしょうか。

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羽根秀樹さんはそんな市場の歪を様々な所で見つけ出し投資していくことで本書に幅広いアイデアが掲載されています。

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📒 Summary + Notes | まとめノート

インデックス指数

前置きでも触れましたがインデックス・ファンドは指数に連動することを目的とした銘柄を持ちます。日経225は値がさ株の影響度が多く日経平均寄与度に大きな偏りが生じています。

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日経平均は毎年4月と10月に入れ替えが予定されており各メディアで予想合戦があります。

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その他もTOPIXMSCI、プライム・スタンダードへの移行などもきっかけとして注目される所です。同様のことはアクティブファンドでも言えます。テーマを持ったアクティブファンドなどが新規で発売される際、また最近では井村さんの行うファンドの銘柄を後追いするなども見られます。

公募増資

増資が行われると一株あたりの収益が下がりいわゆる希釈化が起こります。一昔まえはこういった増資の情報が伝わりインサイダーとして取引(空売り)されていたようです。

公募増資は中止になることもありそうすると株価がな下がり前の価格へと戻ることもあります。類似したイベントには大株主の売り出しなども値動きを変化させる材料となります。

TOB(公開買付)

TOBMBOは最近より注目されているイベントです。というのも親子上場に対して東証がコメントしたことにより親子上場解消の動きなども含め非上場化する動きがよく見られます。最近では豊田自動織機のケースなど話題となりました。

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株式を買い取っていく際にはスクイーズアウトと呼ばれる対価を支払って追い出していくことも行われるためTOB価格に納得の行かない場合は訴訟を行うケースなどもあるようです。

株主優待

QUOカードやギフトカード、また商品などの株主優待は日本市場への投資でリターンがあるメリットです。桐谷さんなど優待投資として有名です。一方で海外の投資家にはメリットが無いために外国人投資家からすると不満制度と言えます。

企業側として株主優待を設置するメリットには個人投資家の呼び込みなどがあるでしょう。株主優待は権利日に所有していること、また最近では1年以上保有などの条件も増えてきています。一時期クロス取引と呼ばれる優待日に現物の所有と空売りを行いリスクなく優待のみもらい一晩だけ株式を保有する手法も話題です。

株主優待銘柄に参加する投資家は殆どが個人であり、銘柄によって特徴的な動きをします。銘柄毎に特徴があるのですが、羽根さんの分析では数カ月前に購入し権利日5日前などに売るという方法がバランス良いようです。

株主優待は廃止・実施による影響もあります。REVOLUTIONは株主優待を発表しましたが一度も実施することなく廃止したことも最近ではニュースになりました。

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その他

IPO、スポーツイベント、事件・事故、アノマリー、インフルエンザ流行、といろいろなアイデアが紹介されています。

著者がおすすめしていることにトレード日誌を書くことで記録をすること、情報交換を他の投資家とすることなど挙げられています。書籍や証券会社のレポート、概述論文や「証券アナリストジャーナル」、証券図書館や国会図書館なども良い情報発見場所です。

本書最後の方に、相場に予想は捨てるという話はまさにそうだと思えるもので、結局予想しても当たることもあれば当たらないこともあり、しても仕方が無いことです。基本的には相場は需給で動くためその時々で投資家の相場感というものも需給に現れます。

売買べからず集

  • 資金に対してポジションは大きすぎてはいけない
  • 説明のつかないポジションは持ったままにしてはいけない
  • 思いつきでトレードしない
  • 誤発注のポジションは保持しない
  • 相場は自分の都合に合わせてくれない
  • 意地商いをしてはいけない
  • 投資とトレードを一緒にしてはいけない
  • 銘柄に惚れ込んではいけない
  • トレードの結果をいつまでも引きずってはいけない
  • 無計画なナンピンをしてはいけない
  • 休まないでトレードし続けてはいけない
  • 家族に内緒でトレードしてはいけない
  • 大逆転に賭けてはいけない
  • 社会正義をトレードに持ち込んではいけない
  • 自分のポジションを公開してはいけない
  • 他人に安易に売買の相談をしない
  • 相場感の議論はしない
  • アナリストやエコノミストの言葉をうのみにしない
  • 銘柄を教えてもらうことは相場の勉強とは言わない
  • 一度にあれこれ手を出さない
  • 相場の損失を他人のせいにしてはいけない
  • ニュースに振り回されてはいけない

需給を動かす要因

  1. 必ず売買しなければならない投資家の存在
  2. 売買する人の心理の変化
  3. 規制やルールなど制度が需給を歪ませる

感想

市場の歪を見つけ出してそこにベットするイベントドリブントレードに関する本でした。SNSでよく見かける好きな投資家に駄犬さんという方がいるのですがその方は決算前後での投資プレイで大きくリターンを得ています。

daken.hatenablog.jp

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開示などを見る方法とは全く異なる手法でデータ分析からアイデアを見ていく方法としてはUKIさんの分析などとても面白いものでした。

ohtanao.hatenablog.com

投資アイデアを探していくのは地道な作業ですが色々と勉強していけたらと思います。

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📚 Relating Books | 関連本・Web

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